今日のブログはタイトルの通りなんですが、純正オーディオにIpodを接続するためにある物を導入したので、その取り付けレポです。グレードや装着オプションにより手順の違いはありますが、大体は同じ手順だと思います。写真多めの長文ブログですがご容赦を。
オーディオにこだわらないワタシの愛車は、純正オーディオ+社外ナビの組み合わせです。
純正ナビやオプションのオーディオが入るスペースに、このようにカロナビが鎮座しています。
プレミアムサウンドシステムで6連奏CDチェンジャーが付いているので以前は気に入った曲をCDに焼いてたのですが、やっぱりめんどくさいのと、数年前からIpodを使用するようになりだんだんとCDを使わなくなりました。
ただ困ったことに純正オーディオだとポータブルオーディオなどの外部接続ができないんですよ。
数年前に純正オプションでIpod接続コードが発売されたんですが、純正ナビかギャザズオーディオにしか接続できないので(Dラーにも確認しましたが、ウチの愛車の場合ダメだった・・・)しかたなくFMトランスミッターで音を飛ばして聞いていました。
FM飛ばしのため、当然の事ながら雑音だらけで、長距離移動の際は地方によってはトランスミッターと重なる周波数で番組が流れていたりと、快適な状態ではなかったので、以前から気になっていたブツを導入することにしました。
今回用意したのはコチラ。
1つ目は、株式会社ホウ・コーポレーションのAUX&Ipodインタフェース『HON/AUX-6』
ホンダのオーディオはGA-NETという規格で接続されているので、この規格に対応した製品しか接続できないんですが、これはCDチェンジャーのフリをして割り込むというものです。
以前から存在は知っていたんですが、値段が高いので躊躇していました。
Ipodを接続するだけなら、『AUX-3』という型番もありますが、ナビ(のチューナー)の音も繋ぐ為に、コチラの製品にしました。
(画像は「HOH03」となっていますが、AUX-6は、AUX-3にAUX&Ipodインタフェースケーブルを組み合わせた、販売元の型番です。)
接続イメージはこんな感じ。
2つ目は、Pioneerの『IPバス形状音声出力・RCAインターコネクター CD-BR10』
カロナビのチューナーの音声もそのままではRCA出力されていないので、
以前リアモニターを取り付けたときもFM飛ばしでしたので、今回車のスピーカーから音を出す為に用意。
これを入手するのが一番苦労しました。
ネット通販を何店か調べてみたものの、数出る物ではないせいかどこも在庫無し。さらにはいくつかの店から回答があったのですが、メーカーの在庫もなく入庫日も未定とのこと。
一度は諦めかけたんですが、近所の赤いカー用品店に問い合わせしたところ、その店には在庫はなかったのですが大阪南部の他店に在庫有りとのこと。その店に電話して取り置きして貰い、週末の朝一に高速使って片道50分かけて行ってきました。マトモな精神状況じゃ無いです・・・
3つ目は、Pioneerの『IPバスケーブル CD-IP150』
これは購入予定ではなかったものです。というのは、今使ってるナビに2つ目のRCAコネクターをそのまま接続できるかメーカーに問い合わせて、他に何も用意しなくてもいいと回答を貰ってたから。ですがいざ付けようとしたところ、チューナーのIPバス出力がオス端子、RCAコネクターもオス端子。つながる道理はなく追加で購入です。こんなの無くても音声出力できるようになってて欲しいです。メーカーの策略ですよね。
コチラはamazonで簡単に入手できました。
さて、前置きがと~っても長くなりましたので、そろそろ取り付けレポと参ります。
沢山のビスやボルトを外すことになるので、なくさないように箱などを用意しておくといいでしょう。
まず、シフト部分のパネルを外します。
このあたりに手を掛け少し浮かせて、内装外しを使って、割らないように力加減に注意しながら外します。4カ所のクリップで止まっているだけですので簡単に外れます。
灰皿の中を引き抜くと奥のビス(赤○部分)が見えるので、それを外します。落としやすいので、磁石付きドライバーがあると便利ですね。あと、下側はクリップで刺さっているだけなので、下の2つのビス(黄色○部分)は外す必要はありませんでした。(グレード等により違いはあるかもしれません。)
すると灰皿が外れます。
灰皿の裏はこんな感じ。(既にいくつかカプラーで電源を分岐しています・・・)
矢印の3つのコネクターを外します。
オーディオ前面のパネルを押さえてるビスが見えるので、外します。
パネルの上側はクリップで止まっているだけなので軽く引っ張ると外れます。
純正の化粧パネルの場合はクリップの形状が違うようなので、下方向に引っ張りながら手前に引くといいようです。(Dラーなどに確認するといいでしょう。)
パネルのクリップを受ける金具が出てくるので、2カ所のビスを外して取ります。
ナビを留めているボルト&ナットが出てきました。上2つはボルト、下2つはナット。
奥まったところにあるので長尺のTレンチがあると便利ですが、ある程度ゆるめた後は手で外した方がいいですね。
ボルト&ナットを外すとナビが外れるので、シフトレバーなど内装を傷つけないように引っ張り出します。
いよいよ、GA-NETの取り付けです。
純正オーディオの裏、エアコンのパネルの下あたりにGA-NETコネクターがあります。
コレ。四角い形状の14ピンコネクターです。
ここに今回購入したAUXインタフェースを接続します。
電源はナビのACCがサービス電源として分岐されていたので、そこからギボシ端子で取り出しました。
IpodコネクターとRCAケーブルは座席の足元に出すので、カップホルダーを外します。
割らないように気を付けながら、内装外しを使って外しやすいところからパキパキと。
Ipodの充電に使う電源は、シガー電源からカプラーで分岐しました。
マイナスは、サイドブレーキの取り付け金具からアース。以前取り付けたリアモニターのマイナスも同じところからアースしてます。
IpodコネクターのケーブルとRCAケーブルはここを通して座席の横に持っていきました。
ウチの車の場合、チューナーは助手席の下に設置してあるので作業しやすいように座席を外します。
配線がグチャグチャ・・・
チューナーの音声をIPバスから取り出す為に、IPバスケーブルを接続します。
IPバスは正面の四角い穴です。
IPバスケーブル → RCAコネクター →音声ケーブル(自宅に転がっていた) → AUXインタフェースの順に繋ぎます。
接続はこれで完了。
あとはケーブルの挟み込みに気を付けながら、逆の手順で取り付けていきます。
Ipod・チューナーの再生は、オーディオの「CDボタン」を押してソースを切り替えます。表示は『CD-C』に。CDチェンジャーと認識されてますね。
気になる使用状態ですが、
・カーステ側で操作できるのは音量のみ。
・キーOFF(電源オフ)でIpodの再生も停止されますが、電源はOFFにならない。
・さらにキーONで再生開始しない。
・再生開始、選局、スキップは、Ipod側での操作が必要。
・Ipodを接続した状態だと、曲を再生していなくてもRCAの音量レベルが下がりる。
テレビやDVDを見る場合はIpodを外す必要あり。
・逆も同じで、Ipodを再生するときはテレビやDVDを止めないといけない。
と、少々使い勝手も悪く、カーオーディオ側でコントロールできないという不満もありますが、現状できるのはここまで。これ以上はオーディオをソックリ入れ替えないとダメですが、ワタシはそこまでは必要としていないので、FM飛ばしで無くなっただけで十分です。