海外出張で神経張り詰めるお仕事の連続なのに、なにやらバカンスかと勘違いされている方が続出しております今日この頃ではございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
まずは帰国のトラブルについて書きます。
帰国の途は、ヴェローナ朝6時の飛行機でフランクフルトに行き、その後12時の飛行機で、翌9月1日に羽田空港に帰る予定でした。
ヴェローナからフランクフルトは行きと同じく、エアドロミティという地域航空会社の飛行機にのって行きます。
そして、フランクフルト空港で朝ごはん。
プレッツェルと・・・
白ソーセージ。このソーセージはミュンヘン名物で、いつもは出張はミュンヘン経由で行くので、トランジットの合間に街にでて食べたりしますが、フランクフルト空港内のレストランにもありました。朝食に食べるソーセージです。
ただ、味はミュンヘンのビアホールとかで食べる方が美味しいな。(空港は常に出すかもしれませんが、美味しいお店で食べると、朝~昼限定でしか食べられないお店が多いようです。)
もちろんビールも頂きます。
さぁ、フランクフルトから羽田へボーインク787で向かいましょう。
ところが、搭乗時間になると、「機材点検のため出発延期」の放送がっ。
お詫びで昼食券をもらいました。
はい。早速ビールに化けましたよ~
ただ飯サイコー☆
しかしまぁ、待てども待てども、787が出発しません。11時半搭乗開始の予定が、12時にディレイして、そこでもダメてこの昼食券配って、13時までディレイ、そこでもダメで、ファースト・ビジネスクラスの振替が始まりました。
この振替作業が延々と続きます。途中、エコノミー客へ、翌日の成田行きルフトハンザ便でも良い人は、ホテルをご用意しますという事で、多くの人がそちらに流れました。
私は、別に一泊後の便なら、今日の便の振替がダメだと分かった後でいいやって事で、カウンター前に残ります。
これまで出発ゲートのカウンターに居ましたが、ついにこのカウンターを使い続けられないという事で、ターミナル内の最果てのカウンターにみんなで移動。この時点で16時。それでも延々と待ちます。
イライラ・ガツガツしている人も多く、なんとなーく殺伐とした雰囲気で延々と列ができていましたが、私は、どーせ、乗れる便に載せてくれるんだからいいやとばかりに、のんびり。
旅は道づれ。たまたま隣にいた、某T大の院生で研究の一環でドイツに1ヶ月滞在していた女の子と楽しく喋っていました。こーゆーシチュエーションはイライラするより、楽しんだ方が勝ちですよね。その方は、世界遺産や観光を研究していて、ベルリン滞在後、日本に帰り、次の日からまた研究の一環で小笠原に行くんだとか。小笠原って週一便しか船がでてないので、乗り遅れたらオシマイなんだとか。私もちょっと観光にからんだ事もやっているので、なかなか話が盛り上がりました。
類は友を呼ぶといいますが、のんびりしている人達で段々と話の輪が広がり大学歯学部で在外研究で1年スペインの大学に滞在されていた方、そして、多い時は月に一度は海外へ出張する技術営業の方とで、みんなが厳しい顔して並んでいる横で、楽しく情報交換会。こういうバックグラウンドが少し違うけど、同じテイストな方々との思いがけない出会いは楽しいですね。
で結局、私達の振替が決定したのが19時過ぎ。出発予定時刻から7時間も待たされましたよ~。
振り替えられたのは19時半フランクフルト発のミュンヘン行き。フランクフルト、ミュンヘン共に直行便を多数持つ日本人的にはまず乗る事が無い路線のため、ワクワク。1時間半ぐらい飛びます。(結局キャンセルになったANA便のお客さん達はJAL便も含めて欧州各地経由で散らばって帰った様です。)
ミュンヘンに到着したのは9時10分頃。ここから、成田行きに乗り換えます。ところが成田行きは9時10分発。
だめじゃん!
