パワーウィンドウ(左後)異音
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
まあ、次から次へとパワーウィンドウがおかしくなります。
同じ頃に寿命を迎えるということは、ある意味品質が安定しているということか…
なんて考えながら、半ばあきらめている今日この頃です。
今度は左後ろ。
ウィンドウを上げきったときに、最後に「ドン」という鈍い音がします。
つたない経験から、何かがウィンドウに当たっているような感じがします。
例えばウィンドウブッシュが外れかかり、ウィンドウレギュレータークリップがガラスにじかにあたっているとか。
いずれにせよ、壊れるのも時間の問題のような気がしますので確かめてみました。
まず、内装を外します。
<取手外し>
トルクスレンチ(T20)にて取手をとめているスクリュー1ヶ所を外します。
取手を上へ持ち上げ、外します。
2
<内装外し1>
ドア本体と内装の間に内装外しを差し込み、すき間を作ります。
右側を外したときにクリップが8ヶ所あることを確かめましたので、それぞれ外していきます。
(詳しくは整備手帳「ドアロックアクチュエーター交換」の6項をご覧下さい。)
<内装外し2>
いつも通りハンドルモールディング(ドアノブ外周のカバー)を付けたまま、内装を持ち上げます。
ハンドルモールディングが飛んできますので、ぶつからないよう気を付けます。
その後、ドアロックに気をつけながら内装を上へ持ち上げて外します。
3
<ドア上部のゴム外し>
ドア上部に差し込んであるインターナルウェザーストリップを外します。
<シーリングシートはがし>
ウィンドウレギュレーターを確かめるため、ドアの表面に貼り付けられているシーリングシートをはがします。
シートの裏側の粘着部分にドライヤーで熱風を当てながら、徐々にはがしていきます。
4
<シーリングシートをはがした状態>
この寒い時期(12月末)には酷な作業で、ドライヤーだけでははがしきれず、カッターで表面を切りながらはがしました。
残念ながら、下側はほとんど破れてしまいました。
<ウィンドウレギュレーター>
ウィンドウレギュレーター本体は今のところ大丈夫のようですね。
5
<ウィンドウレギュレータークリップ1>
「ドン」という音がなぜするのか調べます。
ウィンドウレギュレータークリップを上まで動かしてみました。すると…
「クリップがドアの上側に当たってる!!!」
「なんでレールからオーバーランしてるの?」
6
<ウィンドウレギュレータークリップ2,3>
今度はウィンドウレギュレータークリップを下げてみます。
「クリップが激しく曲がってる」
「ゲッ、しかもウィンドウを支える部分が伸びてる!!!」
何回か動かしていたら、ウィンドウブッシュのピンを外していないにもかかわらず、ウィンドウが外れてしまいました。
「もう限界だったのね…」
つっぱり棒は右前に使ってしまったし、すぐになおさなければなりません。
めんどくさいと思う気持ちをおさえながら、修理することにしました。
でも、ウィンドウレギュレータークリップとウィンドウブッシュを交換するだけで済みそうなので良しとしなければいけませんね。
7
今回の異音はどうやって起こったのか考えてみました。
1. ウィンドウを上げるとき、ウィンドウレギュレータークリップのウィンドウを支えている部分に負担がかかる
2. ウィンドウを支えている部分が徐々に変形
3. ウィンドウが閉まっているにもかかわらず、クリップが変形した分だけ上へ動く
4. そのうち、クリップがレール上方のドア内側にぶつかるようになった
今回は滑車からワイヤーが落ちることなく、クリップ自体が変形したと考えられます。
クリップってあんなに硬いプラスチックなのに伸びるんですね…
今回の費用:0円
(他の工具・材料は持っているものを使用)
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