【ODO:77,953km】ボンネットステーのホルダーからの異音対策

前回に引き続き、クラッシャブルスペース内の異音対策です。

叩いて音が出た部品の一つとして、このボンネットステーのホルダ―を兼ねているカバーがあります。

この部品を叩くと明らかにカバーが何かと干渉する音が発生しますので、今回はこちらを対策します。

音の発生源はこの丸で囲った部分でした。

金属と樹脂との干渉による音なのでそれほど気にするほどのレベルでは無いのかもしれませんが、少しでも音がする以上は対策します。

カバーを固定するクリップを外そうとしたら、クリップが破損していました。

これではカバーを車体にきちんと固定できませんので、これも異音発生の原因の一つかもしれませんね。

早速クリップをお気に入りの工具店であるストレートへ買いに行こうと思ったのですが、ネットで調べた限りではこのクリップの販売はしていない模様。

しかし、ディーラーで購入すると1個100円くらいするようで、それはちょっと経済的に痛いです。

というわけでいろいろと調べたところ、Amazonで送料込み10個350円という代替品を見つけましたので、こちらを購入しました。

お盆休み期間中でしたが、発注して3日ほどで届いたのですから大変優秀です（国内からの発送のようです）。また、不具合品の混入を考慮したのか、11個入っていました。

「余分に1個送ってくれるなんて親切だなぁ」と思うのか、「いや、不具合品の混入が無いようきちんと検品して発送しろよ」と思うかは人それぞれだと思いますが、この価格なのですから工数を割いて検品させるわけにもいかないのでしょう。

不具合品が3~4割あればクレームは入れるべきだと思いますが、そうで無ければ価格を考慮して妥協すべきでしょう。それが出来ない人は高価ですが品質の高い純正品を買うべきですね。

ちなみにクリップは純正品と形状が若干異なるのと、写真のようにゲートカット不良（というか、この製造工場ではこれが通常でしょうが）と思われるバリがあります。

価格が純正品の1/3程度ですので、このくらいは自分で落としましょう。たとえこの部分が残っていてもキズ発生の要因にはならないでしょうし誰も気にしないと思いますが、見た目が悪いのと大した手間では無いので私は落としました。

カバーを外すと、車体側のステーにはカバーと干渉した跡が残っていました。

車両静止状態では隙があるのに跡が残っているということは、走行中の振動で干渉するのでしょう。やはり対策はした方が良さそうです。

スポンジ状の不織布では水を吸って錆の発生を誘引してしまうと考え、今回は薄いラバーを貼り付けました。

貼り付ける際には溝から流れてくる雨水等の流れを阻害しないよう配慮しました。

新品のクリップを用いて再度カバーを組付け、これで作業が完了です。

クリップも特に問題無く使用できました。今後このクリップの耐久性を検証すると同時に異音の発生についても様子を見たいと思います。