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昨日W杯アジア最終予選スタート。ヨーロッパから帰国したメンバーがメインの日本代表はまったく走れてませんでした。が。宇佐美が受けたPK確実なファール。ジャガー浅野の完全なゴール。を、エゲつない誤審によって認められず、UAEに1-2で負けました。
何の事？　それは計14人出たメンバーのうち日本にいた選手は4人。しかも2人はリオ五輪メンバーで、他の10人は2〜4日前に飛行機で10数時間かけて帰って来たばかりの選手で、チームコンディションが良い訳が無い。という意味。

しかしサッカーもビデオ判定を導入しないと因縁が残りますね。

今の日本代表には「司令塔」と言われる試合のタクトを揮える選手がいません。この20年を遡れば、名波浩、中田英寿、中村俊輔、遠藤保仁、本田圭祐の5人くらいでした。本田の今は「広告塔」。

17年前からサッカー日本代表のメインスポンサーは、ドイツの運動具メーカー3本線のアイコンの「adidas」。
1999年〜2022年まで450億円ほど、日本サッカー協会にユニフォーム・ジャージなど、その他、現金で頂く事になります。ありがとうございます。

日本にも世界的メーカー、ミズノやアシックスもありますが、こんな莫大なお金は出せませんし、adidas、NIKE、PUMAとの競合に負ける事は必至です。

ただ・・・ここ3〜4年前くらいから、日本代表に対するadidasの背番号支配が気になってました。



男子プロサッカー選手にはスパイクを無料で提供するメーカーの広告システムがありますね。昨日ベンチにいたメンバーで「adidasにスポンサード」されてる選手はこんな感じ。

21　酒井高徳
20　武藤
11　宇佐美
10　香川
5　ケガをした槙野　ピンチヒッター丸山　2人ともadidas。
　（本来の長友adidasはアモーレ中）
2　ケガをした昌子　ピンチヒッター植田　2人ともadidas。
　（本来の内田adidasは引退間近）
GK1　林

1番の林は、12番の西川のサブだけど、adidasがスポンサーだから1番もらっちゃってます。

1番、2番、5番、10番、11番はadidasが絶対押さえたいナンバー。



2013年くらいかな？　どう考えてもエース10番のはずの本田圭祐は本来DFのナンバー4番を選択。10番はadidas枠なので、香川がもらっちゃったワケです。本田圭祐が10番を欲しくない訳はありません。

昔のスタメンはポジション順に、1〜11番を付けていたものですが、adidasが絡んでからヤヤこしくなりましたね。他国もきっとそうなのでしょうね。

adidasデザインのユニフォーム・ジャージには必ず肩から袖に「3本線」を入れます。
この性でデザインが画一化されてしまうのと、昨今は「絆」とか変テコな提案で日本のユニフォームの「ダサダサ感」はピークに達してました。1998年から代表ユニを買い続けているワタシも呆れてパスしました。

最新のユニには3本線はなくなりました！　これって世界初？　一応、脇に3本線が入ってました。

ここまでadidasが「日本チームらしいデザイン」を提案出来なかったのは事実です。比較しては失礼ですが、アルゼンチン、クロアチア、フランスなど「パッと見て国が分かる」レベルには達してません。

そんな事情からか、古来からの背番号の割り当てにこだわらない選手が増えて来て、スタメンでも、自分ながらの2桁ナンバーを選ぶ風潮になって来ましたね。吉田の22番とか。

adidasの支配が無ければ、昨日出た日本代表選手をスッキリ！と勝手にナンバー分けすると・・・

1　西川（NIKE）　※adidas枠
2　酒井宏樹（NIKE）　※adidas枠
3　吉田（ミズノ）
4　森重（NIKE）
5　酒井高徳（adidas）　※adidas枠
6　長谷部（PUMA）
7　清武（NIKE）
8　香川（adidas）
9　岡崎（ミズノ）
10　本田（ミズノ）　※adidas枠
11　宇佐美（adidas）　※adidas枠

18　原口（NIKE）
19　大島（ミズノ）
20　浅野（NIKE）

こんな感じかと思います。でも個人スポンサーではNIKEが多いので、adidasは悔しいでしょうね。