目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
2015年4月19日から開始したオーリスのAピラーを加工しての取り付けはなかなか難航し、6月7日にようやく最終作業を終えました。
今回はダッシュの上にツイーター(TW)をポン置きではなくAピラーを加工して本格的な取り付けにチャレンジしました。
ダッシュの上での設置ではオーリスのダッシュが広大なため音の軸線上にステアリングやメーターフードなどが邪魔してしまいよいポジションがなかったことも原因の1つです。
まずはピラーの加工に先立ち、JBLのTWを固定するバッフルリングの作成です。
当初はフィンランドバーチ材あたりでバッフルリングが作れれば御の字だな~と思っていましたが、テストのMDFが成功し、バーチ材、予想外にアピトン積層合板でも作成に成功しました。
電動ドリルに自在錐を使用しています。
リング内径はTWの外径である38mm、外径は58mm前後で作成。
2
アピトン積層合板でのリングが作成できたことで俄然意欲が増しました。
弱冠リングが垂直に切れてないこともあり、サンドペーパーで形を整えます。
ペーパーでの磨き上げが完了後に、MIDのインナーバッフルでも登場したウレタン塗料、木固めエースをMIDのインナーバッフルでは3回塗装しましたが、専用シンナーの残量もなかったため1回塗りで完了。
3
次にAピラーに左右対称にリングを取り付ける穴を開けます。
厚紙で直径60mmの円を作り、それをマジックでAピラーに左右で位置が一緒になるように慎重に転写します。
切り出しはよく切れるカッターでやりました。
オーリスのAピラーは割りと柔らかいプラスチックで助かりました。
写真はバッフルリングの取り付け位置を決めるために作成した治具です。
直径約60mmのMDFの中央ににタバコ型のレーザーポインターを差し金を使って垂直に差し込みホットボンドで固定。
この治具をバッフルリングに水平に仮止めし、ポインターを点灯することでどこに音軸が向かっているか視覚的にわかるようにします。
Aピラーには当初バッフルリングに合わせて円形に穴を開けていましたが、治具を付ける関係でそれではバッフルリングに目的とする角度をつけれなかったので、涙型にピラーを追加切削しました。
4
今回のTWの軸は運転席、助手席のヘッドレストのちょうど真ん中としました。
運転席、助手席のどちらで音楽を聴いても大体同じ条件で聞こえることを大事にしました。
オーリスは奥さんの車なのでシートの位置も背の低い奥さんに合わせるためにできるだけ前にしています。
音の交差点をどこにするかはいろいろなアプローチがあるようです。
運転席に合わせる、ルームミラーで交差させる、音場を広げるために交差させずにほぼウインドーガラスに水平になるくらい角度を付けるなど雑誌でもいろいろありました。
写真のように目標とした投影ポイントになったところでバッフルリングを瞬間接着剤シアノンで接着。
強固に固定できます。
5
固定位置が決まったら慎重にAピラーを外して、パテ盛りに備えてバッフルリングとAピラーを割り箸でつなぎます。
箸はちょっとだけこだわって白樺の割り箸です。
瞬間接着剤シアノンを使って隙間なく埋めて、その後リングの丸みに合わせてサンドペーパーで丸みを出しています。
6
いよいよパテ盛り。
パテは、サウンドプロさんお勧めの中部化研工業のポリパテ、ポリラックKA2色を使用しました。
硬化が早く、固まれば80番のサンドペーパーでガシガシ削れるのがいいです。
匂いはめっちゃ臭いです。木質系の色です。
多少巣穴が残ってしまいましたが、生地を貼るのでよしとしました。
7
生地は、シンコール社のラパス2、黒を選びました。
ラパス2は自動車規格にて難燃性の適合があるそうです。
AUTOMAX izumiさんの生地と迷ったのですが、こちらの国産の生地に惹かれました。
ただ、izumiさんの生地と違いどの方向でもあまり伸びませんので注意が必要です。
今回はどうがんばってもバッフルリングの頂点付近のシワをなくすことができませんでした。
ラパス2は接着シートタイプではありませんので、スプレーのりは写真の3Mのニューダクトスプレーを使用しました。
ホームセンターで売っている3Mのスプレーのりでは高温にさらされる車内で長期間維持できるか不安でした。
ちょうどネットで調べていたときにオスカーパーツさんがこのスプレーのりを販売していたので採用。
生地の裏一面とAピラーにも均一に拭き上げ、少し時間を空けてから生地貼りをしました。
コニシのG17なんかと違い、接着させても剥がすことができて貼り合わせに苦労する作業には向いていると思いました。
ただ、接着力がすごい強いわけではないようで、生地貼り後に難しい曲面の部分では生地が浮いてきてしまっています。
なお、生地を貼る前にAピラー全面に120番程度のサンドペーパーで接着力をあげるためにペーパー掛けしています。
生地を回し込む裏面の端っこも同様です。
ブレーキクリーナーで全面脱脂してからのりを吹いています。
ピラー裏の生地の回り込み部分にはコニシG17で接着しました。
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