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お若い方はご存知ないかと思いますが。

長谷川きよしさん（72歳）。　今は京都に住んでらっしゃるとの事。

ワタシが小学校4年生の時に海外逃亡した8歳上の兄が置いて行ったレコード「長谷川きよしベストセレクション」のなんか奇妙な感じが子供心に残ってたんですが、初めてちゃんと聴いたのは中学校に進学した頃。

澄んだ歌声とスパニッシュなギター演奏。弾き語り。衝撃でしたね。
当時レコード屋のおっちゃんに聞くと、盲目のシンガーソングライター・ギタリストとのことでした。
井上陽水師匠、山下達郎さんの様な倍音をたっぷり含んだ歌声はとても心を打ちますが、この長谷川さんのストレートでナチュラルなビブラートも心に滲み入ります。

陽水師匠、長谷川さんは、くしくもデビューは同じ1969年。大阪万博の前の年。

心の中では「こんなにギターを弾ける」人になりたいと思いつつも、長谷川さんのギターは、、限界領域。再現不可能。練習しても無理で、、、
結局、練習しなくても何とか形になるハードロック的なギュィーンと「なんとなく弾ける」ジャンルに逃げました。

一生逃げ続ける人生の始まりだったかも知れません。

はい。彼のデビュー曲『別れのサンバ』（1969）。今風に言うMVです。
今聴いても、鳥肌がとまりません。


そして、40数年後。2012年の演奏かと思われます。


『傘がない』を演っていらっしゃいます。
陽水師匠＆長谷川さん。共演されませんかね、、、いちファンとしての、、素朴な願いです。


カバーですが、彼の代表曲のひとつで『灰色の瞳』（1974）。
当時は加藤登紀子さん（百万本のバラ等）とのデュエットでしたが、
さすがの椎名林檎さんも巨匠の前では緊張しまくって、音を外しまくってます。仕方ないですよ。巨匠との共演だし。。。。知らんけどね。


よしなに