最近特にコメント返しの遅い俺にこの日記を書かせた北陸の恥・・・
以前の日記のコメント返し遅れることについてはなにとぞお許し願いたい・・・
ここ数日毎日ニュース観てて書かずにはいられなかったです・・・
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の事件といって差し支えないでしょう、このゴールデンウィークで北陸を恥をさらしたこの事件・・・
ユッケが好きだからってここでヤマほど食べてた人はさぞ驚き震え上がったことでしょう・・・
今までなんともなかったのは運がよかったとしか言えないこの不祥事・・・
ある意味偽装で商売をしていたといっても過言ではない、安全をほったらかしにして儲け主義に走ったといわれても仕方がないこの事件、全国チェーンではあるが死者も出した富山と福井のこのチェーンを経営する「フーズ・フォーラス」が本社は金沢市であったこと・・・
非常に恥ずかしいことです、ニュースを見る限り石川で発生しなかったのは運がよかっただけで起こるべきして起こったと言わざるを得ない・・・
なにやら神奈川でも具合の悪い人が出てるそうですね。
これが夏場だったらどれだけの死者が出ていたことか・・・
5/04には40代の女性も亡くなったそうです、子供だけが危なかったわけではない、俺たち大人も十分死ぬ可能性があったということ・・・
イトコの奥さんの実家が焼肉屋やってて俺もレバ刺しとか好きなんで以前はよく食べてましたが、最近はお役所(保健所)もうるさいんであんまり生で食べるものは出さないとレバ刺しは出してませんでした。
そこは個人でやってて焼きレバーも本来レバ刺しで食べれるような鮮度のよいものを出してるんで心配ないといえばなかったのですが、一定の基準を満たしていたところで生モノを注文して食べるからにはどうしても食中毒のリスクは付きまとうわけで・・・
おなか下ること覚悟で食べてたのも事実(苦笑)
だって世の中けっこう有名なトコでも食中毒出して営業停止○日って喰らってる店あるしね。
ソレを理解したうえで注文して食べなくては・・・
生肉を食する以上100%安全とは言い切れないリスクがあることを食べる側も認識していなくてはならないと今回の件でつくづく思い知らされました。
この事件の中でイロイロなことが出てきましたよね。
罰則がないから・・・、というあきれた説明には開いた口がふさがりません・・・
死者まで出しておいて「不適格な肉を販売したとは認識していない」とまで言い切る・・・
「検査、管理面などで認識が甘かった」と幹部は認めたというが、
同社は2009年7月を最後に検査を行っておらず、勘坂社長は「一度も陽性反応が出なかったので、肉に菌が付くことはないと思った」と話した。
はぁ!?
認識が甘かったんじゃなくてこの2年近く何もしてなかったんだろ?
起こるべきして起こったと誰もが思うでしょ!?
会見で↓
生食に適さない肉を提供していたとされる問題については、勘坂社長が「『生食用』と『生で食べられる』という考え方は全く別」と強調。厚生労働省が定める衛生基準を満たし「生食用」とされる食肉は、馬肉とレバーを除いて国内では流通しておらず、多くの飲食店は独自の判断で生肉を提供している現状を指摘した。「これまでは安全な肉を仕入れて提供してきた。加熱しなければならない肉をルールに反して使った事実はない」とした。
そういうことはやることやってから言えってぇの!
2年近く検査してなかったくせに何言ってんのさ、それ以前の数年間は定期的に実施していたが、一度も菌が検出されなかったなどの理由でやめた?バカじゃね?
ソレまで出なかったからって未来永劫菌が出ないって保証どこにある?
検査のコスト惜しんでやめたんだろ?
