
このネタを書き始めたのは実は3年も前の頃なんです。
全く進展せず、解決も出来ずに3年も過ぎてしまいました。
単純に
『駐車する時にきっちり線内に停められない!!』という疑問なんです。
単に、運転が下手なんだと思われる方には事実そうなので、全く不要な考察でもあり、スルーして頂きたいです。
正直、ゴルフ6でもこれほどひどくラインを外すことはなかったので、ゴルフ7にはどんな要因があるのだろうと思いました。
何十年も前から私のバックの方法は実際のガラス越しの目視とバックカメラ・モニターによってバックする方法をとってきました。
バックモニターが出始めた事から必ずつけるようにしており、バックカメラが無い時代にはセンサー式にしていました。
それなので、特別な事がない限り、通常は窓を開けたり、ドアーを少し開いて、バックはしたことはありません。
私は、びたーっと線内に駐車できていないと、車から離れた所から振り返った時に、やっぱり気に入らないと、戻ってやり直すくらいの人です(笑)
この習性は過労死するタイプと産業医に言われ、その性格を直すようにと言われた位なんです。(^_^;)
実際、とことんやりすぎて何度も過労入院しています。(笑)
まあ、このGOLF7でバック進行方向感覚が掴めない要因は、ご存じの方も多いと思いますが、バックモニターのガイドラインの平行度がずれているのが主な原因です。
少々、尺図が合わない、例えば、少々小さいや、大きく表示なら、何とか脳は修正して対処できるのでしょう。
しかし、ゴルフ7のバックモニタガイドラインは以下の通りです。
通常のバックモニタ画像を遠近法から平面図にすると、こんな状態になります。
流石に、これだけずれていると片側のガイドラインに駐車場のラインに合わせようものならとんでもない方向に向いてしまいます。
かといって、これまで乗ってきたゴルフ7以外のすべての車種のガイドラインがピッタリに合っているのかと言えば、そうでもありません。
しかし、それでも、国産車の場合はディスプレイ上でガイドラインのマニュアル修正ができましたので、何とか最低限の修正はできていたと思います。
そこで、ゴルフ7の場合も、何とか、ガイドラインを修正できないかとVCDS等で色々模索してきました。
一部できそうな海外の記事もありましたが、結局分らないまま、ソフト上のセキュリティにも阻まれ入れずに挫折しました(笑)。
そこで、何とかアナログな方法で改善できないかと考えてきたので少々お付き合いください。
今回、使ったのはラインテープと言われる、ホワイトボードなんかに線を引くテープで、製図用に発売されているものもあります。(ダイソーにもありました。)
◎試案 1
ディスプレイ中央に水平線の基準となる線を付ける
単にナビ画面でターゲットを表示させ、それに合わせてラインを引くという事です。
横線(平行線)がガイドに一本追加されると、バックする時点である程度停止位置での向きを確認できます。
ナビ画面で黄色いラインはあまり目立たませんが、気になる方にはうるさいくらい気になると思います。

スマホを買った時に貼られている注意書きシール等ならそれほど目立たない感じにもできました。
タッチパネル式液晶にも対応しているシールなので使えます。
画像はテスト用に文字部分を使ってますが、シールはラインの部分を使えば良いと思います。
◎試案 2
ドアーミラーにガイドラインを貼る
下の写真のような、小さい補助ミラーでに確認する方法も色々試しましたが、どうしてもドアミラーと補助ミラーとの違和感いに慣れませんでした。
そこで、次のような方法を試ました。
ドアミラーを少々下向きにして、遠近法でのいわゆる『消点』を見つけて、そこから車幅ラインと少し離れたラインを引く、これで車の平行度を確認できます。

目線を車幅のラインに合わせ、そのまま駐車場等の参考にするラインを焦点に向かうように合わせると、車の進行方向が正対します。
ただ、目線の位置で大きく変わるので車幅の基準線に合わせるのに難があります。
◎試案 3
ダッシュボード上に車の進行方向(平行線)を基準とできる線を貼る
アイポイントの位置を割り出します、座席のセンターを測定しました。
ダッシュボードにその位置をマーキングします。
ボンネットにVWマークのロゴから同じ距離をマグネットテープ等でマーキングします。
ダッシュボードのマーキング位置からボンネットのマーキング位置に向けてテープを貼ります。
これで実際の駐車場で確認してみました。
ある駐車場で、これくらいずれている感じに見えると、実際はこの程度タイヤ位置がずれている事が分ります。
このくらいライン上に合わせ車の向きを修正をすると、ここまでぴったりに合います。
それから色々試した結果、最終的にはこのようになりました。
センターの水色の点はデコメ用シールです。
このように直線が分るようなボーダ柄やドッド柄のマスキングテープの方が良かったです。
普通のテープはダッシュボードの熱さで、べたべたになってしまい、さらに徐々にずれます。
2本線になったのは、センターのラインだけだとなぜか違和感がありました。
それは人には利目があり、右目か左目かで見え方が変わります。
センターより利目側に貼った方が違和感はないのですが、バランスが悪いので両方(右目、左目)貼りました。
利目の確認法は両目で見て、標準を合わせて後に、片目をつむり、あまり視覚感覚が動かないほうが利目です。
センターを中心に両目までの距離(例:5cm)離した位置に2つのラインがあった方が視覚的に気にならないと思います。
こんな面倒な事をしなくても、直線が分る駐車場等で直観的に目視に合わせてその場で合わせて貼ってしまえば、それでも良いのかと思いました。
最終的にこんな面倒くさい事をしなくてもアイポイントはこんな関係になっていると思います。

トリップメータの小数点の位置から垂直上にアイポイントの位置があり、ステアリングのセンタ(VWマーク位置)から、このトリップメータに小数点位置の延長線上に車の進行方向があるのだと思います!!
参考までに基本的な基準線の引き方を整備手帳に備忘録としてまとめて記載しました。
興味のある方はご覧ください。
整備手帳より「バック駐車ガイドライン設定法 備忘録」
ぜひ試してみてください。
追記、目標となる駐車場のラインは必ずしも正面にある必要はありませんでした、慣れれば、水平線や建物の壁のラインや何でも対象にできます。
ただ、異形の駐車場や、目標ラインがないとやっぱり難しいものがあります。
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2016.10.21 追記
何日か試した結果、もっとシンプルな方法は無いのかと、考えてみました。
多分、最低限こんな方法で良いのだろうと、辿り着いたので追記します。
手元に、写真のような、14mmのVWロゴバッチがいっぱい転がっていました。

元々は、ゴルフ6の時のリモコンキー用交換用として入手したものですが、余った物をパソコンとかにアクセントとして貼りつけて使っていました。
これをこのクルマの方向性の修正用に使ってみようかと考えました。
ただ単純に、駐車場等で正しく正対して真直ぐに駐車していることを確認した上で、目標となる線に合わせてこのロゴバッチを貼るだけです。
(真正面のポイントの位置出しは出来ている前提ですが、適当に貼ってみてもいけるのかも知れません)
どのくらいズレを認識できるかと言えば、あえて次の写真程度ずれてると感じた場合。
◎写真の様に、前輪および後輪のタイヤ位置でタイヤ幅の約1/3程度ずれを確認できます。
確かにVWのバッチ文字にてセンターに合わせるのには少々慣れは必要だとも思いますが、十分通用すると思っています。
何より前の方法より、美的センスでアップしたと思っています。
(笑)