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2011年05月08日 イイね!

コンシールド・ヘッドライトへの憧憬

 
 おことわり;連休明けから5月末にかけ、職場内プレゼンだとか国内外向けの仕事の納期が迫ってきつつあり、本業の追い込みをかけなければならないので、しばらく更新はお休みさせて頂く予定です(次の更新は多分F31の車検の話題でしょう・・)。訪問・コメント記入は可能な限り続けますので、引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。

 お休み前の最後の話題は、小輩の好きな往年の米国車についての追憶を少々・・・


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 ・・・小さい頃、近所の家の庭先に、大きな2ドア車がフロント部を小破した状態で放置されていた。

 その大きさや、国産車ではみられないコンシールドヘッドライトの車である事から「多分米国車だろうな」とは思ったが、その当時は国産車と現行輸入車くらいしか車名を知るすべもなく、また車の置かれている場所が子供ながらに「ヤバい」雰囲気を醸し出していたので、近づいて車名を確認する事もままならず、そのうちにいつしかその車は姿を消してしまっていた・・・。

  その後「西部警察」のマシンX登場の際、悪役のクルマを見て「アッ、あの車に似てる!」と思ったのだが、それでも当時10歳の小輩にはその車名まではよく分からなかった。


  それから数年後、例によって二玄社の「世界の自動車」シリーズ45 「フォード-2 / マーキュリー編」を購入してようやく、あの車が1967-68年式のマーキュリー・クーガーである事、西部警察のクルマは同じクーガーでも1970年式である事が判明し、とてもスッキリした気分になったものだ。
 当時のマーキュリーブランドの特徴である太目の縦桟のグリルをうまくコンシールド・ヘッドライトと調和させ、スポーティーさ・軽快さと高級感・ブランドアイデンティティを高いバランスで両立させたこのスタイリングは本当に秀逸だったと思う。


  ・・・それ以来、初代クーガーは小輩の憧れのクルマのひとつである(そういえば、以前に北陸地方で売りに出ていたディーラー物・白の初代クーガーがあったが、その後の行方やいかに・・・)。


  また「世界の自動車」シリーズ47 「リンカーン編」も好きな書籍のひとつであり、いまだに手放したのが心残りな一冊であるが、そこで小輩の心を鷲掴みにしたのが「横浜3」ナンバーの濃色のコンチネンタルMk.Ⅲであった。




  とくにフェンダーアーチ、ホイールキャップ、トランクリッドやテールランプなど、後年のMk.ⅣやMk.Ⅴに比し、ほのかに上品な感じを漂わせるところが大変好ましく思え、また福野礼一郎氏や徳大寺有恒氏も「アメリカ最後の本物の高級車」と高く評価している事を後に知り、非常に嬉しかったものだ。

 もし2011年の現在、「品川3」とか「横浜3」ナンバーのクーガーやコンチがもし現存していたとしたら、小輩はそれを見た瞬間に感激のあまり卒倒してAEDのお世話になってしまうかもしれないと思う程である・・・。


 1960年代の米国車は多くの車種でコンシールド・ヘッドライトを装備しており、一種ワルっぽく近寄りがたい「風格」を表現していたように思う。
(追伸;小輩の私見では、一世を風靡した2代目プレリュードのリトラクタブルランプ周囲の処理は、このコンシールド・ヘッドライトの翻案と思われ、それも大ヒットの一因ではないだろうか? )


 前述のクーガーやコンチ以外で好きなクルマを挙げるとすれば・・・
  
   
 映画「ブリット」の悪役として有名な1968年式チャージャー、 そしてクライスラーの300やインペリアル(写真はいずれも1969年式)など、当時のクライスラー系各車は何ともいえぬ「ワル」な感じが横溢しており、たまらなく魅力的である・・・。


 * 画像の大半はeBAYもしくはwikipediaより拝借させて頂きました。尚、クライスラー300についてはねこやⅡ様のブログ(下記URLご参照下さい)より拝借させて頂きました。


・・・Goo-NETやカーセンサーもいいけれども、eBAYもまた、日本では中々お目にかかる事のできない往年の米国車をつぶさに見る事のできる素晴らしいソースであり、小輩の「妄想」をかきたてる「有害」なサイトで困ったものだと思う今日この頃である・・・。

Posted at 2011/05/08 17:08:46 | 昔の追憶 | クルマ
2011年05月04日 イイね!

