ドライブレコーダー取付準備
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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<ドライブレコーダー>
バイクを購入した時から付けようと思っていたドライブレコーダー。
実は盗難警報機とほぼ同じ時期に購入しましたが、付けずにずるずると2年間放置してしまいました。
暖かい時期は走りに行くことを優先したり、寒い時期は他に取り付けたい部品もあったことから、ドライブレコーダーの取り付けを後回しにしてしまった…
正直なところ、いくつかのブラケットを作るのが億劫だったので。(笑)
2
それにしても、近年、煽り運転や逆走・暴走による事故のニュースを目にすることから、ドライブレコーダーの必要性は増してきている気がします。
不幸にも事故にあったら、動画という客観的な証拠から過失責任を決めることは公平であると思うし、自分の反省点を見つけるのにも大いに役立つと思います。
もっとも、バイクの場合はそもそも事故にあったら身に危険が及ぶので、事後の処理としてではなく、事前の自分への戒めとしての効果を期待していたりします。
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それでは、作業を始めます。
購入したドライブレコーダーはミツバサンコーワ製のEDR-21αとなります。
まず、最初にスマートフォンに専用のアプリをインストールします。
<ソフトインストール>
Moto DRというソフトをインストールして各種設定を行います。
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次に、ドライブレコーダーが動くか確かめます。
<SDカード挿入1>
本体にマイクロSDカードを差し込みます。
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<SDカード挿入2>
そして、サイドキャップの向きに注意して閉めます。
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<配線接続>
ドライブレコーダーの構成は以下の通りです。
1. 本体
2. カメラ(リヤ)
3. カメラ(フロント)
4. スイッチ
安定化電源を使って12Vを掛けます。
青色の配線がイグニッションのON・OFFを感知する線なので、プラス電源に付けてONにします。
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<各種設定>
スイッチのボタンを長押し(3秒以上)し、設定を始めます。
(設定の詳細はミツバサンコーワのホームページをご覧ください。(笑))
そして、スマートフォンと本体を無線LANで接続します。
前後とも、画像が映ったので、問題はないようです。
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次に、ドライブレコーダーを取り付ける位置を検討します。
取扱説明書にある取り付けに関する指定は、
1. 本体…シート下等にSDカードの抜き差しに支障のないように固定
2. カメラ…出来るだけ振動が少なく可動部品に干渉しない場所
3. スイッチ…ハンドル周辺で、運転操作に支障がないように固定
では、実際に上記を満たせそうな場所を探していきます。
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最初に、本体の取り付け位置を検討します。
SDカードの抜き差しを考えると、やはりシート下が有力候補となりますが、本当にスペースが限られています。
<本体取付位置検討1>
候補1:シート下のバッテリー背後
私のモデルはABS無なので、ABSアクチュエーターのスペースが開いていますが、それでも余裕はありません。
候補1の場所では収まりが悪く、車載工具に当たってしまいました。
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<本体取付位置検討2>
候補2:バッテリーの上
もう、ここしか思い付きませ~ん。
バッテリーの直ぐ上って、ノイズとか出るのかしら?
とりあえず、収まりを良くするため、また、性懲りもなくブラケットを作ることにします。
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次に、カメラ(リヤ)の取り付け位置を検討します。
インターネットで調べると、純正のフラップガード(泥除け)の上が視界良好で良さそうです。
しかし、私はR&Gのナンバープレートブラケットを付けているので、取り付けることが出来ません。
<カメラ(リヤ)検討1>
候補1:リヤカバーの上
視界良好ですが、シートバックと干渉しそう。
というか、私が乗るときに蹴飛ばすこと間違いなし!(笑)
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<カメラ(リヤ)検討2>
候補2:ナンバープレートブラケットの横
スマートな気がするので、ここにします。
イメージとしては、プロト製ナンバー右上マウントタイプ / DRS011。
右側にしたのは、
○基本キープレフトな走りなので、右後ろを撮りたい(無理に追い越された時を想定)
○サイドスタンドを立てた時、水滴が伝ってこない位置(右の方が高い)
ことを意識しました。
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次に、カメラ(フロント)の取り付け位置を検討します。
こちらもインターネットで調べたのですが、意外とカウル付きの車両は場所が限られてくるようです。
<カメラ(フロント)検討1>
候補1:右ミラーの付け根付近
ここは市販のブラケットが付くのならば、とてもスマートです。
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<候補1の線の取回し>
でも、配線の取回しが目立つし、洗車でフロントカウルを拭き上げる時に手をぶつけてイラッとする自分をイメージしました。(笑)
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<カメラ(フロント)検討2>
候補2:フロントカウル先端
取付けは楽そうなのですが、フロントフォークがフルストロークすると、フロントフェンダーとフロントカウルにサンドイッチされそうな気が…
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<カメラ(フロント)検討3>
候補3:フロントカウル右側
ということで、フロントフェンダーに当たらない位置に取り付けることにします。
仮付けなのでカメラが明後日の方向を向いていますが、前を向くように何か考えます。
ところで、右側にしたのはリヤと同じ理由に加え、配線が届かない可能性があったからです。
延長配線は設定されているようですが、極力短くしたいので。
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次にスイッチの取り付け位置を検討します。
<スイッチ検討1>
候補1:メーターユニットの左横
盗難警報機のインジケーターランプの反対側が寂しかったので、最初、ここにしようかと考えました。
でも、そもそも、この位置でとっさに押せるのか?
しかも、配線が届かない…
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<スイッチ検討2>
候補2:ハンドルスイッチ(右)の上
インターネットで調べると、ここに付けられている方がいました。
親指が届くし、ブレーキレバーを握りながらでも、押せそうです。
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<候補2の取付位置>
でも、ハンドルスイッチ(右)の表面は曲面になっています。
写真のすき間を埋める工夫をしなければ、直ぐにスイッチが取れてしまいそうです。
ここは、ハードルが高そう。
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<スイッチ検討3>
候補3:左ハンドルの固定部
結局、ここに決めました。
実は当初候補2で進めていましたが、大阪モーターサイクルショー2023に出展されたエリミネーターのドライブレコーダー搭載車の取り付け位置を見て方針変更。
ここならば、ブラケットを作れそうです。
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ところで、今回、電源の配線以外は、切った・貼ったをしないことにしました。
ミツバサンコーワのホームページでケーブルに関する説明を読むと、
○EDRシリーズでは高い防水性を発揮する為に、ケーブル同士を接続するカプラーを自社で一から設計しています
○ケーブル内にシールド処理が施されている為、車両が発生する ノイズの影響を最大限抑える設計としています
とあったので、余った配線は手を付けず、おとなしく巻いておくことにします。
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<使用した材料・工具等>
安定化電源
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