ブログの記事は前後するけど、先週の土曜日プレッソのラストランを兼ねたドライブに行ってきた。車乗り換えるとしばらくETCも使えないし、どこか遠出をしようと前々より妻と話しはしていた。
行き先は善光寺。善光寺というと今年は7年に一度の本尊ご開帳の年でもある。多少は興味もあったので行ってみようと言うことになった。車のラストランにしては横浜から長野までの往復はかなりの長距離だ。
ルートは16号経由で八王子→あきる野→(圏央道)→(関越道)→(上信越道)→長野とわりと簡単。距離はかなり。しかしご開帳時の長野にのこのこと、それも週末に車で出かけたら渋滞死は必至なので上信越道の小布施PAにあるスマートICを利用。厳密に言えばスマートICゲート手前にある駐車場に車を駐め、歩いて隣にある道の駅へ行く。小布施の道の駅からは善光寺行きのシャトルバスが出ているのでそれを利用して渋滞に巻き込まれることなく長野へ行こうという考えだ。これは見事に的中。というのも上信越道の長野ICとその一つ先の須玉長野ICはどちらも下りる車で1キロ以上の渋滞がすでにできあがっていた。
さて、善光寺だが予想をしていた以上のものすごい人、人、人。初詣の時の川崎大師だの鶴岡八幡宮を思い出してしまうような人だ。それだけご開帳は有り難いのだろう。このご開帳のことをもうちょっとだけ詳しく書けば善光寺のご本尊である秘仏(弥勒三尊菩薩)の前立本尊が開帳になる。ご本尊は絶対秘仏で誰も見られない。この前立本尊でさえも7年に1度のご開帳でしかお姿を見ることができない。さらにご開帳の時期には回向柱(えこうばしら)が本堂の前に立てられる。この柱は前立本尊とつながっており、触れることで御利益が得られると言われている。そしてその行列が延々と続き山門を越えその手前にある大門にまで届きそうな勢い。行列待ち2時間というのだからすごい。
この回向柱の行列もすごいが、本堂の内陣参拝(実際に前立本尊を参拝する)に1時間半の行列。さらに内陣参拝にはご戒壇めぐり(本堂の下の真っ暗な通路をくぐり抜ける)もあり、そちらも1時間強待ち。この3点セットで一日が終わる勢いだ。それでもせっかく来たのだからとまずは内陣参拝から始める。行列の最後尾に着いてから待つこと延々と1時間半、ようやく前立本尊のお姿が見える。ありがたやと手を合わせて次はご戒壇めぐりの行列に並ぶ。とにかくものすごい人混みでこの状況下では誰が新型インフルエンザに罹ってもおかしくないなとつくづく思った。新型インフルエンザが恐くて善光寺参りができるか。
こうして内陣参拝+ご戒壇めぐりを終えるとシャトルバスの最終便で小布施の道の駅に戻る。その後スマートICを通って一度外に出てから上信越道を長野方面に行き、さらに長野道に入って麻績まで。麻績で下りると引き返すように長野方面へ。この道は国道409号線と言い聖高原を通る。結構なワインディングロードでコーナーもタイトだ。プレッソのラストランにはふさわしい場所かも知れない。峠道を楽しんだ先には姨捨という夜景のきれいな場所があり、特にJR姨捨駅からの眺めは素晴らしい。
夜景を楽しむと再び車で善光寺へ向かい、先ほどは見過ごしてしまった回向柱に触りに行く。夜も9時を回ると近くのパーキングにも車が駐められるのだが、肝心の回向柱は相変わらず山門のあたりまで行列ができ、およそ30分待ちだった。
こうして善光寺三点セットをすべて終えると市内で夕食をとってそのまま須玉長野ICから上信越道→関越道とつないで帰ってきた。横浜まで帰ってきたのは朝の3時だった。高速で巡航したり、峠道を走ったりとプレッソのラストランには十分すぎるドライブだった。
Posted at 2009/05/28 00:37:55 | |
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