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2011年12月29日 イイね!

本当の「エコカー」とは? ; パナールの先進性 (後編)

本当の「エコカー」とは? ; パナールの先進性 (後編)
 この「なまず」のようなクルマの解説の前に・・・・


 ところで最近、ト●タの1990年代の革新的自動車であるといっても過言ではない初代プリ●スって、急速に見かけなくなってきているような気がするのは、私だけでしょうか?


 で、気になって「初代プ●ウス 廃車」とか「初代●リウス 減少」とかで検索をかけてみたら・・・

 まあ、ご想像の通りといったハナシが次々と出てきました。



 要するにハイブリッドカーは購入金額も安くなく、燃費、とくに高速燃費も、最近のガソリン車に比べ圧倒的優位というほどでもなく、一定期間内に壊れたり寿命を迎えたりする恐れの高いパーツもガソリン車よりイロイロと多く、そうなった時には「修理代はウン十万かかりますよ、下取り価格より高いですよ、それなら『エコ替え』 しちゃいませんか?」 とセールスに言われ・・・・という構図がありそうな訳です。


 私はそれでも、初代プリウ●は日本車の歴史に残る革命児であったと考えておりますし、直してでも維持するに足るものだと思っておりますが、世間的には・・・・ただの「修理代が高くつく古いクルマ」なんでしょうね・・・。

 5年後には初代プリウス(もう伏字いいですよね・・・)、ひょっとしたら GX81 より生存台数の少ないクルマと化しているかもしれません。


 私見では(初代プリウスが当時の自動車技術に与えたインパクトについては、十分に評価されるべきだと思っておりますが) 「ハイブリッドカー」なるもの自体は、その複雑性やトータル・ライフサイクル・コストの高さなどからみれば、過渡期の技術的産物だろうと考えております。



 ・・・こう書くと、なんだかトヨ●のワルクチを書いているようですが、日産リーフだって7, 8年後には同じ問題に直面するだろうと思います。


 というのも、ハイブリッドのような「パーシャル電気自動車」だろうが、リーフのような「フル電気自動車」だろうが、まだ技術的に完熟したとはいいがたい「電池・蓄電技術」に依存し、重く耐久性にも疑問のあるバッテリーを多数抱えて走るという点では似たようなものだからです。


 そういった「重量的・効率的ハンディキャップ」を克服しようというには、現行プリウスにせよリーフにせよ、あまりにも「20世紀型ガソリン自動車」の車両スタイルやパッケージに囚われ過ぎなように思います。


 重いパッテリーやモーターを抱えた重い車体を、太いタイヤで転がす・・・・本当にコレが「エコカー」のあるべき姿なのか? と疑問に思った人なら、この「なまず君」 の真の革新性をご理解頂けるのではないかと期待して、筆を進めていきます。



 パナール・ディナの1954年型(ディナ54 / ディナZ )は、ホイールベース2570mm、全長4570mm、全幅1600mm と、当時の2 L 級中型車、現在でいえばシルフィくらいのサイズの6人乗りでありながら・・・・

 ・車体は・・・「デュラリノックス」と呼ばれる総アルマグ合金 パネルの溶接組立てで、車重は
  なんと「650kg( ! !) 」
 ・丸く空気抵抗の少ないボディを纏い
 ・わずか850cc のフラットツイン、42馬力エンジンで、130km/h の最高速度と 14.3km/L の燃費
  を誇った

という、驚異的なクルマでした。


 そして当時のフランス人がこの「なまず君」を受け入れ、パナールの生産台数が2倍に増えたというのですから、それもまた凄いものですね・・・。



 勿論、快適性や衝突安全性などの要求水準が全く違いますから、ディナを現代のクルマ達と同列に論じる事はできないのですけれども、このクルマのもつ徹底した効率追求の姿勢、既存の他メーカーのクルマ造りと全く異なったアプローチなど、その思想性・精神性は今こそ見つめ直されるべきではないでしょうか?


 アウディのようなアルミボディとか、FRPやカーボンパネルを駆使したクルマ造りとか、既存の技術の応用だけでも、まだまだやるべき事、やれる事は一杯ありそうですけどもね・・・・・。


 
 それでは。


Posted at 2011/12/29 01:47:12 | その他のクルマたち;外国車 | クルマ
2011年12月24日 イイね!

