ハブボルト交換

フロントアッパーアームをイケヤフォーミュラの-15mmに交換してからホイールが少し引っ込んでしまったのでスペーサーで調整することにしました。
スペーサーを使用するためハブボルトもロングハブボルト(10mmロング)に交換です。
ハブボルトはKYO-EI製を、スペーサーはサーキットでも使用するので汎用品は避け、PCD、ハブ径専用設計で5穴の佐藤精機のアジャストスペーサー(7mm)を購入しました。
なお日産はフロントとリアでスプライン径が違うので注意が必要です(フロント14.3mm、リア13mm)。

まずはキャリパーとローターを外し、ハブボルトにCRC等の潤滑油を染み込ませておきます。

ハブボルトはハブ裏側の遮熱板が一部カットしてある部分から引き抜きます。

要らないホイールナットをハブボルトにつけ、ハンマーで叩いて抜きます。
数回叩くと抜けました。
本来はタイロッドエンドリムーバーで外すようです。

ホイールナットは地元のオートバックスで1個150円で購入できました。
自分は1つしか買いませんでしたが、ハンマーで叩く際、ネジ山等が変形する恐れもあるので数個用意しておく方がいいと思います。

新旧比較。
16万キロ未交換の純正ハブボルト。
お勤めお疲れ様でしたm(__)m

ハブボルトの圧入はワッシャーとナットを使用します。
ボルトにワッシャー数枚を噛まし、ナットがネジ山の奥まで行かないようにします。
ボルトとハブのスプライン溝を合わせて締め込んで行きます。
この時、長い棒等を使ってハブの回り止めをする必要があります。

インパクトを使う方法もありますが、慣れない最初の方はトルクレンチを使用して締め込んで行きました。
作業に慣れた後半は締め付けトルクに注意してインパクトを使用しました。

左フロントの交換完了です。
万が一を考えてと回り止めをハブボルトに引っ掛けるため、一気にハブボルトを抜かずに1本づつ交換します。

ローターとキャリパーを元に戻して完成です。
スペーサーも高いだけあり素晴らしい精度でがたつきもなくピッタリ装着できました。
素晴らしい商品だと思います。

初めての作業だったので、慎重にやった結果、作業準備からここまでで約1時間半が経過f(^_^;
要領を掴んだのとインパクトを使用したので右側は30分もかかりませんでした。
交換後しばらくの間は、小まめにホイールナットの緩みが無いかチェックが必要です。

スペーサーの使用は賛美両論ありますが、精度と耐久性の高い商品を正しい取り付け方法で使用すれば、ホイールのツライチ調整もできますし、トレッド幅の拡大によるコーナリング性能のアップも期待出来ますし、チューニングの微調整のパーツとしてはありかなと今回思いました。
しばらくは小まめにチェックを行い様子を見ていきたいと思います。


交換時走行距離：164,962km