トランスミッションオイル交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
実は一度も交換したことがない、トランスミッションオイル。
今回ドライブシャフトの取り外しに合わせて、交換することにしました。
取扱説明書にある「無交換」を信じて10万キロ近く走りました。
オイルは一体どうなっているのでしょうか。
まずは30分程走行しました。
抜け易くなると思ったので。
<ジャッキアップと車輪を外した状態>
オイル交換と同じようにカースロープでも良いかもしれませんが、今回はドライブシャフトを外すこともあり、ジャッキアップし前輪も外しました。
2
<ドレンボルト外し>
メガネレンチ(21mm)を使ってドレンボルトを外します。
固着もなく意外と簡単に回りました。
<オイル排出>
ドレンボルトを外すと勢いよくオイルが出てきます。
エンジンオイルよりも量が少ない(約2リットル)ので、オイルトレーを使わずに空き缶と漏斗でオイルを受けました。
こちらの方が、抜き取ったオイルを確かめ易いので。
やっぱり、最初にオイルを受けるときにこぼしました。
センスないですね。
実はこの後いろいろと苦労があり、20時間以上放置してしまいました。
3
<ドレンボルトとパッキン>
左: 外したドレンボルト M16×1.5
右: 外したパッキン 外径・内径・厚さ φ20.6・φ16.2・0.8mm
初めての作業となるため、ドレンボルトのねじ径とパッキンの径も確かめました。
次回があればパッキンは新品を準備します。
<ドレンボルトのシール>
新しいパッキンが無いため、再使用します。
なので、漏れないようドレンボルトのねじ部にシールテープを巻きます。
4
<ドレンボルト付け>
トルクレンチを使って35N・mでドレンボルトを締め付けました。
<オイル新旧比較>
左:抜いたオイル (純正 ESSO またはTotal BV 75W-80)
右:入れるオイル (NUTEC Interceptor ZZ-31 75W-85)
ミッションオイルは1,850mℓ程、抜けました。
E-manualで2ℓとあるのでほぼ抜けたことになります。
状態はシャバシャバで、ほとんど水のよう…
交換後の違いが楽しみです。
5
<エアクリーナーボックスを外した状態>
トランスミッションオイルのブリーザーはバッテリーボックスの左側にあります。
ブリーザーへアクセスし易くするために、手前のエアクリーナーボックスを外します。
(詳しくは整備手帳「エアクリーナーフィルター交換」1~4項をご覧ください。)
バッテリーケースも外すとなお良いのですが、大変そうなので、止めました。
<ブリーザーの取り外し>
メガネレンチ(17mm)を使ってブリーザーを外します。
6
<ブリーザー1>
外してビックり、これプラスチックなんですね。
とても低いトルクで止まっていました。
<ブリーザー2>
写真の穴(先端の白いプラスチック部分)がブリーザー(呼吸穴)と呼ばれる理由です。
トランスミッションケース内の気圧が上がったときに、この穴から外へ逃がしているのでしょうか。
どの位の勢いで出てくるのかは分かりませんが、ブリーザーの回りが油っぽく汚れているのはそのせいかもしれません。
7
今回添加剤を用意しました。
以前バイクに入れた時、シフトがスムーズになったので、今回は車で試してみます。
<添加剤注入>
ドレンボルトの閉め忘れがないか、もう一度確かめてから、じょうごを注油口に乗せます。
そして、注油口に注ぎます。
<オイル注入>
添加剤の分:120mℓを差し引いた、オイル:約1,700mℓを注ぎます。
軽量カップからあちこちにオイルをこぼして、エンジン廻りがベットベト。
あー、センスない~
8
<ブリーザーの締め付け>
トルクレンチを使って10N・mで締め付けました。
プラスチックなので壊さないよう、軽く締めるだけで良いと思います。
そして、エアクリーナーボックスを元に戻します。
走行してオイルを馴染ませます。
<ドレンボルトの状態>
最後にオイルが漏れていないか確かめて完了です。
パーツクリーナーを噴いていたら防錆塗料が剥がれて、地の銀色に。
綺麗ですが、錆びないか心配です…
今回の費用:
トランスミッションオイル NUTEC Interceptor / ZZ-31 75W-85 2ℓ 4,280円
添加剤 Microlon / Compound 90 4oz(118mℓ) 3,900円
送料他 1,140円
(他の材料・工具は持っているものを使用)
(合計9,320円)
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