それを安全を二の次にして儲けに走ったといわずになんと言う(怒)
ニュースを見る限り食中毒が発生した「えびす」のまな板、冷蔵庫などの店舗設備を検査したが大腸菌O157、O111は検出されなかったそうな。
その点からもやはり納入した肉に菌が付いていたと考えられる、納入した業者は生食用としては納めていないわけで、店舗も衛生管理はちゃんとしてた、つまり仕入れをして店舗に渡した経営側の問題。
店舗も被害者とも言える、一生懸命働いていた最前線の人たちも気の毒です。
10年近く前の三菱自動車のリコール隠し事件の時を思い出します。
あの頃の三菱ディーラーの人たちはどれだけ大変な目にあっていたことか・・・
俺はそれでもそのリコール隠し問題のさなか三菱ディーラーから新車発表半月で新車でグランディスほぼフルオプションで購入しました。
その前からシャリオグランディスに乗っていたし、俺はメーカーにこだわりはない、いいモノはいい、その信念からNA4Wグランディスを買いました。
周りにはバカだな~、今三菱車買うか!?って言われましたが、そんなときだからこそ安全な車を造って売っているとも思ったんで一括でグランディスを約400万出して買いました、値引きも40万以上してもらいましたけど(笑)
話は逸れましたが、本当にえびすを愛して通ってた人は今後再建に動き出した際は先頭に立って食べに行って欲しいものです、安全が確かならね。
最前線のお店の人に罪がないといっていいのかはわかりませんが、納入した肉に問題が会ったのであれば最前線で働いていた人が可愛そうです、本社に裏切られたんですから。
ただ安いだけで、安いユッケ食べたいだけで行ってた客はもう帰ってこないかもしれませんね、それだけのことをしてたんですから。
いつぞや「人生が変わる1分間の深イイ話」で「1皿100円」、テーブルごとに担当がつくなど「お客さんそれぞれに合わせた心配り」のサービスに、島田紳助が「深イイ~」と言って安モンの肉を・・・と言っていや安モンではなく安くいい肉を提供しているとか訂正してたのを思い出したが、生肉用ではない肉を生肉として客に提供してたとなるとある意味安モンの肉を高い生肉用と偽装して提供していたとも言える・・・
安全をほったらかしにして儲け主義に走ったのではないの?
安全を犠牲にしてでも安く商品を提供することが「えびす」の正義なのか?
「フーズ・フォーラス」に対し「ソレがお前のやり方か?」と長州力に言ってもらいたい!
飲食業で生計を立ててる人が食の安全を二の次にしているようでは飲食業を営む資格はないと俺は思います。
正直どれだけ気を付けていても生モノを扱う限り、いや食品を提供してる限り食中毒のリスクは0%にはならないと俺は思ってます。
そのために提供する側は最善を尽くさなければならないし、
食べる側は万が一の可能性で俗に言うアタるかも知れない、と思いながら食べないといけないとも思いますね。
種類は違うかもしれませんが生でなくてもサバやカキなどにアタる人もいるわけで・・・
実際俺は子供の頃、ユニーで買ったカレーパンでアタって夜中に吐きまくったことがあります。
弟はなんともなかったようで朝弟見たら寝ながら吐いてました(苦笑)
そういう衛星・安全に最善を尽くして発生したのならイザ知らず、なんにもしないで客に提供していたというこの事実・・・
許しがたいですね(怒)
その一方で、食べさせていた親にも少なからず問題が会ったといわざるを得ないかと。
やっぱそういうリスクがある料理であることを認識してなかったということは落ち度がなかったとは言い切れないかと。
生で食べるということはそういうリスクをはらんでいること、その上で我が子に食べさせるかどうかを判断しなくてはならないということでしょう、おいしいから子供にも食べさせてあげたいという気持ちは俺も親ですからわかりますが、可愛い我が子だからこそ食べさせるべきではなかったとも言えます。
極端な例ですが、我が子にアレルギーがあるとわかってる親はいくらおいしくてもその料理にそのアレルギーとなる食材が入ってるかどうかわからないものは食べさせないはず。
俺の会社の同僚の子供はタマゴアレルギーがあるんでとても苦労してます、だってケーキですら気軽に食べさせられない・・・
自分の子供に気軽にケーキも食べさせてあげられないってホントかわいそうです。
誕生日もクリスマスもよく調べてケーキを買っているそうです。
昔、卵使っていないと言われたケーキ買って帰って切ったらスポンジ部分がほとんど食パンみたいだったそうな・・・
俺がソイツだったら自分の子供にこの目の前にあるおいしそうなケーキを食べさせてやりたいがタマゴは使われてないと思いますよって言われたら食べさせないと思います。
使われているか確証がないなら食べさせない、親ならそうだと思います。
食べさせたなら親として責任を持って判断して食べさせたと認識すべきかと。
ユッケなど生肉についても同じではないでしょうか?
