• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

(Green)^2の愛車 [プジョー 306 (ハッチバック)]

整備手帳

作業日:2021年9月25日

エアコンのコンプレッサーのアーマチャープレートシム調整

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
1時間以上走行した後にエアコンを切ると、エンジンから「シャリシャリ…」という音がするようになりました。
それはまるでバイクの乾式クラッチのよう。

エアコンを掛けている時は音がしないので、エアコンのコンプレッサーのアーマチャープレートを引きずっているようです。
また、1時間以上走ると音がするので、熱の影響もあるのかもしれません。

実は2021年の7月に整備手帳「エアコンのコンプレッサーのプーリーASSY交換1~4」にて、アーマチャープレートも交換しました。
その際、シムを作製してプーリーとアーマチャープレートにすき間を設けましたが、調整自体が不十分だったようです。

アーマチャープレートを引きずると、コンプレッサーが無理やり回され、
○益々シャフトシールに負担が掛かる
○燃費が悪くなる
ことが考えられるので、重い腰を上げて確かめてみることにしました。

まず、右側のマッドフラップ・エンジンシールドを外します。
(詳しくは整備手帳「マッドフラップ他取り外し・取り付け」をご覧ください。)
https://minkara.carview.co.jp/userid/563851/car/621240/6563985/note.aspx

なお、今回はコンプレッサーのプーリーを外さないことから、
○ウィンドウォッシャー液のタンク
○ドライブベルトテンショナー及びドライブベルト
を、外しません。(楽ちん!)

<コンプレッサーのプーリーの状態>
コンプレッサーのプーリーの周りに、オイルの汚れが付いています。
円周方向に白い跡が付いているのは、先日、オイルを軽く拭き取ったからです。
2
<プーリーとアーマチャープレートのすき間確認>
プーリーとアーマチャープレートのすき間をシックネスゲージで確かめました。
すると、下側の部分はすき間がなく、他の部分は0.15mmが入るところもありました。

すき間の規格は0.4~0.8mmなので、どちらも外れています。
「困ったな…」

少し、考えました。
3
<プーリーとアーマチャープレートの状態>
今回、ドライブベルトを外していないので、プーリーにはテンションが掛かっています。
恐らくベアリング等のガタの分だけ、プーリーが傾いているのかもしれません。

交換して間もないプーリー(ベアリング)に本当にガタがあるの?という疑問は置いておいて、ドライブベルトを掛けると、プーリーが多少なりとも傾くのはありえそうな気がします。

すき間の下限の規格:0.4mmは、取り付け時の振れも考慮しているのかもしれませんね。
4
いずれにせよ、引きずっている状態は良くないので、アーマチャープレートを外して、シムを調整します。

<シャフトナット外し>
シャフトの先端にあるナットを、ソケット(14mm)を付けたスピンナーハンドルで外します。
この時、ホルダーでアーマチャープレートの回り止めをします。

<アーマチャープレート外し1>
次にアーマチャープレートを、プーラーを使って外します。
アーマチャープレート中程にある3ヶ所のねじにボルトを締め付けプーラーを固定します。
そして、真ん中のボルトを締め込むことによりシャフトから外します。
この時もホルダーを使って、回り止めをします。

シャフトの締まりが緩くなったのか、早回しソケットで簡単に外れてしまいます。
5
<プーリーの状態>
残念ながらシャフトの辺りから、黄色いコンプレッサーオイルが漏れています。
プーリーを換えてガタが減ったとしても、傷んだシャフトシールから、漏れてしまうんですね。


<アーマチャープレートの状態>
こちらは外周に、プーリーと強く当たった跡が付いていました。
やはり、「シャリシャリ」音は、ここからしていたようです。
6
<シムの新旧比較>
左: 自作  0.6mm×2枚
右: 購入品 1.0mm×2枚, 0.3mm×1枚

みん友さんの記事に触発されて、ついにモノタロウに手を出してしまいました。
シム等の入手し難いものが、1枚から手に入るので本当に便利ですね。
7
それではシムの調整に入ります。
シムの厚さを増やせば良いのですが、やり過ぎると今度はすき間が大きくなり過ぎるので、調整は難しいです。

<シム調整>
結局、シムを2枚(1.0+1.0=2.0mm)にしたところ、上側・下側ともすき間を確保することができました。
8
<シム取付>
シャフト周りのオイルを拭き取り、シムをシャフトに通します。





<アーマチャープレート締付>
アーマチャープレートを取り付け、シャフトの先端にナットを仮締め後、トルクレンチを使って18N・mで締め付けます。
この時もホルダーを使って、回り止めをします。

あとは、マッドフラップ他を元に戻して終了です。

以後、「シャリシャリ」音はしなくなりました。
良かった。

今回の費用:
シムリング 岩田製作所 / BRS008012100 2枚 328円
シムリング 岩田製作所 / BRS008012030 1枚 96円(今回使わず)
(他の材料・工具は持っているものを使用)
合計 424円

関連パーツレビュー

イイね!0件




関連コンテンツ

関連整備ピックアップ

ペダル上部の防音材撤去

難易度:

BMC CDA 戻し

難易度:

中間マフラーの交換3

難易度: ★★

中間マフラーの交換2

難易度: ★★

オイル交換@127460km?

難易度:

中間マフラーの交換1

難易度: ★★

関連リンク

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「@端っこのプジョー→B4 さん、こんばんは 不調の原因が分かって良かったですね これで、安心して乗れますね」
何シテル?   01/05 23:04
2008年よりプジョー306に乗っています。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

愛車一覧

プジョー 306 (ハッチバック) プジョー 306 (ハッチバック)
17年前にそのルックスに一目ぼれ。 ずっと気になっていましたが、2008年に縁あって後期 ...
ヤマハ YZF-R125 ヤマハ YZF-R125
R125に乗っています 意図せずバイクもフランス製(笑)
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation