
まずはじめに、本日のTC2000・Y3を走行していた皆さん、
並びにコースマーシャルの皆さんに
ご迷惑をお掛けしたことを
お詫び致します。
幸いなことに人も車輌も損傷なく、自走で帰宅することができました。
以下、事の経緯をダラダラ書かせていただきます。
長文失礼致します。
先月の事になりますが、
デミオドライブさんの薦めで,MSCTでも同組で走った事のある
元ラガーさんが売りに出されていた4点ベルトを格安で譲って頂きました。
私、正直に告白しますと余り4点ベルトを信用していなかったんです。良く「ベルト換えると1秒タイムアップするよ」って話を耳にしますが、眉唾だなあ、位に考えていたのです。
ただ、実際に4点ベルトで走っているデミドラさんが4点ベルトの良さを力説されるので、「そんなに言うなら試してみようか」ということで元ラガーさんにご連絡しました。
私はDIYが全く苦手でしたので、後日デミドラさんとお会いした時に後席側のボルトを付けて頂き(当日は有難うございました)、その後ディーラーに入庫した際に前席のL字フックを取付け、ようやく先日4点ベルトが装着できるようになりました。
実際に装着してみて、その束縛感に驚きました。腕以外の上体が完全にシートに縛り付けられてしまうんですね。でもこれがどうしてタイムUPに繋がるのか、まだイマイチ理解できませんでした。
で、公道で4点着けて走るのもなんだかなあ、という気がしましたのでやっぱりサーキットで試そう!と気まぐれに思い立ち、土曜だというのになぜかファミリー走行に空き枠があるようだったので、事前予約していませんでしたが朝から筑波入りして走行券をゲットしました。
慣れないベルト位置の調整を一人で行い、いざ出走。
あれ、今日は周りの速そうなクルマたちにもそれ程遅れを取らずに走れているような。。。
ファミ走で前を走るクルマにラインを譲って貰ったのは、今日が初めてだったかも。
何となくクルマを持て余しているような感覚を覚えつつも、タイムは徐々に上がっていきます。
手元のLAPSHOTは、7月のMSCTで優勝したときの自己ベストをあっさりと更新し、
さらに
タイムアップ!1秒どころじゃありません。
もう気持ちはイケイケです☆
正確なタイムはここでは公開しませんが、相当いい数値が表示されてました。
7月に比べて気温が低いのに加えて、4点ベルトの効果が本当に絶大。
ステアリングとギアの操作が面白いように安定して決まります。こりゃあいいわ♪
更なるタイムアップを確信し、走行を続けます。
しかし、好事魔多し。
気分良くバックストレートを走っていたセッション中盤。私の背後に1台のエイトが迫ってきました。
もちろんアクセラよりストレートもコーナーも全然速いクルマです。
どこで譲ろうか。。。そんな迷いが右足の動作を一瞬鈍らせます。
時速150kmのバックストレートエンドから最終コーナーへの進入!
しかしブレーキ量が足りず
オーバースピードでコントロール不能!
。。。。。。その瞬間はハッキリとは覚えていませんが、右に、左に、2回ほどタコ踊りしたような記憶があります。しかしろくに立て直すテクも持たない私は、なすすべなくハンドルを硬く握り締めてその後の惨劇を覚悟するしかありませんでした。
ああ。。。このまま砂場に突っ込んで情けなく横転しちゃうんだろーな。。修理代高くついちゃうなあ。。もうサーキット走れなくなっちゃうかも。。などと妄想しながら
アウト側のグラベルへ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡ズザー と突入。
その間は妙に時間がゆっくり動いていたように感じました。
舞い上がる砂煙。フロアをこする砂利の音。
。。。。あ、止まってるわ。
本当に、本当にラッキーなことに、我がアクセラは尻を最終コーナー出口に向けた形でサンドトラップ中央に停止していました。
タコ踊りしたときに、Eagle RS Sportが強力なグリップでスピードを殺してくれたのか、ハンドルを硬く握っていたのが良かったのか分かりませんが、横転もせず、タイヤバリアにも衝突せずに済みました。グラベルの安全性を身をもって実感しました。
とりあえずクルマを降り、タイヤバリア裏へ避難。
冒頭の写真はこのときケータイで撮影しました。不謹慎ですかスミマセン(_ _。)
程なく、コースマーシャルの方から、再びクルマに乗るよう指示が出ます。
平謝りしながら乗り込みました。
後方には牽引車が到着。迅速な作業でコース上へ引っ張り出されます。
ロープを外されピットロードへ誘導されると、同組の他の車輌がピットロードに並んでいます。
げっ俺赤旗出しちゃったのね。。。
全然気付きませんでしたが、セッションが中断されていました。
あ~。。皆さんゴメンナサイ。。。
私がピットに到着すると同時にセッションは再開された模様。残り時間、約10分。
私はパドック方面へ誘導されます。
直後、マーシャルさんからこんな指示が。
「パドック内のスタンドに水がありますから、そこで砂を良く落としてから
また走行してください」
いえ。。私もう今日は走りたくないです。。。
スタンドのホースでタイヤ廻りの砂を落とし、一息着いた頃にはもうセッションは終了していました。
良く見ると、助手席側はドアノブ内側にまで砂が入り込んでいました。
恥ずかしさも手伝って、そそくさと帰り支度を行い、サーキットを後にします。
頭は比較的冷静に働いていましたが、いい歳こいて
足の震えがなかなか止まりませんでした。
ブレーキに砂が噛んでいそうだったので、できるだけブレーキを踏まないように車間調整しながら、石下のENEOSさんへ向かい、下周りのチェックを依頼。
高圧エアーをボディ下部やブレーキ廻りに吹き付けてもらい、砂利と砂を落としてもらいました。
アンダーカバー内には、
大量の砂利が搭載されていました。
ほらっ。
もし再走行してたら、コース中に砂利撒き散らしてしまい、今度はオレンジボールが出されていたことでしょうww
とりあえずどこにも異常はなかった模様。(*´ο`*)=3ヨカッタ
で、今回のスピンは
「あーっやってもーた~(ピエール北川氏風)」で終わらせてはいけないと思うんです。
今後同じような事故を起こさないように、原因を自分なりに分析する必要があるのではないか、と考えました。
■原因1「スキル不足」
これは言わずもがなですが、運転手の腕が悪すぎです。
自分がまだまだ下手糞だと認識して走るべし!
緊急回避の理論と実践を覚えるとともに、安定したブレーキ動作(これは以前からの課題ですが)をマスターしたいです。
■原因2「寝不足」
前日夜遅くに帰宅して、走行券確保のために朝は5時起き。睡眠時間は正味2時間程度でした。
サーキット走行は、きちんと睡眠をとって臨むべし!
ファミライは今後普通に予約とって走ります。
■原因3「集中力不足」
実は昨晩、プライベートでちょっとした衝撃的な事件がありまして、今日は1日中そのことが頭から離れませんでした。走り出したら忘れるだろうと思いましたがダメでした。
精神が弱っているときは走るべからず!
(※どうやら取り越し苦労だったようです。。)
。。。何か至極当たり前の事しか書いてないような気もしますが、必ず実践していこうと思っています。
今日走り出すまで、手が届くとは思っていなかった夢のタイム。
赤いNAアクセラが過去にMSCTのMOREクラスで記録した、あのタイム。。。
スピンすることなく走り続けていたら、かなり近づけていたような気がします。
しかしこれは、次回以降新たな目標に留めておくことにします。
今回のスピンがトラウマにならないよう、近いうちにまた筑波に。。。えっ迷惑?
もう砂遊びしませんから
人´Д`o)ユルシテ