貧乏国

国のGDPがどうのとかと言うより、相対的な購買力比較だと2010年過ぎに抜かれた中国、韓国や台湾どころか、タイ、ベトナムより低いそうです。国内にいても余り感じられませんが、それはデフレのため、給料が下がっても物価も下がったからと言う現象のためだけでしかない。超円安もあり、現在外から見たら恐ろしく安い国に成り下がりました。
打開するには、賃金上昇しかないのに、先を見通せない企業は内部保留分を先行投資に回さないし、人件費にも回さない…どころか、人件費は、今もカットする方向が正常だと思っています。実際、先行きを見通せる企業に経営を委ねた、シャープ等の一時は倒産もありかと思われた企業が再生したのを見ると、とにかく日本式の経営が悪いなと思いますが、まあ、それは置いておくとして、日銀の行き過ぎた超緩和政策から、遂に抜け出せなくなっている経済政策の方が悪いと思います。アベノミクスも短期的には、カンフル剤として働いたけど、お金がじゃぶじゃぶなのを見て、100%乗っかった年金基金や日本のETFの殆どを抱えた日銀が、引き締めに向かえるのでしょうか？引き締めの「ひ」の一言が出た瞬間に日本の大暴落の始まりに見えます💧。景気が上向いた時に、アベノミクスを止めていれば…。企業だって経済の先行きを見て投資する訳ですから、お金なんて出せないよね。特に日本企業は、国内しか見てないから。
本当に、今の日本の状況の中で育って来た、自分の子供たちを含めた若い世代が、色々欲しがらないのが怖いです。