DOHC、1気筒あたり4バルブ、ヘミヘッドエンジンといえば・・・・

DOHC、1気筒あたり4バルブ、ヘミヘッドエンジンといえば・・・・

 今日はこの本を中心に、プジョーの先進性についてひとこと。


 DOHC、1気筒あたり4バルブ、ヘミヘッド(半球形燃焼室)といえば、日本では1960年代、 R380 とか GT-R あたりになってようやくお目にかかるようになったエンジン形式ですが、プジョーは何と・・・・




 

 1912年(大正元年)!! に、このメカニズムを採用したレーシングカーを作っております。

 7.6 L の4気筒という、今では考えられないようなものですが、130 Hp 程度の出力を発揮し、当時のグランプリレースを席捲したそうです・・・。



 市販車の世界では1930年代、これは比較的有名と思いますが・・・・



 

 現代の電動ルーフカブリオレの元祖といえる「トランスフォルマブル・エレクトリーク」を市販しています(写真左下)!!

 また、ピラーレスの2ドアHTも同時期に市販しているという(写真右上)・・・。

 まこと、モータリゼーションの先進度が日本とは半世紀違うといった感じですね・・・。
 



 戦後は、小型車の FF 化においても 1965年の 204 で市場に先鞭を付けています。



 この 204 のカブリオレやクーペ、小粋な感じで小生の好きなクルマです♪


 近年では 205ターボ16 などを筆頭とする WRC での活躍や、耐久レースでの勝利も記憶に新しいところかと思います。



 そんなプジョー車、かつての 204、404、504、604、505、605 など、いずれも小生の欲しいクルマの筆頭格でした。

 ブランドがメジャー化した事や、ピニンファリーナとの提携を解消した後のスタイリング路線や車両サイズの拡大傾向が小生の指向性と今ひとつマッチしない事もあり、いまだ車歴に加える事は叶っておりませんが、いつかは手にしてみたいクルマだと思っております。


 まずは無難に・・・・406 クーペあたりかな~♪



 ではでは。


Posted at 2011/12/24 04:48:26 | その他のクルマたち;外国車 | クルマ
2011年11月13日 イイね!

遅まきながら気付いた、幼少時の刷り込みに・・・・

遅まきながら気付いた、幼少時の刷り込みに・・・・
 10/17 の拙ブログで、女性とクルマについての話をした際のコメント返信に、自分が思う、女性に似合うポルシェ像として「イエローの1976年式タルガ、スポルトマチック、ドノーマル」を挙げました。

 われながらやけに具体的な車種指定だな~と、その時には別にどうとも思わずにいたのですが・・・

 今日、ブログネタ(笑)の調べ物の参考として、昔懐かしい保育社のカラーブックスの「自動車」シリーズを検索していたところ、この車種設定が「自動車 Ⅲ」の表紙写真そのまんまだった事に、遅まきながら気がつきました。

 
 考えてみれば、カラーブックスは小さい頃の小生のバイブルみたいなものでしたからね・・・。知らず知らずのうちに「刷り込み」がなされていたのでしょうね、多分・・・・。




 そう考えると、自分の好きなクルマのひとつに「タイプⅢのカルマンギア」が入っている事も納得できましたね・・・・。

 この「自動車 I 」、いま猛烈に読み返したいです!。 5年前までは持っていたのに・・・。

 
 アマゾンかヤフオクで落としてこようかな・・・。




Posted at 2011/11/13 01:27:49 | その他のクルマたち;外国車 | クルマ
2011年06月05日 イイね!

1967年式オペル レコルトL  ワンオーナー 品川5ナンバー !!

1967年式オペル レコルトL  ワンオーナー 品川5ナンバー !! 今日は朝からメガーヌの24ケ月点検&修理もあるし、
 その代車の話題もあるし、
 ほかのネタも仕込んではいるのですが・・・

 偶然見つけた中古車情報がぐっとササりました・・・。

 フライラット町田店(下記URL参照)から、1967年式オペル レコルトL  ワンオーナー 品川5ナンバー !! という、悶絶するような内容の物件が出ています。


 小生よりもう少し年上の世代なら「ザ・ガードマン」を、小生くらいの年代なら、再放送で何回も見た「ミラーマン」のSGM車を思い出す方も多いでしょう・・・


 こういう車は是非、品川管区内の人に大切に引き継がれてレストアしてもらいたいですね~。

 写真を見るとあちこちサビ・ヘタリはあり、またパーツの入手も困難そうですが、オペル車・ドイツ製旧車の修理には定評のある東京の(株)藤井オート様(http://www2.ocn.ne.jp/~fujiiat/)あたりに相談したら何とかしてくれるかもしれません・・・。


 品川あたりに住んでいるお金持ちの人、そのあたりでベンツなんて乗ってたってカローラくらいの存在感しかありませんよ~。それよりこういうクルマをバシっとキレイに、シングルナンバーで乗る方が1000万倍、いろいろな意味で「豊か」に見えますよ~!

