
「あの件、どうなってます?」
そろそろ出来たかなと思って電話してみると、
「ごめん、忙しゅうて手ぇ付けられてへんのやわ。良かったらそっちで図面描いてくれへんやろか? 手描きでもええし」
先方はこれがメインの仕事ではない(こっちもそうだけど)。忙しければ後回しも仕方がない。
「いや、手描きよりCADの方が早いんで、そっちで描きます」
手描きは信頼性を確認するのに時間がかかる。
反対にCADは、「図面がきれいなだけに信用してしまいがち」という傾向はあるが、あとで確認のための計算(確認)をするより楽だ。
ということで、作ってもらった試作品をバラシて、採寸し直す作業に取り掛かった。
シートレールから上をバラスのは訳ない。
だがいったんバラスと、「カーボンのシャシー自体はマシニングによる工業製品だから、公差は結構きつく作ってあるはず。だからここをもうちょっと詰めれば製作が楽になるよな。ここの有り合わせの材料で作った感じのをこの材料に変えたら、作業性は良くなるし、軽くなるよな」と思いながらの採寸となる。
製作が楽になるということは、費用が下がるということに直結するのだ。
実際にタイベルの部品製作では、見積りをもらった業者に発注したら、「実際にやろうとしたら出来ませんでした」と泣きを入れてきたところもあった。
あぁ、人の都合に合わせるのってもどかしい。
宝くじが当たったらその辺の必要な機械を買い揃えて、「一人工業団地」でも作るか!w
その時は、一番苦手な「溶接」が出来る人を雇わなくちゃね。ww
Posted at 2023/03/22 00:14:00 | |
トラックバック(0) |
Alfa 4C | クルマ