寿司などの刺身もそう言えるかと。
親ならおいしいものを食べさせてやりたい反面、危険な可能性があるならいくらおいしくても食べさせない、そう思います。
親ってそういうところを子供のためなら気を付けてやるはず、おいしいからってユッケをそういうリスクも考えないで小さな子供に食べさせた親にも少なからず落ち度があったと思います。
だってコトが起こってからお前の店が安全だって言うから食べさせたのに死んだじゃないか!って言ったところで慰謝料をもらってもコドモの命は帰ってきません、子供の安全は最終的に親である我々が判断して守らなければ失った命はどうにもならないのです。
小さな子供が喜ぶからって生肉であるユッケ喰わせて命を落とす、厳しいようですが親に落ち度は本当にないのでしょうか?
通常なら運が悪かったとも言えなくもないですが、今回の「フーズ・フォーラス」のやり方は運が悪かったのではなく起こるべきして起きた事件であると思います。
通常の食中毒なら店も客も運が悪かったというケースもありますが今回は違う、
誰が死んだっておかしくなかった、そう言っていいと思いますね俺は。
亡くなったお子さんは本当にお気の毒です。
そのお子さんの死を無駄にしないためにも俺たち小さな子供を持つ親は今一度食の安全について考え直さなくてはなりません。
おいしいものを食べさせるだけが親の出来ることではありません。
安全であるかどうか判断して与える、そういう親でありたいものですね。
記事は以下のとおり。
ユッケ食べ重体の40歳代女性死亡…死者3人目
読売新聞 5月4日(水)14時55分配信
富山、福井両県の焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」店舗で食事をした男児2人が腸管出血性大腸菌「O(オー)111」に感染して死亡した集団食中毒で、富山県は4日、同県砺波市の同チェーン砺波店でユッケを食べて重体になっていた40歳代女性が同日午前、死亡したと発表した。
発表によると、女性は先月23日に同店で食事をし、26日に腹痛の症状が表れ、27日に入院。29日に腎臓障害などを引き起こす溶血性尿毒症症候群(HUS)で重症になり、30日に意識不明となっていた。女性からは、O(オー)111、O157の腸管出血性大腸菌が検出されていないが、県は集団食中毒の状況などから、同店での飲食が原因とみている。
2年前から細菌検査せず えびす会見「企業体質甘かった」
2011年05月03日 00:58
集団食中毒について記者会見する勘坂社長(右)ら=金沢市入江のフーズ・フォーラス
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、運営会社のフーズ・フォーラスは2日、金沢市入江の本社で記者会見し、店に出す肉の細菌検査を2009年7月以降行っていなかったことを明らかにした。勘坂康弘社長は「(ユッケとして)肉を生で提供することの危険性は認識していたが、企業体質の甘さから検査を休止していた。反省、後悔している」と謝罪した。
フーズ・フォーラスによると、最後に検査したのは09年7月29日。それ以前の数年間は定期的に実施していたが、一度も菌が検出されなかったなどの理由でやめたという。
ユッケに使用していた牛肉は、09年7月から大和屋商店(東京都板橋区、長田長治社長)から仕入れており、取り引きを始める際に「ユッケ用の商品として提案された」と説明。当時のやりとりと示す電子メールが残っていることを明らかにし、「生で食べることを想定していなかった」とする大和屋商店の主張に反論した。
生食に適さない肉を提供していたとされる問題については、勘坂社長が「『生食用』と『生で食べられる』という考え方は全く別」と強調。厚生労働省が定める衛生基準を満たし「生食用」とされる食肉は、馬肉とレバーを除いて国内では流通しておらず、多くの飲食店は独自の判断で生肉を提供している現状を指摘した。「これまでは安全な肉を仕入れて提供してきた。加熱しなければならない肉をルールに反して使った事実はない」とした。
