前回に引き続きmidressさんでのお話です。
midressさんに行った本当の理由は、MTのコペンGRスポーツの試乗だったのですが、
まぁ、いろいろあってかなり長い時間居座ってました。
コペンGRスポーツはやっぱりMTのほうが良いですね。
CVT車同士の比較で足回りが良いのは分かっていましたが、
MTになると、より楽しい車になります(・∀・)
コペンの写真はこれまで散々撮ったので今回は無しですハイ。
その代わり、今回時間を割いたのは…
GRヤリス!!!!
今回、試乗こそしなかったものの、メカに強い人と話したためいろいろ聞くことができました。
ご厚意でボンネットを開けてもらい、いろいろ聞かせてもらいました。
ここはちょうどサスペンションの真上になるところで、
ストローク確保のために長いショックを使うとき用の"逃げ"があるそうです
さすがラリーで勝つための車…(;'∀')
同じく、リアサスもストローク確保のため、アッパーマウントの位置が
かなり高い位置になってます。
(写真撮り忘れました(;^ω^))
次はエアクリーナーボックス
さすがトヨタ、しっかりアルミテープ貼ってありました。
あと、写真を撮り忘れてしまったのですが、
ここの吸い口部分はラッパ状になってました。
あと、アルミテープと言えば、
ヘッドライトの下にもアルミテープ貼りたかったけど実現しなかったらしい。
※写真の青く塗りつぶしている部分
しかし、個人的に一番気になったのはエンジンカバーなんです!
何か見えてきませんか?
そう、空気の流れが…
最初は「赤い板がついててカッコイイな」程度の認識だったんですが、
よく見るとフィンついてるし、カバーと分離したウイングになっているではありませんか!
ここからは、STEYSとディーラーの人との勝手な推測となりますが…
「このカバーで積極的に整流して後方にあるエキマニ、タービン、触媒を冷やすためでは?」
との考えに至りました。
図で書くとこう↓
GRヤリスに搭載されている『G16E-GTS』は直列3気筒横置きの背面排気方式なので、
エンジン真裏にはエキマニとほぼ一体化したタービンと触媒がいます。
その真上には下へ空気を流すための板(上図 茶色い線)がわざわざつけられています。
エリーゼやランエボのようにボンネット上へ排熱ダクトを設置することはせず、
積極的にボディ下へ空気を流している形ですね。
このエンジンカバーも開けてもらえたのでカバー下のエンジンの写真もお見せしますね
いろんな配管が結構ぐちゃぐちゃしてて、これはこれでメカメカしくてそそりますね(・∀・)
そしてやはり今時の車。電気配線の数も多い(゚Д゚;)
熱害とか大丈夫なんだろうか…
あと、GRヤリスのエンジンで外せない話題と言えば…
『GR SHIMOYAMA 匠 エンブレム!!』
各部品で個別に重さや精度を計り、すでにバランス調整してあるエンジン。
「完全にチューナーのコンプリートカーやん」って内容の生産を行っているらしいです。
エンジンに限らず、GRヤリスはどこをとっても特別な工程を踏んで作っていて
それこそ各部の接合のチリ合わせにしても、ほとんど遊びを作らず組んでいるようで、
生産現場を見に行ったというディーラーの方曰く
「最初からリジカラ組んでいるようなモノ」
というくらい、キッチリ合わせこんで剛性出してるみたいです。
いろいろと書きましたが、ボンネットのカバーだとかアルミテープの話は
すでにWEB記事になってたので参考にリンク貼っときますね。
【clicccar.com】
エンジンの内部的な詳細が載ってるページも見つけたんでリンク貼っときます。
【TOYOTA-CLUB.NET】
空力と言えばもう一つ。バンパー周りの話。
赤枠で囲った部分。
かつてエアロフロントバンパーと言えばこのバンパーサイドに穴が開いていましたが、
今やGRの顔として定着している『“Functional MATRIX”グリル』では基本的に塞がっています。
「ここに穴をあけて空気取り込んだ方が良いのでは?」と素人的には考えていましたが、
塞いだ方が空力特性的に良いとのこと。
そして、そこにドーンと鎮座する『GRフロントコーナースポイラー』
ほかのGRマシンたちではオプション設定となっていますが、GRヤリスは標準装備。
これの有無で結構違いが出るらしいので標準にしちゃったそうです。
ちなみに、今までサイドグリルが担ってきた役割はセンターグリルの両脇に備えた
縦長のダクト(青まるのところ)で行っています。
この追加ダクトはGRヤリス専用のデザインですね。
運転席側はブレーキ冷却。助手席サイドはブレーキとミッションの冷却。
ミッション用ダクトはエンジンルームからのぞくとそのダクト見えますので、
GRヤリスのエンジンルームを見るときは探してみるのも面白いかもしれません。
さてさて、GRヤリスはこの位にしておいて、
お次はMidres86です!
このマシンは2019年まで86/BRZレースに出ていた実際のレース車両だそうです。
タイヤはADVAN A052サイズは205/55R16
曰く、Sタイヤよりもグリップがあるラジアルタイヤだとか…(;'∀')
ご厚意でドライバーズシートに座らせていただきました。
ドライバーズビューはこんな感じです。
『86“Racing”』をベースとして、ほとんど改造が許されていないそう。
あと、『86“Racing”』と『86 RC』は全然別の車らしいです。
『86 RC』はいろいろ排除した超軽量仕様でしたが、
『86“Racing”』はレーシングカーとしてのアップデートがいくつも施された専用車両なんです。
【トヨタ公式】
そこで個人的に気になったパーツがコレ
後付けのフットレストバー
レースのGにも耐えられる金属製のフットレスト。しかも調整が効くそうです。
コンマ1秒を争うレースではドラポジ一つとってもかなり重要なファクターなんですね。
一応店舗に86/BRZ用と、ハイエース用は売っていました。
念のため他車流用できるか聞いたのですが、
もともとついてる取り付けねじとの交換だったり、
オプション装備用のねじ穴を利用するらしいので、
基本的にNGとのこと。
オプティやコペンのMTにはフットレストないのでちょっと気になってるんだけどなぁ…
そんなこんなで書いてきましたMidress訪問レポート。
たった1日だけでしたがめちゃくちゃ満喫できました。
基本的にはダイハツティーラーにお世話になっている身ですが、
定期点検以外の何かしらでお世話になろうかなと思う次第です。
ではでは('ω')ノ