■エントリー車両
当初5台の予定でしたが、1名が急病となり、4台が中国道赤松PAに集合。
〇GR86(ZN8) Choop号 新車から乗り続けたGDAインプから、GR86に乗り換え!
車高調やADVICSの4potがすでに入れてあり、あとはデフを入れたら十分といった仕様です。
いずれ跳ね石で傷だらけになるでしょう。
〇86(ZN6)赤
タイヤはRE-71RSで武装し、走行距離の殆どをサーキットとツーリングが占めているという走り専用車両。
参加者中、最も年上の方ですが、最も精力的に走り込んでおられます。
〇86(ZN6)2ドアハチロク号
大山に向かう道でバードストライクを喰らい、フロントグリルがバンパー内にめり込んでしまいました。
タイヤ価格も高騰してきたので、イン減りしてきたZⅢを内外逆組みして、ライフを伸ばす作戦です。
○GRB銀インプ AMMY号
ドライバーは30年は走り続けている超ベテラン。
ケツ持ちというのか、しんがりというのか、ラリーでいうスイーパーカーを務めていただきます。
以上4台で、8:00に中国道赤松PAを出発。
佐用JCTから鳥取道用瀬ICを下車し、国道482号を西進します。
■SS1 辰巳峠 2.6km
峠付近は鳥取と岡山の県境となっており、標高786mの豪雪地帯。
冬は雪山遠征でお世話になるコースです。
この日は一般車が多く(国道だから仕方ない・・・)、クリアラップが取れず。
紅葉が美しく、普通に通過するのはもったいないので、広い路肩で写真撮影タイムにしました。
冬はここでフェイントモーションから、横を向けて左ヘアピンに進入していく場所で、紅葉シーズンに、足を止めてみるのも新鮮な体験でした。
■SS2 人形峠旧道 9.1km
1981年に人形峠トンネルの開通に伴い、旧道となった峠道。
1.5~2車線のタイトな峠で、交通量はほとんど無し。
ここも濡れた落ち葉で油断できないコンディションです。
雪山遠征でも世話になっております↓
標高740mの峠で休憩。
かつてウランの採掘・濃縮するプラントがあり、2001年の閉山まで84トンのウランを製造したとのこと。
いわゆる核施設で、Googleマップで見ると、大自然の中に結構な規模の施設があることが分かります。
雪シーズンはまた違った雰囲気に変貌します↓
■SS3 緑資源幹線林道 若桜江府線 三朝区間 3.7km
以前、国道179号の人形峠~三朝温泉間を走行中に、道路ができている気配を感じていました。
グーグルストリートビューで開通を確認できたので今回探検することにしました。
大規模林道の一区間となっているため、2車線の高規格道路となっており、コーナーがいい感じで続くコースレイアウトです。
しかし、豪雨被害により、途中で通行止め(泣)
コース上には落石が多く、中には30cm級のデカいのが道の真ん中に転がっていたりして、走れる状態ではありませんでした。
通行止めが無ければ、レイアウト、舗装、景色と三拍子揃った最高のワインディングの一つにノミネートできます。
毎回、極上と思われる秘境のワインディングロードは豪雨に弱いなあと思います。
ロケーションが険しい山岳地帯であるほど、走り甲斐のある楽しいワインディングがありますが、豪雨による土砂災害が起こりやすくなります。
さらに交通量が少ないということは、土砂崩れなどがあっても復旧工事の優先順位が低くなってしまうので、復旧に時間がかかるのでしょう。
早期の復旧を祈念しつつ、次のSSへと移動します。
■SS4 県道306号・関金温泉 8.2km
国道482号から関金町方面へ抜ける、2車線の名も無き峠道。
交通量はほどんどん無く、前半は爽快な登り区間。
美しい紅葉の森を駆け抜けます。
峠から先の下りセクションは11連続ヘアピンが続くテクニカル区間。
セミウェットで荒れた路面はタイヤのグリップ感が無く、しっかり荷重を乗せてタイヤのコンパウンドをアスファルトにめり込ませるようにしないと曲がらないスリリングなダウンヒルでした。
■SS5 大山環状道路~大山蒜山スカイライン 20.9km大山の東側から県道45号線を地蔵峠へと上がっていき、鏡ヶ成から大山スカイラインを下って蒜山へと向かうロングコース。
大山の大自然を感じられる爽快なルートです。
後半は止まりそうなくらいの遅さのペースカーに遮られてフラストレーションが溜まってしまいました。
■ランチ
蒜山の「WOOD PAO」でジンギスカンを頂きます。
羊肉150g、野菜、ご飯がついて1,630円とコスパ最高です。
食後は、オッサン達の生命の源であるソフトクリームでお口直しをしておきました。
このソフトもなかなかの逸品です。
■SS6 緑資源幹線林道 粟倉木原屋線 甘美・新庄区間~県道447号 12.7km県道と大規模林道で構成されるコースで、交通量は皆無!
小雨が降り、落ち葉も多いですが、こういうコンディションも楽しいと感じる人達の集まりです。
■SS7 県道56号線 湯原奥津線 12.3km
湯原温泉付近から奥津温泉へと抜ける狭くテクニカルな峠道。
1.5車線程の見通しの悪い低速コーナーが延々と続き、路面は濡れた大量の落ち葉で覆われ、神経が衰弱する修行の道でした。
対向車にも警戒しながら進みましたが、1台もすれ違いませんでした。
■道の駅 奥津温泉
無事に苦行を終え、道の駅で休憩&お土産購入タイム。
妻子持ちの皆さんは、家族サービスとしてお土産を買って帰ることも、今後のツーリングへの参加許可を取る上で重要です。
今年の紅葉は2週間くらい遅いようで、紅葉を目当ての観光客で混んでました。
出走順2番手の赤86号は、毎度のことながら、前車が巻き上げる落ち葉をリップスポイラーが塵取り役になってグリルを塞いてしまいます。
オーバーヒート防止のために、時々取り除く必要があります。
■SS8 緑資源幹線林道 粟倉木原屋線 鏡野・奥津区間 9.5km
道の駅奥津温泉の東側を東西に横断する2車線の大規模林道。
西に下っていく後半のセクションはかなり楽しいコースレイアウトです。
今回は一般車が多くてクリアラップが取りにくく、コースクリア待ちの紅葉撮影タイム↓
クリアラップが取れると気持ちい走りができるコースですが、後半も下りセクションは、「絶対譲らない」という意志を感じるクルマに行く手を塞がれて、徐行するような速度の残念なダウンヒルとなってしまいました。
昨今の社会情勢ではイエローカットによる追い越しは厳に慎む必要があります。
■SS9 緑資源幹線林道 粟倉木屋原線 東粟倉・西粟倉区間 11.4km
道の駅あわくらんどから東に入っていく2車線の高規格の大規模林道。
ニュルブルクリンクっぽいイメージです。
既に暗くなってきたので、写真も無いですが、交通量は皆無で非常に走り応えがありました。
適度なアップダウンと中速コーナー主体でまあまあ速度が乗るので、意識して攻めないように走る必要があります。
■SS10 県道8号加美宍粟線 坂の辻峠 5.8km
この日の最終ステージは、峰山高原の南側を東西に抜ける峠道。
上りも下りも連続ヘアピンがあり、ブレーキ、シフトダウン、旋回、加速の繰り返しで、走り応えがあるので、晩御飯までに腹を空かせるにはちょうどよい締めのコースです。
後半のダウンヒルは、残念ながら商用車に完全にブロックされた状態で麓まで下りました。
FCY(フルコースイエロー)のまま、チェッカーを受けてレース終了となった気分ですが、相当走ったので今回は走りとしては満足です。
最後は反省会と解散式を兼ねて、ラーメン八角福崎店で晩ご飯を食べ、解散となりました。
疲れた全身にラーメンの出汁が吸収されるような感じでした。
総走行距離は560km。
2024年の締めくくりとして楽しめたツーリングでした。
この後は
・GC8インプレッサシェア号による雪山遠征(信州のクローズドコースを予定)
・1月26日(日)「CTAC」@セントラルサーキット参戦
・2月8日(土)「峠最速決定戦」@セントラルサーキット参戦
などを予定しております。
ツーリングの開幕戦は例年通りならゴールデンウィークとなる予定です。
おわり。