同社が砺波店と金沢市内の2店舗で4月28日に独自に行った検査の結果も公表し、腸管出血性大腸菌O157は検出されなかったとした。砺波、高岡駅南の両店で食中毒の原因になったとみられる肉は、16日に納品された可能性が高いとの見方も示した。
■死亡した男児宅で通夜 高岡
焼肉酒家えびす砺波店で発生した集団食中毒で死亡した高岡市の小学1年生男児(6)の通夜が2日、市内の自宅で営まれた。
親族や住民をはじめ、男児が通っていた保育園や小学校の関係者らが大勢訪れ、参列者は屋外まであふれた。父親(38)は涙を流し、声を震わせながら「1分でも1秒でも長く、皆さまの心の中で息子を生きさせてください」とあいさつ。父親の言葉に、多くの参列者が涙していた。
参列者からは「なぜあの子が」「かわいそうでならない」など男児の死を悼む声が聞かれた。
■連休中も相談受け付け
県と富山市は、連休中の3~5日も店利用者らからの健康相談を5機関で受け付ける。問い合わせは、砺波厚生センター=電話0763(22)4507、高岡厚生センター=電話0766(26)8417、富山市保健所=電話076(428)1154。
■生肉料理確認を 蓮舫担当相
蓮舫消費者・食品安全担当相は2日の記者会見で、富山、福井両県で男児が死亡した焼き肉チェーン店の集団食中毒を受け、全国の消費者に向けて「飲食店で生肉料理を食べる際は、加熱用の食品を使っていないか確認してほしい」と呼び掛けた。
消費者庁として、厚生労働省と協力して事実関係を把握し、事業者に再発防止の指導を徹底する方針も明らかにした。
ユッケ食中毒、神奈川で体調不良6人
TBS系(JNN)
5月3日(火)14時8分配信
この問題は、焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の富山県と福井県にある2つの店舗で、ユッケなどを食べた10歳未満の男の子2人が先月、下痢や腹痛を訴え、その後、死亡したものです。2人からは腸管出血性大腸菌O111が検出されています。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に店側から事情を聴いていますが、新たに横浜市内の店でユッケを食べた19歳の女性が重症の食中毒症状を起こし入院するなど、神奈川県内でも6人が体調不良を訴えていることが分かりました。
会社側の説明によりますと、先月20日から25日にかけて横浜市内の店で食事をした2人と、藤沢市内の店で食事をした4人のあわせて6人が体調不良を訴えているということです。
「衛生管理はちゃんとしていると思う。(死亡事故後)こちらの認識も甘かったのかと。しっかり手洗いして、きちんと細かくやろうとなった」(従業員の女性)
一連の食中毒事件の患者は、疑い例も含め富山、福井、神奈川の3つの県で63人に達しています。(03日13:08)
焼き肉店集団食中毒:「業界の慣習」会見で強調 「生食」基準に罰則なく /福井
毎日新聞 5月3日(火)16時35分配信
◇社長ら謝罪、補償約束も
「業界の慣習です」--。「焼肉酒家えびす」で食事した富山、福井両県の男児2人が死亡した集団食中毒で、同店を経営する「フーズ・フォーラス」の勘坂康弘社長は、は2日、金沢市入江2の本社で開いた会見で強調した。厚生労働省が定めた「生食用」基準は罰則がなく、同省は業者側の努力に委ねられているのが現実という。会見で同社の幹部は「検査、管理面などで認識が甘かった」と認め、改めて食中毒患者に謝罪。補償を約束した。【宮本翔平、大森治幸、幸長由子、橘建吾】
