N-ONEは、メーカーオプション・ディーラーオプションの誘惑を跳ね除けて、オーディオレス車を買いました。さすがに軽に20万のナビは付けられません・・・。車庫証明も自分でとったし、新車発売前なのに、頑張って9万も値引いてもらったり、ケチケチで節約したのに、純正ナビ付けるなんてとんでもない~。社外品の設置工賃すらMOTTAINAI~。
という訳で、車弄りの腕に覚えがある訳ではなく、以下、素人なりにどうにか取り付けただけですので、あまり参考にはならないと思いますが、まだネットには情報が少ないので、ぎこちない作業記録をアップしておきます~。
まず、第一の関門にて最大の難関を越えなければなりませんでした。
そう。バキバキって、このフロントパネルを外さなければいけません・・・。
あっさり外れました。実はディーラーに用事で寄ったついでにやってもらいました。愛想の良い営業の方にニコニコしながらお願いしたら、めんどくさそうなメカニックの方が、道具を何も使わずに物凄い勢いでバキバキバキっとやってくれました。プロの仕事ですね。お手数をおかけしました!!バキバキは本当に苦手です。
このN-ONEの2DINスペース。ステーもなにもありません。どうやって付けるのかよくわからなかったのですが、ググっているウチに、必要なものがセットになっている「
NK-H400NO」という商品を見つけました。でも中身は純正品のステーにケーブルと化粧パネル(フレーム)です。純正品はHonda Accessの箱ごと入っていました。またN-ONE用の説明書の類は一切入っていません。
セットの内容はこんな感じ。写真中央のステーはHonda accessの純正部品。これにケーブル等が付いてきます。これだけあれば2DINスペースにナビやオーディオを着けられます。ちなみに、写真の一番手前にある灰色の金具は使いませんでした。(このセット自体別の車種用を流用しているモノみたいです。じきに車種専用品がでるかもしれませんね。)
んで、接続するオーディオはこれ。
カロッツェリアの
DEH-970。CDに加えて、SDカード・USB×2です。さらにBluetoothが付いていて、ケータイと接続できるのが特徴的です。社外品にありがちなお下品でチカチカする照明が無く、シックなデザインなのもビビビっときました。
今回はこのオーディオとポータブルナビを取り付ける台(1DIN)を組み入れます。
最初は、ケーブルを結線していきます。ステーのセットについてきたホンダ用の24pinケーブルと、オーディオ付属のケーブルを繋げます。
ここは簡単、同じ色のケーブルのギボシ端子を接続するだけです。上記の写真でピンクのケーブルが明後日の方向を向いていますが、これは車速信号のケーブルですので、オーディオには繋ぎません。同時に組み込むナビの方は車速ケーブルを使うそうなので、そっちに繋げました。
次に、本体をステーの中に組みましょう。
まず、左右のブラケットの爪を、黒い化粧板(フレーム)の穴に入れ、その間にオーディオをいれます。ネジ止めはせず、テープで仮固定しておきます。そうそう、化粧板(フレーム)には事前に付属の粘着付きスポンジをまいておきます。
今回はオーディオが下段、ポータブルナビを設置するための1DINユニットを上へ設置します。
次に純正のステーをフェイスパネルへ取り付けます。これ↓が(ディーラーで取ってもらった)フェイスパネル(裏側)。
まず、エアコンのそう送風口を取り外します。ネジと爪二つで外すと取れます。そして送風口を取り外したフェイスパネルに純正ステーをネジで取り付けました。
このステーに先ほどのオーディオをネジで固定します。ここでだいぶ迷ったんですが、DINに取り付けるネジって規格は決まっていないんですね。下段のオーディオと上段のナビ設置台とてネジの規格が異なっており、それに気づくのにだいぶ時間がかかってしまいました。
さてさて、次に先ほど結線したケーブルをオーディオの裏面に取り付けます。あとはアース。アースは、オーディオ(車側・機器側)・ナビ・ETC・と4つあります。
アースはステーに取り付ければ良いのですが、数が多いので、纏めておきましょう。
