U&1のブログ一覧

NCロードスターの定番でよく行われる
電制スロットルの清掃をしました。



年末の整備で
エンジンのエアクリーナーを交換したら(豊田紡織製の純正相当品)
冷間時にアクセルON・OFFのキッカケでアイドル回転を下回ったりアンダーシュートが出だした。暖まると事象は消える…

原因はスロットルバルブの汚れ。
清掃して解消しました。

清掃後の変化は(AT車)
・アクセル全戻しのエンブレが弱まる。
・０発進の一転がり目が滑らか。
・アクセル全戻しからの再加速が滑らか。
新車ってこうだったのか…変化も大きかった。

汚れた原因と体感出来た
理由を考えみました。

エンジン内のクランクケースやヘッドから出た有害物質(ブローバイ)を燃やしきるため吸気に戻します。
そのブローバイと一緒にエンジンオイルミストもセパレーターで分離するとはいえ入ってくる。
さらに排ガス(EGR)までも吸気に戻します。(大昔はNOx。今は燃費対策)



外したスロットルを見ると汚れ方は
エアクリーナ側の上流より
エンジン側の下流の汚れ方が酷い。

クランクケースのブローバイとEGRが
スロットルが開いてから閉じた時の行き場を失い逆流して汚れが付着する。



NCロードスターの電制スロットルは
元々キレイな初期状態には
バタフライバルブを全閉にしても
周囲に隙間が有り
アイドル回転は、この隙間にプラスしてバタフライを電制で開いてコントロールしてる。
(昔はバタフライバルブ周囲はコーティングし密閉性をあげて吸気漏れは最小限にした。そして別系統でアイドル回転用の吸気入れてコントロールしてたが)



電制スロットルだとドライバーのアクセル操作の再現と
汚れてバルブ隙間が変化してもフィードバックし補正してくれ
クルマが動かなくなることはない。
のだが…

バルブ開き量と吸気量をイメージ図にした。こんな感じになるんだろう。



汚れ出すとバタフライ全閉で
隙間も埋まり開き初めの吸気がスグ入らなくなる(汚れがない初期に比べ多めに開かないとダメ)

これが
・エンブレの違いなり、再加速の繋がりの違い。
・低温時は酸素密度があがりバタフライ開度に対する補正が過敏に出た

こんな原因かなと。適当ですが(笑)

流行り病で帰省もなくなるも
ドライブ欲は変わらないが
何となく気乗りしなかった年末年始



とにかくバイクとクルマに手を入れてました。

特に昨年のNCロードスターで
ステアリングフィールが改善した事に
よって見えた課題を今回は潰しました。

と、その前についでに言うと
・予防整備で最後まで交換してなかったフロントアッパーアームも交換
(全く問題なかった。ダブルウィッシュはマルチリンクよりコジらないから負担少ないんだな)
・リアのダストカバー兼スプリングマウントが3年半前に交換して、もう既にヒビ割れ…予想外でそのまま戻したけど


という寒い中、近所の更に冷たい目も気にかけず作業に没頭して。

で今回の主題。
最近特にロードスターを運転してて
ステアリングを切るのが楽しく
ワザと切り遅れ多く切ったりと
バカな乗り方して気付いた…

・リアのロール量が大きく
コーナー脱出時にリア荷重に移ると
対角線フロント内側の浮き上がりを感じてた。
特に運転手だけの時の左折が酷く
右折は問題なし。
助手席に人が居れば左折も落ち着くので
乗車した時の荷重変化違いです。

この違和感の悪い所。
1.左右旋回差に違和感。
(いつも2人乗りじゃないし)
2.フロントの外側だけのグリップに依存していると一瞬でも状況悪い路面でスッポ抜けるかもと怖さ。
3.転舵してるフロントタイヤが
左右2輪から片側1輪になった時の走行ラインや修正舵の影響が少なくない事。

そのフロント内側浮き上がりの
理由は単純で
3年前にさっきヒビ割れが出た
リアのダストカバーを交換した際に
バンプタッチが早いのが気になり
ストロークに自由度出したく

バンプラバーを短くしたからかなと推測。



渋いパワステだった時は気にならなく
渋さ取れ軽くなり速い操舵で違和感に気付いた。

結局リアのバンプラバーを
また買い直し純正に戻して
改善しました(元に戻っただけ…)
旋回中にウニュウニュ、ウレタンバンプラの潰す感触を感じます。

そもそも(バンプラ短くした言い訳)
バンプタッチが乗り心地に悪影響と
ロールセンター前下がりのロードスターがコーナー進入時にリア内側が伸び切ってグリップ失う事が多く(時系列に考えると先にフロント外側がだらしなくロールして)
リア外側の踏ん張りが深くなれば
リアの接地性が改善すると考えてでした。(対角線で浮き上がらない)

二度手間して得た違いは
バンプタッチが乗り心地悪化には
そこまで関与してなかったのと
マルチリンクをストロークさせて使うと色々悪癖を出てたような…
もう少し走り込んでみます。