私の大好きな「ハイブリッドカー」



 きょうび「ハイブリッドカーにあらずんばエコカーにあらず」といった、ト○タと電痛のイメージ戦略が席捲した挙句、「クルマの白物家電化&若者を中心とするクルマ離れ→クルマの売れ行き低下」が進行するといった笑えない状況がある訳ですが、私も「ハイブリッドカー」は大好きです!

 もっとも、私の好きな「ハイブリッドカー」は、プリウスでもフィットでも、あるいはフーガでもティーノでもなく・・・

 「ユーロ・アメリカン・ハイブリッドカー」が今回のテーマです。


  昔よく売っていたマッチボックスのミニカー。その中でもポピュラーかつお気に入りだったのが「イソ・グリフォ」でした。小さい頃はトミカの「117クーペ」のパチモンとばかり思っておりましたが、小学校も高学年になり、二玄社の「世界の自動車」シリーズを収集するようになってようやく、それが伊イソ社の製品である事、グリフォのような、アメリカンV8を積んだ一連の欧州製GTカーを「ユーロ・アメリカン・ハイブリッドカー」と呼称する事を知りました。

  しかし同書におけるこのテの車の評価は高くなく、「いくら身体がアスリートでも、心臓が肥満体の大男のものであれば記録に挑むようなスポーツ性をもつのは無理・・・」云々といった書かれ方がされており、オイルショックとその後のスーパーカーブームいらい米国車の評価が下落の一途を辿っていたこともあって、私もその意見をすっかり納得して受け入れておりました。

  それを覆すきっかけになったのは、昭和57年に刊行された中沖満氏の名著「力道山のロールスロイス」でした。氏はデ・トマゾ・マングスタやACコブラ427、あるいは戦前戦後の米国車の追憶について記した文章の中に、往年のアメリカンV8エンジンに対する愛慕の念を隠す事なく示され、元々往年の米国車好きだった当時小6の私も深く共感しました(尚、五十嵐平達氏や中沖氏の没後、往年の米国車について愛慕の念をもって語るライターの方が殆どいなくなったように思われ、私にとっては寂しい限りです・・・)。



 ・・・考えてみれば、アウトバーンやアウトストラーダを 200km/hr で連続走行するならまだしも、日本の道路環境を考慮すれば、そして偏屈者のくせにメカ音痴な私にとっては、低速トルクがあり、故障や神経質なキャブ調整の心配が少なく、エアコンオートマ付きで楽チンで、かつ欧州GTカーの美しいスタイルが得られるこの「ハイブリッドカー」こそ、理想のクルマといえるかもしれません。

 グリフォや前述したモンテヴェルディ375L以外に好きなハイブリッドカーを挙げるとすれば・・・

 
 ① ファセル・ヴェガのファセルⅡは何ともいえない気品があり、私の永遠の憧れです。

   
 ② 英国人も実はアメリカンV8好き。ジェンセン・インターセプター、ゴードン・キーブルGT、そして英国ではRR以上のステイタスをもつといわれるブリストル(下記URL参照)など、私も大好きです。
 しかしこのブリストル、一体何十年間同じスタイルのまま製造しているのか・・・
 「間延びさせたベレットGTを、モディファイしながら頑固に作り続けております」といった風情ですね。



 ・・・エコロジーに勤しむ方、ケンカを売っているようで申し訳ありません。
 重篤な「クルマ○カ病」に侵された身ですので、笑ってお赦し下されば幸いです・・・m(_ _)m 。

 *殆どの画像はwikipediaより拝借させて頂きました.


