ステアリング連結部注油②
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ステアリング奥に注油する箇所はないか調べるために、ステアリングを取り外します。
まずはエアバッグからですが、検索したところ、誤作動を起こさないためにバッテリーの端子を外して10分以上経過するのを待ちます。待つのは苦手なので、先に外し、その間、ステアリングカバーを外しました。
エアバッグのボルトは、こんな形をしています。
2
私はこれを使いました。SIGNETのビットセットに入っていたビットラチェットです。左右1カ所ずつ留まっているので外します。思ったよりかたいです。
3
手前に外すと、プラスチックのピンにはまっていたエアバッグがスポッと抜けます。
黄色いカプラーを抜かないと分離できないため、写真に載っているカプラーを外します。
これはプラスチックのブラケットにはまっているので、スポッと抜いた後の様子です。
センターボルトがすでに外れた状態の写真になっていますが、本当ならこの段階ではセンターボルトが留まっています。
このボルトを抜くために、エアバッグを外す前の段階でステアリングロックをかけました。ちょうど真ん中の部分で留まってくれなかったため、このように傾いた状態になっています。
4
カプラーがどうはまっているか色々やっているうちに、むき出しになった反対側を引っこ抜く、ということがわかりました。
5
今、押し込んでいるところです。反対側の細い方がむき出しになっているのがわかると思います。そちらを引っこ抜きます。
6
で、さっきの写真と同じものですが、中心が14mmのボルトで留まっているので、トルクレンチを使って緩めました。ちなみに、調べてみると締め付けトルクは3.0kgfでした。締め付けるときはきちんとトルクを守ることが重要ですね。
その次が問題でした。いろんな方がやってらっしゃるのを参考にさせてもらうと、ステアリングを手前に引っ張れば抜ける、とのことでしたが、
抜けない!!
サビが所々見られるところから、どうやら固着してしまっているようです。
赤丸部分が歯車になっていたので、その隙間にラスペネを、ボルトの穴に入らないようウエスを当てながら慎重に吹きかけました。
30分後、座席を一番前に寄せ、ステアリングの両端を持ち、左右に振りながら手前に力一杯引っ張ると
バキン!
と音をたてて、なんとか外れてくれました。
ちなみに、引っ張る前にセンターボルトを少し締め付けました。もし締め付けてなかったら、完全に顔面を直撃していたと思います。
7
取り外した位置がどの位置にあったかを確認し、そこが動かないように指でおさえながら奥を確認します。
すると、写真のように、ステアリングがはまっていたギアの奥の隙間に、ベアリングのようなものが見えました。
丸で囲んでいるのはベアリングのボールの部分でしょうか。(丸以外にも見えていましたが、写真に撮れませんでした)
ステアリングがはまっていた歯車やその周りにサビがみられたことから、このベアリングらしいものも油ぎれしていても不思議ではないなと思って、VGグリスを思いっきり吹きかけました。
吹きかけたら取り外した逆の作業で組み付けます。
8
ステアリングを戻す時に気づいたのですが、よく緑丸の矢印がずれないようにできるだけさわらないようにと言われる部分の他に、よく見ると奥にプラスチックの赤丸部分に爪のようなものがあました。この部分も矢印方向と同じ向きにあってないとだめなのではないかと思い、緑丸の矢印の向きに合わせてステアリングを取り付けました。
結果、センターは狂わずに済みました。
センターのボルト締め付けは3.0kgfですが、3.2kgfで締め付けました。
組み付け終わった後から数日たっていますが、2日目ぐらいから「キュッキュッ」という音は9割方消えました。少しなることもありますが、20回中、1回程度。ほとんど気にはなりません。
いずれにせよ、今回の作業でステアリング自体も軽くなりました。JB1は電動パワステですが、モーターにかかる負担も減ったのではないか、と思いました。
注油は定期的にしていこうと思います。
追加記録:数日経って、再発しました。今度はステアリングブーツの交換に合わせて内部に注油していきたいと思います。
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