フロントをスリットローターに交換

ローターは重要保安部品です。
自分の車を使用者がメンテするのに資格は不要ですが、商売するには人間・組織共に資格が求められる作業です。　
不安のある方は素直に整備工場に出しましょう。

今回はDEXELのPDにスリット後加工した物をチョイス
（主に値段と見栄えの関係）
切削オイルが残ってる可能性あるのでパーツクリーナーたっぷり吹いて脱脂しておきましょう。

手抜きでジャッキ作業ですが、力の掛かる工程あるのでちゃんとウマをかけましょう

タイヤ外します（割愛）
矢印のネジ（スライドピン14mm）を外します。
トルク管理の必要なネジなので、トルクレンチの無い場合は合わせマーキングしておきましょう。

なめると大変なのでメガネやソケットレンチで回してください。

キャリパーを バカッと上に持ち上げ
パットを外します。
（パットは車幅方向に引っ張れば外れます）

再利用する方は掃除を…
基本はローターとセットで交換ですが。

パット外したら 矢印の2カ所を17mmで外します。（上側は隠れちゃってますが…）
とても硬いので必ずメガネかソケットでなめないように注意しながら外しましょう。

17mmの2カ所外すとキャリパー一式がハズレます。落下注意・必ず片手で保持して外しましょう。（落とすとブレーキホース切れて自走不能になります）

外したキャリパーはS環なり針金でサスに吊ってブレーキホースを保護します。
スタビに乗っけるのもアリですが事故が怖い…

古いローターを外します。

程度がイイと手で引っ張れば抜ける。
並だとラバーハンマーで裏から優しく叩くと抜ける
程度が悪いとビクともしないので矢印のサービスホールにM8のナットねじ込むとパカッと外れます…が、サビでキツキツなので556をそっと一吹きすると楽です。

新しいローターをはめます。

ガタガタなので ホイルナットを1カ所とめて保持します。しないと脱落しちゃう。

スリット方向はあえて順回転にしました。

逆の手順でキャリパーを取り付けますが、それぞれ規定トルクがあります

キャリパーサポートの17mm＊2→85N
スライドピン 14mm→26N

ここしっかりしないと、最悪ブレーキ吹っ飛んで事故るリスク高くなります。
うちの安物トルクレンチ 正確なんだろうな…（汗）

Dの整備士さんに数値合ってるか聞いたら
「だいたいそんぐらい」とか温い回答が（笑）

キャリパーピストンを戻しているので作業の最後に 必ずブレーキペダルを硬くなるまで数回踏み込むこと。これしないとブレーキ効きませんよ。

あとはパットとローターにアタリがつくまで労り運転で。
パット再利用だと １０キロ程走ってもこんな酷い状態です。