富山県などの調べでは、食中毒患者は共通して「ユッケ」を食べたとされる。同県生活衛生課は、食中毒が発生した「えびす」の砺波店、高岡駅南店でユッケなどの肉や、まな板、冷蔵庫などの店舗設備を検査したが、大腸菌O157、O111は検出されなかった。
会見で同社の石野浩平マネジャーは、検査結果から、「店舗内より、16日ごろ納品されたユッケの保菌状態が原因だった可能性が高い」とした。会見の途中で出席した勘坂社長は「生食用に適さない肉を提供した」と一部で報じられたことについて「不適格な肉を販売したとは認識していない」と強く否定した。一方、「卸業者の加工場を社員が訪れ、肉を加工する過程を実際に確認するなどはしていない」と話した。
富山県内の焼き肉店では、生肉の提供を自粛する動きが広がり始めた。富山市内の焼き肉店の従業員は「国の定めた生食用の衛生基準は満たしていないが、加工から販売まで一貫体制で安全性に問題はない」と強調。しかし、高岡市の男児が死亡した翌日の先月30日から、ユッケなどの販売を自粛した。
富山の2日前、福井でも男児死亡…焼肉店ユッケ食中毒
スポーツ報知5月2日(月)8時3分配信
富山県砺波市の「焼肉酒家えびす」砺波店で、ユッケを食べた男児(6)が腸管出血性大腸菌「O111」に感染、4月29日に死亡した事件で、福井市の同チェーン店でも男児が死亡し、O111が検出されていたことが1日、分かった。
福井県などによると、この男児は下痢や腹痛を訴え4月21日に入院。27日ごろ腎機能が低下する溶血性尿毒症症候群(HUS)で重症になり、死亡した。発症前「―えびす」福井渕店で食事。家族に異常はないが、県は感染との関連を調べている。同県警も従業員から事情を聞いた。
また、砺波店で食中毒を引き起こしたと見られるユッケは、厚労省が定めた生食用食肉の衛生基準を満たしていなかったことが富山県などの調査で判明。「―えびす」を経営するフーズ・フォーラス社(金沢市)に牛肉を販売する都内の食肉卸業者は「生食用としては販売していなかった」。フ社も「生食用ではないと認識していた。国の基準に強制力はなく、会社として生でも食べられると判断した」と説明した。
フ社が経営する富山県高岡市の店でもユッケを食べた客が症状を訴え、砺波店を含め計19人が重症になっており、同県警も砺波店に立ち入って従業員に事情を聞いた。
「―えびす」は4月18日放送の日テレ系「人生が変わる1分間の深イイ話」で紹介されたばかり。「1皿100円」の安値に加え、テーブルごとに担当がつくなど「お客さんそれぞれに合わせた心配り」のサービスに、島田紳助ら10人全員が「深イイ~」と「心のレバー」を押していた。
フ社はホームページでグループ全20店舗の営業停止を発表。「和牛ユッケ」を食べて症状がある人に、保健所への相談を呼びかけている。
細菌検査せずユッケに…「菌つかないと思った」
読売新聞 5月2日(月)21時8分配信
焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の店舗で食事した富山県高岡市と福井市のいずれも6歳の男児が、腸管出血性大腸菌「O(オー)111」に感染し、死亡した集団食中毒で、同チェーンを運営するフーズ・フォーラス社は2日、金沢市の本社で記者会見し、厚生労働省の基準で生肉を提供する際に求められている細菌検査を実施していなかったことを明らかにした。
男児2人はいずれも、先月16日に仕入れた加熱用肉を生のまま調理したユッケを食べて発症した可能性が高く、同社の勘坂康弘社長は「認識に甘さがあった」と謝罪した。
厚労省は基準で、生肉を提供する店に対し、肉のサンプルをとって細菌検査することを指導している。検査では、刻んだ肉を培養液に入れて大腸菌などの有無を調べる。同社は2009年7月を最後に検査を行っておらず、勘坂社長は「一度も陽性反応が出なかったので、肉に菌が付くことはないと思った」と話した。 .最終更新:5月2日(月)23時1分