フロントブレーキキャリパーシール他交換2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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<ウェットブラスを掛けた後のピストン>
ブレーキキャリパーの状態で、ウェットブラストを掛けたのですが、ブラストを十分に当てることができませんでした。
外したブレーキピストンの表面の汚れと内側の錆が、気になって、しょうがないんです。
このまま組み付けるのは、嫌だな…
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ということで、もう一度、レンタルガレージのウェットブラストマシンを借りることにしました。
予定より作業日が1日長くなりますが、やむをえません。
<ブレーキピストン養生>
まずは、ブレーキピストンの側面にブラストが当たらないよう、ガムテープを貼ります。
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一昨日来たばかりで、機材の使い方は覚えているので、早速作業に取り掛かります。
<ウェットブラスト1>
ウェットブラストマシンのキャビネットを開けた状態です。
今回はブレーキピストン2個だけなので、少し気が楽です。
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<ウェットブラスト2>
ブラストを掛ける時は、銀色のノズルを左手で持って、右手で部品を持ちます。
(ホースの長さを考えると、逆に持つこともできそうですね。)
子部品にブラストを掛ける場合は、紛失しないようかごに入れておきます。
本来は、かごごとウェットブラストを掛けるために使うそうです。
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<ウェットブラスト3>
お金を入れてスタートすると、ブラストが銀色のノズルから勢いよく噴き出します。
余裕で写真を撮っていたら、かごに入れたピストンが飛ばされてしまった。(笑)
上側の窓から見ながら作業します。
作動時はキャビネット内のライトが点き、窓の部分にワイパーも付いているため、ある程度の出来栄えを確認することはできます。
今回も集中して、あっという間に作業が終わってしまいました。
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それでは、ウェットブラスト前後を比較してみます。
<ブラスト前のブレーキピストン外側>
焼き付いたブレーキダストが表面とブーツの溝に付いています。
この状態ではブーツを新しいものに替えても、溝にきれいに収まらないかもしれません。
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<ブラスト後のブレーキピストン外側>
うん、満足。
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<ブラスト前のブレーキピストン内側>
黒と赤の錆が、残っています。
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<ブラスト後のブレーキピストン内側>
おおよそ取れました。
しかし、何れにせよ内側はメッキ処理されていないと思われるので、あっという間に錆が出てきます。
錆転換剤や耐熱塗料を塗る手もあるかもしれませんが、ブレーキピストンにどの程度の熱が掛かるか想像もできないので、今回は見送りました。
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ブレーキピストンがきれいになったので、改めて状態を確かめてみます。
<ピストンの状態1>
先端部分の一部のメッキがはがれていました。
今回、何もしなかったので、あっという間に錆びるんだろうな…
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<ピストンの状態2>
ピストンが動く方向に、わずかに縦傷が入っていました。
ブーツの隙間から入った砂等が、ピストンシールの外側に挟まって傷付いたのかもしれません。
再使用しても問題ないレベルだと思いますが、今回、傷の程度が確かめられて良かったです。
でも、左か右か、どっちのピストンか分からなくなってしまったのは、内緒です。(笑)
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外した部品の清掃・塗装が完了したので、次に交換するシール類について触れておきます。
<リペアーキット1>
今回用意したのはスペイン製 autofrenのリペアーキット。
当初、純正部品を購入しようとしたのですが、既に廃版で購入できず。
1箱1キャリパー分なので、2箱購入しました。
年式は分かりませんが、ルノーカングーも同じ品番のものを使っている模様。
カングーのブレーキキャリパーのオーバーホールの記事を見ると同じ構造みたいですね。
※
写真は後日撮影したものです。
1箱、捨ててしまったので、写真を合成しました。(笑)
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それでは、リペアーキットの構成を確かめます。
(写真は1箱分となります。)
<リペアーキット2>
左側から、
○ブリーダープラグのゴムキャップ
○ブレーキキャリパーヨーク側のブーツとガイドリング
○ブレーキキャリパーのピストンシールとダストシール
となります。
リヤのリペアーキットに比べると、部品点数が少ないですね。
また、グリス類は入っていませんでした。
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