問題はフランクフルトでの出国手続きを一度取り消して、ミュンヘン空港に来たので、ミュンヘン空港で出国手続きをしなくてはいけません。ところが、ミュンヘン空港は国内線・国際線間の出国手続きの際に手荷物検査があるので、一時間弱はかかります。
でも飛行機を降りるとミュンヘン-成田便に振替になった10人程度の人達専用にバスが用意されてしました。VIP待遇~。
どうやら成田行きの飛行機を待たせていて、特別待遇でバスで国際線ターミナルへ直行するようです。そしてバスが向かったのは、なんと個室の出国検査場。VIP用か?あっという間に出国手続きが終わり、荷物検査は省略でOKという事になり、この時点で9時25分。再びバスに乗り込み、待たせている成田行きのANA機に横付け、係員が鍵を持っていないと動かせないエレベータで搭乗口へ行って乗り込みました。乗り込むとともにANA機は出発。羽田が成田になってしまいましたが、どうにか日本行の飛行機に乗れました。
大急ぎであちこち引きずり回された私と異なり、荷物は成田へ直行した模様。
そして私もやっと成田に到着。日本時間で16時、イタリア・ドイツ時間で9時、出発から27時間、やっと日本に到着しました~。おめでとーぅ。
そして、その後も紆余曲折の末・・・北の大地に飛び立ちました!!
そう。北海道といえばツーリング↓↓。笑
ふふふふふ。諸君、仕事は終わりだーーー。これが本当のバカンスだ!!
妻と息子は当初の予定通り、そして私も乗るはずだった9月1日の昼の便で出発し、帯広の温泉に泊まっていまして、無事、空港で1日遅れの合流~☆。妻の両親も含めて北海道の(息子にとって)曾祖母の家に滞在します。
これまで、セントレア行ったり羽田行ったりと、2歳の息子の飛行機搭乗へのモチベーションを高める準備をしてたので、息子の初飛行機搭乗に立ち会えなかったのが悔やまれますが、まぁ飛行機が壊れたんだからしゃーないですね。帰りもあるし。
そうそう、この北海道行きも、実は、色々あったんですよ~。本当は、ANAの人に成田から千歳に飛んでJRで帯広に行くルートの券を取ってもらっていたんですよ。そうすれば、温泉楽しめますから。。ところが・・・
振替先の千歳便もディレイ。千歳・帯広間の終電に間に合わないじゃん。笑
この不運の連続は日頃の行いを見直した方が良いレベル!
つー訳で、当日中の帯広行きは諦めて、羽田にバスで移りました。
翌日のフライトに備えて空港内のエクセル東急で一泊。
もちろんANAがアレンジしてくれました。空港のチェックインカウンターから見えるこの二階の窓って、客室なんですね~。
さて、チェックイン後、早速ここへ。
京急で数駅いった大鳥居にあるコインランドリー。Google先生によるとここが空港最寄りのコインランドリーだそうです。フライトキャンセルにならなければ、朝6時にフランクフルトから羽田に着いて、昼に帯広に出発する間に洗濯をしようとおもって予め調べてありました。
ぐるぐるぐる~
さて、ホテルに戻って晩飯。
またもや「ただ飯」っ☆やわらかーいサーロインステーキでした。
ANAからもらったバウチャーにはドリンクは付かなかったのですが、食後にエスプレッソが習慣になってしまっていましたので、お金かかっても良いや~と頼んでみました。
レジに行くと。
たけぇよ!笑
しかも全然美味しくない。これギャグでしょ・・・。笑
一応、国際空港のホテルなんだから、値段がボッタクリの上で、こんなエスプレッソだされちゃ、昨日紹介したインチキ寿司級でしょ。(イタリアじゃぁ1.5ユーロぐらいが相場)
まぁ、ともあれ、シャンプーとコンディショナーとボディーソープが別々にあるホテルなんて久々に泊まったので、『仕事』の疲れが癒えました~。
翌9月2日。本来の1日遅れのAirDo便で帯広に飛びました。本来は妻の両親が、この日、羽田から北海道へ飛んで合流する予定でしたが、義母が私の代わりに1日の飛行に乗って行き、私は義母の旅程で、義父と一緒に帯広に飛んだので、まぁ、不運な割には、上手くいったかな。
本来は、この帯広行きは、私の海外出張の旅程とは別に予約しているし、変更に制限のある特典航空券での予約だったので、責任論から言うとANAは保障する必要は無いんですよね。運が良かったのは、Unitedのマイルで、スターアライアンス繋がりでANAの便名でAirDo運行のコードシェア便を予約したので、予約した旅程の繋がりはないもののANAからANAの乗換えとなり、ANAも面倒が見やすかったというのはありますね。ただ、義母の旅程まで無料で変えてくれたのは、さすが日系航空会社のサービスと言った所ですね。
さぁ、これからがバカンスだっ!