今回は北陸道の長浜ICで下りて、設定したルートを時計回りで進撃し、滋賀・岐阜にまたがる日本100名山の伊吹山周辺から鈴鹿山脈の峠道を、過去のツーリングとは逆走する形でルート設定してみました。
■NAクラス
○NBロドスタ AMMYさん
非力な
テンロクテンパチを手足の如く操り、86撃墜用インターセプター?と化す。
○BRZ やっちさん
NAながらセントラルサーキットを1分27秒台をたたき出す。
2020年CTACの86BRZクラス優勝など、数々の戦績を残す。
○ZN6 2ドアハチロク号
ペースメーカーとして、みんなを安全に?先導します。
ブレーキパッドを、街乗り純正から、プロジェクトミューのちょっとだけよく効くTYPE-PSに交換。
■過給機クラス
○GDAインプ choopさん
いつも安定の走り。酷道で擦りまくるリップスポイラーが危うし。
○GDBインプ subakento号
今回はトラブル無しで走り切れるか?
○CZ4A エボ10 還暦の大工さん
来年から年金受給年齢に達するそうですが、元気な方です。
以上の6台で、名神高速のパーキングで集合し、ドライバーズミーティングでルートと順番の確認をしてから進撃を開始します。
■SS1 鳥越林道(広域基幹林道)21km
滋賀県長浜市から岐阜県揖斐川町に通じる1.5車線の林道。
落石が多く、ここで鋭利な岩を踏んでパンクしたら、そこでツーリングはおしまいdeath!
最近のクルマはスペアタイヤを積んでいないの、路面状況には気を使います。
鳥越峠に到着。標高1000m超えで、遠くに琵琶湖が望めます。
鳥越林道は落石に注意が必要で、ペースは上げられず、ほぼリエゾン区間な感じでした。
11時頃に「道の駅夜叉ヶ池の里 さかうち」に到着し、早めの昼食にします。
10食限定の鹿肉を使用したジビエ料理をいただきました。
鉄板でバターで炒めて美味かったです。
■SS2 揖斐高原線(県道274号)11.2km
国道303号から揖斐高原スキー場までのルート。
スキー場付近はタイトなヘアピンが続き、テクニカルなコースです。
背後からは、ロドスタがカウンターステアを当てながら迫ってきます。
スキー場は、昨シーズンは雪不足のため1日も営業できず、スキー人口の減少もあって、町がスキー場運営から撤退するそうで、寂しいですね。
■SS3 大規模林道 関ケ原・八幡線 11.1km
過去に何度かツーリングで走ったコースを、今回は北から南へ攻めてみます。
キャッツアイがあるのが、残念ですが、対向車もほとんど無く、コースレイアウト的にはお気に入りです。
前半の登り区間は途中でバイクとすれ違ったくらいで、オールクリア。
オイルクーラーを装備していますが、油温は100度を超えるくらい踏めます。
後半のハイスピードの下りセクションで、今回投入したブレーキパッドのテストをしてみましたが、はやり下りのハイスピードからのブレーキングが連続する状況だと、効きが怪しくなってきました。
■SS4 国見峠(林道国見線) 16.2km
国見スキー場からの1.5車線の林道です。全線舗装されているものの、落石や対向車に注意しながらの走行で、あまりペースは上げられません。
時々スイカぐらいの大きさの岩も落ちてます!

林道の後半では遅いベンツが行く手を阻み、さらにペースダウン。
林道区間が終わり、燃料を食うターボクラスは給油してから「道の駅 伊吹の里 旬彩の森」にピットインしました。
伊吹山を眺めながら、伊吹牛乳アイスを頂きました。
■SS5 鞍掛峠(国道365号)19.3km
4年ほど続いていた通行止めが昨年解除された峠道で、昨年の夏のツーリング大会とは逆の三重県側から滋賀県側に抜けました。
三重県側も滋賀県側も、どちらも走り応えのある道ですが、とはいえ、国道なのでお昼は一般車両の通行も多く、オールクリアという訳にはいきません。
峠付近はトンネルになっており、抜けると滋賀県入り。
峠の滋賀県側をさらに下っていき、洞門内をハイペースで駆け抜けていく感じが、モナコグランプリのようです。
■SS6 多賀永源寺線(県道34号) 21.3km
国道365号線を鞍掛遂峠を降りて、そこから県道34号を南下していきます。
いいペースで走っていると、突然、名所「洗い越し」が現れます。
こんな感じで道路が川を兼ねている場所があります。
この日は水量も少なく、86号は、フロントのTRDスポイラーの底を少し擦りながらクリア。
GDA号は、純正オプションのリップスポイラーをバキバキと断末魔を思わせる音を出しながらクリア!
エボ10も無事クリア!
全員、クリアして、森の空気を味わいます。
■SS7 鈴鹿スカイライン (国道477号)26km
平成9年に無料化された山岳道路を、今回は三重県側からアタックします。
途中で走り屋風の34GTRやWRXに追いつくも、チャリンコくらいの遅さで、びっくりするくらいのチンタラ走行にやられてしいました。
少し間隔を開けてから、再スタートしました。
峠近くはヘアピン連続のジェットコースターのようにダイナミックなコースレイアウトですが、減速帯があってトラクションがかかりません。
これは滋賀県側も同じで、ドリフト族対策ですね。
滋賀県が側の下りは、関東ナンバーのWRXS207にペースを押さえられて、まったく譲ってくれる気配がなく、峠区間が終わってからの野洲川沿いやダム湖あたりもなかなか気持ちがいいコースも台無しに・・・(何が?)
このWRXもドライバーも善良な、ごく普通の国民でしょうから、罪はありません。我々が変なのです。
岐阜のマニアックな林道は、山道に慣れた人しか入ってこないためか、道を譲ってくれる人が多く、岐阜県民のマナーの良さに感動しました。
一方、大阪や京都、関東ナンバーの車はひたすらブロックに徹する走法が目につきました。
しかし「山道で後ろから速いクルマがきたら、見通しのよい場所でハザード出して譲る」という明文化された法令はないので、彼らに罪はありません。
こういう人は高速道路の追い越し車線を延々とチンタラ走るタイプなんでしょうけど、これにイラつく人間も、強弱はあれど、煽り運転の気質が潜んでいるのであって、この両極端な性質の人間が公道で出会った時に、よくニュースで見る煽り運転事件になっているのだろう。
「合流の時にはファスナーが噛み合うように、1台づつ」とか、「渋滞最後尾はハザード」みたいに、教習所では教えてくれないけど周りの人が教えてあげてほしいですね。
と、チンタラ走るクルマの後ろを走りながら、自己中心的なことを考えて、走っていたら、幻想的な夕焼けが。
このまま、京都のラーメン屋「新福菜館」で晩御飯を食べて、無事に解散となりました。
今回の総走行距離は460km。
3/4は下道だったので、走った感&やり切った感があり、ジビエ料理もラーメンも満足感があり、充実した一日となりました。
この歳になってもすべてを出し切れる遊びが出来ることは幸せなことです。
お付き合いいただいた皆さんありがとうございました。
次回は11月に大山方面ツーリングを行いますので、ご希望の方は参加表明お願いします。
おわり。