
5/19に両足踵を骨折して以来、街がいかにバリアフリーでないか、色々な体験をさせてもらっている。
まずは、市から無料で借りかられる手漕ぎ式(?)の「普通の」車いすを使わせてもらったが、道路の水はけを考慮して設計された「かまぼこ形状」に悩まされる。ブレーキを掛けておかなければ、道の端に止まっていられない。重力でスーッと溝に導かれる。
これまで使ったことのない筋肉を使って漕がなければいけないので、歩いて5分のコンビニに行くのに、途中2回も休憩するほどしんどい。
これでは慣れるまで危険だと判断し、電動車いすをレンタルすることにした。
電動車いすは、操作用のジョイスティックを左右どちらかの手で操作する。一般的には利き手側にセットするらしいが、改札を通る際に右手でモバイルsuicaを使うので、ジョイスティックは左にセットしてもらった。
写真には車いすマークの付いたボタンパネルがある。このマークがついた側にあるボタンを押すと、ドアが閉まるまでの時間が長かったり、上下動の動きが優しくなったりする設計なのだが、うちのマンションのエレベーターにはない。出るのが優しいように、狭いエレベーターにバックでゆっくり入っていると、途中までしか入っていないのにドアが閉まる。けがをしていなくて急いでいる時にそっち側のボタンを押されると残念に思っていたが、車いすに乗るようになると、あの優しいボタンの存在が嬉しい。( ;∀;)
退院前に完成した「(つま先と土踏まずに体重を預けて)骨折した踵を浮かせる装具」に慣れると、松葉づえに変わる。
土踏まずは、足つぼマッサージでやられたらとっても痛い部分。装具は底をいじめるので、長時間立っているのはつらい。通勤時間帯に電車に乗ると優先座席に辿り着けないので、今はまだ、少し時間をずらして通勤している。
駅での乗り換えを考慮しで、出来るだけエレベーターの近くに止まる車両を利用するのだが、健康な人たちがエレベーターに先に着き、まだ歩くのが遅い僕を置いて行ってしまう。この時、正直むかっ腹が立つが、仕方なくゆっくりと1往復するエレベーターを待っての移動となる。
これまでの通勤経験の中で、優先座席で譲ってくれる方の傾向もつかめた。
一番は、子供(まだ未成年)を育てている途中と思われる、40前後の女性。
若い女性は松葉づえの存在を無視するし、こないだなんか4人対面の席の奥に座っていた若い男性が降車したので、通路側の若い女性に奥の席に詰めてくれと頼んだら、移動しながらも睨みつけられた。(゚Д゚;)
次に、40代くらいのスーツを着た男性。
あ、40前後の人が優しいってことか?
正しい統計は無いが、感覚的にはそう感じる。
今の装具のままで調整を繰り返すのも、一般的なリハビリらしい。しかし、7月下旬にはインソールタイプの装具に換えても良いという話。そうすると、普通の靴や長靴、おまけにバイク用のブーツも履ける。雨の日に裏側ツルツルの装具カバー(外履き用)で怖い思いをしなくていい。長靴も履けるしバイクにも乗れる!
あと3週間ほどが待ち遠しい。^^
Posted at 2019/06/30 13:24:57 | |
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