メキシコ

フォーメーション図は「趣味のサイト」さんからの無断借用です。

日本のコンフェデ最終戦。

対戦相手メキシコはまだ北中米予選中で、ロンドンオリンピック金メダルメンバーを9人選出して融合中。コンフェデはWカップ本戦に向けた「新メキシコ代表」を構築する大会でもあった。ヒメネスもドスサントスも金メダルメンバー。

今朝の試合は
チャレンジ中の未完成のチーム：メキシコ　対　熟成を重ねた完成したチーム：日本
という図式。



完熟トマトのようなウレウレの日本は、出場停止の長谷部に変えて細貝スタメン。彼は相手主力を、イエロー当然にケズらなかったこと、攻撃を遠藤にまかせて前線への上がりがなかったことが残念。

イタリア戦でミスを犯した吉田・内田の先発外しは、予定調和で後半投入だろうな　と予想は出来た。

後半早々、細貝がボールウォッチャーになって、酒井ヒはグアルダードと1対1。1点目のセンタリングを上げられてしまう。



2点目の主役はザック。
酒井ヒの不出来さか、予定調和で内田を投入。その後吉田を入れて「なぜ今3バック」を構成。
コーナーキックの守備に混乱をもたらせて2点目をくらう。

関西風に言うと「体が疲れ切ってるのに、頭まで疲れさせてどないすんねん！？」である。



もともと細貝に変えて中村だったのか？　本田の代りだったのか？不明だが、長友の負傷アウトの非常事態にそのまま投入。4バックに戻す。

イタリア戦終了間際の中村投入は、センタリング狙いだったが、今日はどんな仕事を命じられたのだろう？

前線を活性化させるドリブラー、パス交換が出来るフレッシュな戦力は、今回も封じ手だったようだ。

疲れ切っていた日本代表の健闘。岡崎の「たぶん日本人最高の9番」の「骨折してもシュート」的な根性、PKを止めた川島はステキである。

ザックみたいなイケイケのイタリア人もいるんだな・・・。

格上相手の3連敗は想定内であり、正当な結果は出たと思う。
しかし、アジアの中では手は抜いても、世界大会では「あっと驚く戦略・戦術」が欲しかった。監督がイタリア人なので、ずるいサッカーを日本代表にプラスして欲しいのである。

これ以上今のスタメンを「熟成させて発酵」するレベルにもっていくのか？　
出来る事ならフレッシュなメンバーを「冷凍保存」して本大会に、そして2018年ロシア大会にも通用させて欲しい。彼は来年イタリアに帰るが、日本代表は綿々と繋がって行くのだから。

全力で応援していた植田朝日さん、他の方々もステキだった。

東アジアカップはJリーガー主体で行くとの噂だが、選手だけのサッカーではなく、指揮官の采配、監督の真価が問われる。