
今日は、ある用事でディーラーに遊びに行きました。
こちらは大雨だったのですが、日曜だという事もあって、かなりお客さんも多かったですね~
少し前のニュースで、『
マツダ、国内・海外ともに大幅生産増』という記事を見かけましたが、担当者君も商談中のようで、新型プレマシーがあったので、待ってる間に勝手に見させてもらいます。
新型プレマシー君も、愛嬌良く出迎えてくれました。(笑)
さて、3代目になる、今度のプレマシーですが、基本設計は2代目の物を受け継いでおり
一番大きな変化はデザインになると思います。
顔だけアップで見ると、アクセラにソックリで多少違和感ありますが・・・
◎スタイリング

先代のプレマシーもスタイリッシュなミニバンでしたが
3代目になって更に洗練された感じになりましたね~
フロントマスクは好き嫌いの分かれる所かもしれませんが
躍動感があって、東洋的な
「妖艶さ」を持ったデザインになったと思います。
◎NAGAREデザイン

『
NAGARE(流れ)』デザインの採用も大きな特徴で
サイドには彫刻的なラインがありますが
そんなに派手派手では無く、さり気ない感じになってるので違和感はありませんね。
サイドの
「ノッペリ感」を無くす、良いアクセントになってると思います。
◎室内

以前に比べれば、プラスチックの質感などは多少アップした感じで
デザインも一体感が増したと思いますが、高級感を求める人には物足りないでしょうね・・・
やはりコストカットの影響が見て取れる部分だと思います。
エンジンスタートがプッシュボタン式じゃないのが残念かな・・・
センターディスプレイには、トリップコンピューターがあって
燃費情報や平均速度、走行可能距離などを表示できるようになってますが
派手な演出は無くシンプルな表示で、たぶん先代に付いてたのと同じものだと思います。
また、コックピット周辺などに『NAGARE(流れ)』を感じるデザインが採用されてます。
ステアリングは上下のチルトに加えて、前後のテレスコピックも標準装備されてて
ドライビングポジションが非常に細かく設定出来るのは
流石『
走りのマツダ』といった感じです。
◎シート

先代もフロントシートは適度な固さと適度なホールドで、好感を持ったのですが
今回の物もマツダらしく、座り心地は良く
シートの縫製などにもNAGAREが採用されおり好印象を持ちました。
2列目シートには以前から好評だった、収納可能な『
カラクリ7シート』が用意されてて
不要の場合には座面の下に隠された『
収納ボックス』にしたり
『
センターウォークスルー』にする事によって前後の移動が楽になります。
3列目のシートはやはり狭いと思いますが
このクラスでは仕方無いのかな~と思います。
◎スライドドア

以前から良いな~と思ってた、使い勝手の良い、後席の左右スライドドアも健在で
開口幅も充分で、3列目シートへのアクセスも可能です。
◎リアスタイル

後ろ姿ですが、先代ではテールライトが高い位置にあって
お世辞にも格好良いとは言えなかったのですが
今度の物はリアコンビネーションからテールゲートにつながるラインなどにも
NAGAREデザインが採用されてて
アクセラにも似た後ろ姿で、非常に良くなったと思います。
◎試乗

担当者君の商談が終わったようなので、試乗してみることにしました。
今回試乗したのは20Sです。
※写真は信号待ちで『i-stop』が作動してるところです。
エンジンは基本的に先代と同じで、2リッター直噴の
DIGIエンジン(150ps/6200rpm、19.0kgm/4500rpm)と5段AT
の組み合わせです。
変わったのは『
i-stop』が搭載された事ですね。
これにより、
10・15モード燃費を16km/Lに改善させています。(先代:15.0 km/L)
エンジンはスムースで静粛性も増しており、エンジン音も心地良いです。
走りは、やはりマツダ車らしくスポーティーでハンドリングも中々良く、小回りが効きますね
サスペンションはやや固めだけど、ゴツゴツ感は無く
またボディーの剛性が上がった為か、シッカリ感がありました。
メーカーいわく
ヨーロッパ市場を見据えたチューニングと言う事です。
また、『i-stop』搭載車には
DSC(姿勢制御装置)が標準装備で
ボディー剛性と相まって、安全性能が向上してるのもマツダらしいと思います。
プレマシーはキビキビした軽快な走行性能が印象的でしたが、今回もその走りは健在です。
ただ、ボディー剛性が上がった分重量が増してるのか、2代目で受けた印象よりは
多少重い感じをうけました。
前方の視界は広く非常に運転しやすいですよ~
以上が試乗して感じたことですが
20分程の試乗でしたので、細かい事は分かりませんし
実際に使ってみて感じる事とは違うと思いますが、運転しやすい車だな~と思いました。
まぁ、基本いい加減な男なので、余り参考にならないかもしれませんけど(汗)
◎総評
今回のプレマシーは好評だった2代目の基本コンセプトを引き継ぎつつ
オーナーの批判の多かったネガティブな部分を取り除いた物になってるそうです。
大きな変化は
スタイリングと『i-stop』と言う事になりそうですね
スタイリングは評価の分かれる所だとは思いますが・・・
先代で評価が高かった優れたパッケージングや軽快な走りを進化させた
正常進化系といえると思います。
価格も『
i-stop』と『
DSC』付きの
20Eで192万円なのは非常にお買い得感あると思います。
プレマシーはスタイリッシュで走りも良く、非常に良いミニバンだと思いましたが
街中では余り見かける事がありませんでした(汗)
今回の3代目プレマシーもマツダが頑張った車だと思います。
走りも良くて、価格もお手軽で、使い勝手も良く
ファミリーカーとしては良く出来た車だと思いますが
後はどれだけ、この車の良さをユーザーに伝えることが出来るかに掛かってくると思います。
試乗すれば、良さは分かると思うんだけど、売れるかな・・・