Posted at 2011/05/04 07:48:45 | その他のクルマたち;外国車 | クルマ
2011年05月01日 イイね!

スーパーカーブームの頃・・・


 このGWはとくに遠出する用事もないので、クルマについて思いつくまま書き連ね、カネのかからない暇つぶしにしようかと思っております・・・。

 という事で、今回の話題はわれわれの世代にとって大きな影響を与えた「スーパーカー」について少々。

 「サーキットの狼」を嚆矢とした1977年頃のスーパーカーブーム、勿論わたしも感化された世代の1人です!

 ですが「サーキットの狼」に登場する中でも注目したクルマは、最初の公道レース;カペラや117クーペ、筑波のAライレース;ハコスカGTRやエラン、など、今でいう「旧車」のほうでした。


 そしてスーパーカーでも、多くの人々が「フェラーリBBだ」「カウンタックだ」「イオタだ」「ポルシェターボだ」と喧々諤々していた頃、わたしが好きだったのは・・・  (以下、画像は wikipedia より拝借)

      

 ① デトマゾ傘下に入る前のマセラティ各車は、フェラーリ/ランボに比し少々地味な存在でしたが、その地味さがわたしにとってはむしろ「高貴」な感じで好みでした(自分自身はちっとも高貴な人間ではありませんが・・・)。
 ギブリ、ボーラ、カムシン等、この時代のマセラティには本当に憧れます。3台中1台を選べ!といわれたら・・・・最も「地味」という意味でカムシンでしょうか(シトロエンの油圧システムが超ネックですが・・・) 。できれば初期型のプレーンなフロントのほうが好ましいです。


 
 
 ② ランボの中でもイスレロと並んで地味なハラマ。フルッチョ自身も愛用1)  し、また当時のランボのチーフテスターのボブ・ウォレスも「最もお気に入りのクルマ」2)  ということですが、一方で、シーサイドモーター出身のキャステルオートの鞍社長はハラマを「重いボディに重いエンジン・・・戦車みたいな車・・・けして好きな車ではなかった。」とあまり高く評価しておらず(下記URL参照)、どちらの評価が真実なのか気になる1台です。

    1)  高島鎮雄 編     世界の自動車(30)  (二玄社)
    2)  福野礼一郎 著  「幻のスーパーカー」( 双葉文庫)

 

 ③ フェラーリのような「定番」は、わたしのような小学生の頃からの筋金入りの偏屈者にとってはあまり興味の対象とはならなかったのですが、365GT4 2+2~400~412 と続くこのスタイルは好きですね・・・。
 とくに1960~70年代のピニンファリーナデザインの特徴ともいえる、Cピラー~トランクにかけてのラインが美しくてたまりません。

 

 その他、スイスのモンテヴェルディ375Lとかにも心惹かれるものがあります(ピエトロ・フルアがデザインした車は端正なスタイルが多く、全般的にわたしの「ツボ」です)。


 

 なお、スーパーカー消しゴムが流行った時代にわたしが大切にしていたのは、前述のハラマやカムシンの他「トライアンフ・スタッグ」と「117クーペ」の消しゴムでした。 そんなカー消しがあったのかって? あったのだから仕方ありません・・・。


 ・・・こうして書いていくと、自分が昔からいかにアブノーマルな指向性をもつ人間だったか再確認するようで、なんだか悲しくなりますね・・・。ではでは。

Posted at 2011/05/01 21:26:48 | 昔の追憶 | クルマ

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「以前にも限定公開記事にて紹介した事のある報国タクシーのクルー。あれから数年経ち、JR久留米駅前にあった味わい深い車庫も今は亡く、クルー自体この1,2年で急速に30プリウスに代替され風前の灯火に・・・(泣)。写真は数日前に偶然見かけた生き残りの1台。どうか最期まで頑張ってほしい!!」
何シテル?   05/14 19:43
ファーストカーであるメガーヌ・ツーリングワゴン1.6(2009年購入、ph. 2.5) に加え、2011年に縁あってF31レパード・アルティマターボを購入し、2...
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