
“タービンは”と書いたのは、取付けが出来ない状態だったから。
というのも、
オイルリターンのパイプ径が細いという事実が発覚したから。
タービンを受け取ってから、“何が一体どのように悪いのか”を検証し、そこを解決しなくては。
という事で、まずは最初の写真。
潤滑と冷却の機能を果たすオイルは、赤い矢印のように上から下へと流れる。
この時(空気でエンジンやラジエターを冷却する時も同様だが)、入口よりも出口が広い方が良い。
仮に反対であった場合、いくら押し込もうとしても出て行かないため、出口口径の小ささが抵抗となってしまう。
いわゆる、“ボトルネック”である。
元々付いていたアールズのフィッティングは、内径12。
TD06用は15のようだ。
ここがボトルネックとなり、ポンプが押し込もうとする圧力に抵抗する。
ベアリング部が一番狭いのは明らかだが、そこを通った後、少しでも楽にオイルを排出する事を考えよう。
さて、TD06用に設計された15mmの内径を確保しようと思うと、アールズのフィッティングは使えない。
そこで今回用意したのは、青いフィッティングの左に有る直管。これが内径15。
このまっすぐな管をオイルパンに導かれるノーマルの排出ルートに繋いでやれば良いと思った。
が、何故かノーマルのルートは塞がれている。
わざわざオイルパンを加工して、横からぶち込んであったのだ。
さて、一番上の写真の下側左に有るパイプを使って、ゴムホースを繋ぐと、タービン取付位置が低いためホースが何かに引っ掛かって持って行かれる可能性がある。
もちろんサーキットユースだけならそんな心配は少ないが、オイラのセブンは街乗りもする。
何に引っ掛かってしまうかわからない状態では、乗りたくない。
だからオイルの排出抵抗が少なくなるように直管を加工して(大きなアールでなだらかにってのは加工が難しいので、45°を2回繰り返して、なおかつエキパイや過給側タービンに干渉しない角度で曲げなくては。。。
やっぱ、簡単なのは溶接かなぁ。。。
あ、もうひとつ。
「あれって、エンジンブローしたの?」
と、タービン屋さんは言ったらしい。
元々付いていたタービンの羽根は、ボロボロの状態だった。
コンピュータのやり直しが必要な位には、逝っていなかったと信じたい。。。(-_-;)
Posted at 2012/01/22 21:42:58 | |
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