すべて平型端子の雌に取り換えて、エーモンの
アース用端子に接続しました。
このアース用端子にはクワ型の端子が付いていますので、それを純正ステーのどこかのネジに接続します。
これでオーディオを取り付ける準備が完了しました。
取り付けにはもう一つ車のセンターにある、パネルを外さなければいけません。それがこれ。センターコンソールの下側についているパネルです。
これは、すでにフェイスパネルが外れていれば、指で爪を一つずつ外せるので、バキバキやらないで済みます。
とりあえず動作確認のために結線しましょう。
灰色のオーディオのカプラと、(写真には写っていませんが)アンテナのカプラの両方をカチッとやります。それ以外のケーブルもナビを取り付ける前にセットしておきましょう。私の場合は、ETCの電源ケーブルとナビの電源ケーブルはオーディオのACCケーブルを分岐して接続しました。あとはオーディオにUSBケーブルが2つ付けられるので、それを助手席の足元へ、bluetoothで電話をハンズフリーにするためのマイクを運転席側の足元へ裏から落としました。またフルセグのアンテナ4本を左右に落としています。ETC系のケーブルもこの際にオーディオ裏を通して、配置しました。
フルセグのアンテナは、フィルム型アンテナでフロントウィンドウ上部に貼り付けなければいけません、なので、Aピラーをベキベキっと外します。ちょっと引っ張ると、ベキっと緩むのですが、そこでまたロックがかかって、完全に外す方法が分かりませんでした。でも内貼りを緩ませて、ドアのゴムパッキン(?)を外せば、十分に作業が出来ました。
隙間からアンテナのケーブルを這わせます。N-ONEはここにもエアバッグが隠れていますので、干渉しない様に窓側の方にケーブルを通しましょう。
アンテナの設置が完了しました。
ついでにETCのアンテナも上部へ持っていきました。ただ、別に電波不透過ガラスじゃなさそうなので、ダッシュボードの上でも良いと思います。
オーディオに接続したマイクと、ETCのディスプレイは運転席の右側に設置しました。
ケーブルの取り回し・接続が完了したので、オーディオを2DINスペースに組み入れる前に、動作テストをしました。(一度取り付けてから問題が発生したら、バキバキして外さなければならないので、取り付ける前に動作テストをしましたが、バキバキが得意な人は、ショートの危険性も考えると組み付けてからテストしても良いかもしれませんね。)
取り出した状態でテストする時の問題は、この状態ではアースは純正ステーに繋がっていますが、純正ステーが車体に繋がっていませんのでアース出来ていません。なので、適当な余りケーブルに鍬形端子を着けたのを使って、純正ステーと車体のボルトをつなげました。
このボルトは開口部を覗くとど真ん中にあるボルトで、純正ステーが固定されアースになるボルトですので、ここにつなげれば安心です。
ここで、恐る恐るエンジンスタートボタンを押すっ。
やった~。成功です。
接続が確認できたので、仮のアース線を外し、純正ステーやオーディオが付いているフェイスパネルをカチっというまではめ込みます。
下側を覗くと、先ほどテストでアースを繋いだ穴にステーがぴったり付いている事が見えますので、ボトルで固定します。下側のパネルをパチっと付けて・・・
完成~。おめでとーぅ。
早速USBに曲を入れて聞いてみましょう。
うんうん。ちゃんと曲名も出ますね。
全体像はこんな感じです。
※ダッシュボードの上のケーブルはFM VICSのケーブルです。
今回の作業に必要な工具類はこれだけ。
鋏とドライバーと圧着ペンチとマスキング用テープ。あとタイラップも必要ですね。
圧着ペンチは
オープンバレル端子用ってのを買う必要があります。カー用品店で売っている端子は殆どオープンバレルですので。(圧着する金具の形状がOならクローズ、Uならオープンです。)
アバルトはETCだけ自分で取り付けましたが今回はオーディオ・ナビ・ETCを全て取り付けました。発売後直ぐなので、Webにも殆ど情報が無いため難儀しましたが、素人作業でも(フロントパネルをバキバキする以外は)なんとかなるもんですね~。