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刑事コロンボ。
第1話は1968年にアメリカでパイロット版が制作され、「先進的」な刑事ドラマなのに、メチャクチャ有能な主人公をヨレヨレに「エイジング」させた新鮮な企画力。最終69話は2003年に制作。35年に渡って「愛され続けた」実に優れたTVドラマ。

日本ではNHKが4年後の1972年から放映を開始。2004年に最終話を放映した。
このたびBS-TBSが全話を再放送をするにあたり、気合いをいれて録画しようとしたが・・・
HDDレコーダーの不調により、現時点で、4話ほど録れなかった・・・
アクオスって・・・ダメね。

コロンボの「倒叙」式の刑事ドラマは、日本では三谷幸喜の「古畑任三郎」で「再表現」されたのは有名な話ですが、最近の刑事ドラマでは壇れいの「福家警部補の挨拶」なんてのもコロンボをリスペクトしてました。
また「相棒」の杉下右京が「もう一つだけ」とか「最後に一つだけ」とか、犯人をイライラさせて追いつめる脚本にも多大な影響を与えてます。
ただ、右京の愛車が「日産フィガロ」である点が、ちょっぴり残念。本物志向の右京がチョイスする車ではありませぬ。
紅茶好きで英国留学経験のある右京ならモーガンやMG、MINI、ジャガーとまでは言いませんが・・・
日産がスポンサーなら、どうせ生産されてない車なら「ダットサン・ブルーバード510系」にしてほしかった訳です。


さて、ジェームス・ボンドのDB5以上に、コロンボの乗る「プジョー403・カブリオレ」はコロンボのキャラクターにフィットした車。「ナイトライダー」「トランスポーター」以外のTVドラマの中でここまで主人公の車を映す事は他にはありません。

1955年から1966年に製造されたプジョーの主力車。ピニンファリーナのデザインとされ1,468cc、58馬力/4,900rpm。最高速度は130km/h。
ドラマではベンツやパトカーにオカマを掘ったり、掘られたりのドエラい目に遭ってます。


年末・正月に一気に観ようと画策した訳ですが、意志薄弱なので、既に何話も続けて観てしまいました。
同じプジョー403・カブリオレなのでが、途中から幌の色が変わり、フロントマスクもちょっと違います。
ドラマの上では同じ車（コロンボの薄給では買い替えは不可能）ですが、諸事情があった訳です。
制作サイドも当初からの車体を保管出来ずに、年式の違う403を探したんでしょうね。

※こちらの方から画像をパクってます。スンマせん。┏○ﾍﾟｺｯ
どんぶらこDESIGN


コロンボはイタリア系の移民ながらも「白人社会の悪」を伐つヒーローとしてアメリカ社会に受け入られた様な気がする。いわゆるヒスパニックな人種に人気があったのかも。事あるごとに自分は、現場責任者の「警部」だと階級を強調していた。アフリカ系黒人の大統領が誕生するとは夢にも思わない時代で、日本のTVドラマでは、キムとかパクとかチャン、シュウなどなど大陸的な役名の主人公は、未だ現れない。
犯人は社会的地位が高く、富豪などが多く、フェラーリ、ジャガー、ベンツなどなど有名が外車（アメ車じゃないと言う意味）が数多く、もちろんマスタングやその他大勢のアメ車も登場し、ヒストリックカー好きのヒトビトも満足させられます。

こちらのみんカラさんが詳しく調べられてました。┏○ﾍﾟｺｯ
禍福は糾える縄の如しさん