スロットルボディ清掃にご注意!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
最近アイドリングが低く基準では750回転ですが、600まで落ちてしまいますし、デフォッガや、ライトをつけてDにすると500まで、いや400まで落ちてしまうこともあります。アイドルアップヒューズも切れはなく、ECU点検もしましたが異常なしでした。ISCVを疑いましたが単体点検の結果抵抗、動作とも基準どおりです。スロットルポジションセンサーも単体点検オッケーで位置調整もバッチリです。しかしアイドリングがひくい。ボディを清掃すると良くなると噂がらあり単体外して掃除してみました。
2
これはISCV。ステップモーター式です。上中と左右、下中と左右の抵抗が24から54キロΩが基準、上下中にプラス電圧、残りを順番にアースを繰り返し、シャフトが上下すること。問題なく正常でした。この代物、新品だと7万します!!簡単な構造でなおかつ非分解式。壊れたら最悪です。
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スロットルポジションセンサーも基準通りです。調整はスロットルストップスクリューとの間に隙間なし、シクネス0.4ミリで導通あり、0.55で導通なしにポジション設定します。写真は0.4ミリ時。正確に調整します。
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すべて綺麗にスラッジを取り除き、ISCV通路もピカピカに、ガスケットも新品交換しました。ECUリセットしいざ始動。あれ?ファーストアイドルは1400だが、なかなか落ちない。。完全暖気後も1000から落ちない。。走行してみる。。1000から落ちる気配なし。今度はアイドリング高くなってしまい違う問題がらでてきました。これ実はスロットルボディ清掃の落とし穴でした。写真は施工後ですが、綺麗に掃除してしまうと、バタフライと外周の間にクリアランスができます。通常アイドリング時はバタフライは全閉、ISCVが電気負荷等勘案し開度を決めISCV後の通路にエアを通します。しかし、バタフライに隙間が生じることで二次エアを吸って、ISCV通路以外にもエアを吸うのでアイドリングが高くなってしまうんです。実はバタフライ周辺の黒いスラッジは、スラッジではなく密閉させるために二硫化モリブデンでシーリングしてあるんです。綺麗にブラッシングしてピカピカにして、、、、ご丁寧なその作業、それがアイドリング高くなってしまう原因だったんです。このように施工後は光がもれません。
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バタフライ周辺のシーリングを施工し、始動。基準通り750に落ち着きました。
僕が思うに、低アイドリングに悩む場合スロットルボディにエンジンコンディショナーを吹けば改善されるという説がありますが、スロットルボディを外さずにエンジンコンディショナーを吹くのが定番だと思います。ネットでいろんなページを見る限り、スロットルボディ清掃して改善したパターンをみるとみんなスロットルボディ外さずエンジンコンディショナー突っ込んでやっます。《電スロの場合はバタフライのみでアイドリングも制御してるんであまり害はないかも。》でも、バタフライ周辺のシーリングをとってしまって二次エアを吸うことでアイドルアップしてるんです。この場合はISCV通路は間違いなく完全清掃は不可能なのでISCV通路は詰まったまま、バタフライから二次エア吸って回転上がる。治ったと勘違いしてしまうんですね。けど、外して丸洗いすると、、、ISCV通路もピカピカ、バタフライ周辺もピカピカ、、、結果アイドリング高くなってしまうんですね。みなさん、安易にエアコネクターからエンジンコンディショナーをスロットルボディに吹くと痛い目にあいますよ!!!どうしても掃除する場合はバタフライ周辺は絶対に掃除しない!鉄則です!
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