ようやく一昨日メガーヌが帰還してきました。
以下家族のブログより転載
メガーヌが戻ってきました。ご心配いただいた皆様ありがとうございました。
11/22(木)13:05に修理完了の連絡が入り、11/23(金)の仕事帰り(休日出勤)に受け取りました。
写真1
今回の故障箇所はクラッチのマスターシリンダとスレーブシリンダをつなぐホースの途中にあるオイルダンパー(写真1)からフルードが漏れ続けフルードが枯渇してエアが入り油圧低下でクラッチが切れなくなったらしいです。
この不具合が起こる数日前、下り坂になるとメータコンピュータから「Break System Faults」の警告が出る様になったので、取説(メガーヌRS専用装備の説明書)を確認したところ、メーター内のランプ点灯パターンから(サイドブレーキとストップが点灯)ブレーキリザーバタンクの液面低下なのでブレーキパッドを点検しフルードを補充せよとありましたので、これに従いブレーキパッドを点検しフルードを補給しました。
写真2
フルード補給で液面警告は出なくなりましたが、時既に遅し。写真2のリザーバタンク奥側右に出ている黒いホースがクラッチにフルードを送るラインで、液面のロワーライン付近が取り出し口です。そう下り坂で液面警告が出るときにはすでにクラッチラインに空気が入ってしまうのです。ブレーキマスタへはリザーバタンクの下面から直接フルードが送られているので液面警告が出ても余裕がある設計です。
仮に、フルード補充が間に合ったとしても、オイルダンパーからフルードが漏れ続ければ、危険な状態での運行が続くので早期に問題が発覚して良かったと思うしかありません。
2回のクラッチトラブルで、前回がスレーブシリンダの予測交換、今回がマスター・スレーブ間をつなぐオイルダンパーの着いたホースの一括交換(独立した部番設定がなくマスタ・スレーブ間はこの1部品だけ)。あと不具合が出るとしたらマスターシリンダだけなのでパーフェクト目前です。
受け取り当日に別の整備依頼の方の相手を工場長がしていたこともあり、事前に強く申し入れたせいか、整備係長から写真入りの丁寧な説明をしてもらえました。日産車以外にルノー車の整備も扱うルノーサービスサテライトから転勤されてきた方で、前回修理説明をして頂いた現工場長とは違い、こちらの疑問を全て解決してもらえる方でした。
なお、今回の解説写真からわかるように、クラッチラインの修理をする場合はエンジンコンピュータを含めバッテリーボックスやエアクリーナボックスもごっそり外す必要があるそうです。
メガーヌはカードキーのため、いわゆるキーオンでエンジン未始動の時間が3分に制限されています。この3分のタイムアウトが壁になりODBポートを介したECUプログラムのチューニングがうまく出来なくなっていました(海外版のスレーブプログラムでの読み書きは除く)。そのため自分がお願いしている技術者さんはECU本体をこじ開けて基板上のメインテナンスポートからやろうと提案してもらったのですが、保証の効く故障修理の時に支障が出るとまずいので丁寧にお断りしたのですが、やはりというかやらないで良かったです。
なお、前出の整備係長に伺ったところ3分のタイムアウトは変更できないそうです。
長文失礼しました。
(写真提供:ルノー神奈川厚木インター店)
転載ココまで
私の家族は30年近く油圧クラッチの車両に乗ってきて現在所有の車の他、コロナ(TT131)、スプリンター(AE86)、ランサー(CD5A、エボ~エボ3までのベース車)と乗り継いで(順不同)きて初めてのクラッチトラブルでした。
正直私がこの車の救援に行って代車を届けたので積車に乗せるときは私が立ち会いましたが、虚しい光景でした。
少量生産車のノーブルM600(TopGearの某回でクラッチトラブルを起こす)や超重量級の三菱の初代GTO(納車数ヶ月でクラッチ板崩壊、多分乗り手の問題)じゃあるまいし。
ルノースポールは、いわゆるSTIとかVersion NISMOやマツダスピードみたいなものだと思っていますので、ちょっとショックです。
もうクラッチ周りの話はこれで終わりにしたいです。
ではこれでノシ
Posted at 2012/11/25 14:34:11 | |
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