Posted at 2011/06/05 00:20:51 | その他のクルマたち;外国車 | クルマ
2011年05月04日 イイね!

私の大好きな「ハイブリッドカー」



 きょうび「ハイブリッドカーにあらずんばエコカーにあらず」といった、ト○タと電痛のイメージ戦略が席捲した挙句、「クルマの白物家電化&若者を中心とするクルマ離れ→クルマの売れ行き低下」が進行するといった笑えない状況がある訳ですが、私も「ハイブリッドカー」は大好きです!

 もっとも、私の好きな「ハイブリッドカー」は、プリウスでもフィットでも、あるいはフーガでもティーノでもなく・・・

 「ユーロ・アメリカン・ハイブリッドカー」が今回のテーマです。


  昔よく売っていたマッチボックスのミニカー。その中でもポピュラーかつお気に入りだったのが「イソ・グリフォ」でした。小さい頃はトミカの「117クーペ」のパチモンとばかり思っておりましたが、小学校も高学年になり、二玄社の「世界の自動車」シリーズを収集するようになってようやく、それが伊イソ社の製品である事、グリフォのような、アメリカンV8を積んだ一連の欧州製GTカーを「ユーロ・アメリカン・ハイブリッドカー」と呼称する事を知りました。

  しかし同書におけるこのテの車の評価は高くなく、「いくら身体がアスリートでも、心臓が肥満体の大男のものであれば記録に挑むようなスポーツ性をもつのは無理・・・」云々といった書かれ方がされており、オイルショックとその後のスーパーカーブームいらい米国車の評価が下落の一途を辿っていたこともあって、私もその意見をすっかり納得して受け入れておりました。

  それを覆すきっかけになったのは、昭和57年に刊行された中沖満氏の名著「力道山のロールスロイス」でした。氏はデ・トマゾ・マングスタやACコブラ427、あるいは戦前戦後の米国車の追憶について記した文章の中に、往年のアメリカンV8エンジンに対する愛慕の念を隠す事なく示され、元々往年の米国車好きだった当時小6の私も深く共感しました(尚、五十嵐平達氏や中沖氏の没後、往年の米国車について愛慕の念をもって語るライターの方が殆どいなくなったように思われ、私にとっては寂しい限りです・・・)。



 ・・・考えてみれば、アウトバーンやアウトストラーダを 200km/hr で連続走行するならまだしも、日本の道路環境を考慮すれば、そして偏屈者のくせにメカ音痴な私にとっては、低速トルクがあり、故障や神経質なキャブ調整の心配が少なく、エアコンオートマ付きで楽チンで、かつ欧州GTカーの美しいスタイルが得られるこの「ハイブリッドカー」こそ、理想のクルマといえるかもしれません。

 グリフォや前述したモンテヴェルディ375L以外に好きなハイブリッドカーを挙げるとすれば・・・

 
 ① ファセル・ヴェガのファセルⅡは何ともいえない気品があり、私の永遠の憧れです。

   
 ② 英国人も実はアメリカンV8好き。ジェンセン・インターセプター、ゴードン・キーブルGT、そして英国ではRR以上のステイタスをもつといわれるブリストル(下記URL参照)など、私も大好きです。
 しかしこのブリストル、一体何十年間同じスタイルのまま製造しているのか・・・
 「間延びさせたベレットGTを、モディファイしながら頑固に作り続けております」といった風情ですね。



 ・・・エコロジーに勤しむ方、ケンカを売っているようで申し訳ありません。
 重篤な「クルマ○カ病」に侵された身ですので、笑ってお赦し下されば幸いです・・・m(_ _)m 。

 *殆どの画像はwikipediaより拝借させて頂きました.


Posted at 2011/05/04 07:48:45 | その他のクルマたち;外国車 | クルマ

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