本日のルート
本日の走行距離484㎞
11日2:40、無事に青森港を離岸。船内で活動する為の軽量の靴、洗面道具、船内用の着替えをあらかじめ準備しておいていたので、真っ先に部屋を確保し、着替えて横になっていたら、いつの間にか眠りについてしまったようだ。
遠くの赤ちゃんの泣き声で目を覚ますと、ほぼほぼ満員の乗客になっていたようだ。びっくりしたなっ。
朝、6:30の函館港到着前、15分頃、いつもながらの口笛風の軽快な音楽が流れ始め、車でのお客さんからの移動が開始され始めました。
準備を済ませ、外の空気を吸いにデッキに出てみると、函館山が右手に見え、到着が近づいていることを知ることが出来ました。
「雨は降って居ないが、函館山の山頂は見えないな~」

雨雲レーダーでは、日本海側の天候が良いと教えてくれている。船上の真上の天気はすこぶるゴキゲンだ!
「ヨシ、久しぶりに追分ソーランライン+雷電海岸を走ってみますか・・」
我々バイク一同は、しばらく徒歩のお客さんと一緒に、ロビーで待たされ最終的に一番最後に船倉に降りていく事になります。
そして、6:30定時に函館港到着!いよいよツーリングが始まります。
装着してきた腕時計CASIO PRO TREKの気圧計は上昇指向とあり、雨具の装着は無しで走り出すことにしました。
少し、路面の濡れが残る函館市内を淡々と北上。いつもならば、函館の観光地、西波止場付近を徘徊も良いのだが、日本海側北上、余市から高速で三笠IC、そして上富良野を目指す。
ということで、今日は相当の長丁場にチャレンジということだ。
函館から新幹線函館北斗駅を少し見学して・・つうか、この場所、栄えるのだろうか?
でんっ!と東横インだけが目立つ原野の真ん中って感じだね・・
さて、同じフェリーで降りたバイクたちも、大沼方面5号線へと目指してほとんどが直進していくのだけれども、227号線を江差方面に向かうのはこのninjaだけになってしまった・・
途中、明治維新の際の函館戦争に繋がる戦いの跡、メークイン発祥の地碑などを巡りながら、そのうち、日本海側に到着することとなる。
本来であれば、そのまま北上もいいのだけれど、久しぶりの江差、いにしえ街道を少し見てみましょうか・・ちょいと南下。
そして、朝食もできれば摂っておきたいな・・
まずは、開陽丸記念館はは開館前。

そして、「いにしえ街道」をのんびりと散策。
朝が早いので、コンビニしかやっていないかなと思っていた矢先、いにしえ街道沿いに焼き立てパンを売っている店舗が現れた♪

その名もズバリ看板は「ぱんや」 パンやBeckyというのが正式名称らしい。
次から次へと人が出入りしていて、名物は「クロワッサン」らしい。
自分の中では、志賀高原の横手山頂ヒュッテのクロワッサンがNO.1としている自分だが、さて、どのようなクロワッサンと出会えるのかっ!?
プレーンではなく、ソーセージ入りのクロワッサンと、カマンベールチーズ入りのパンを買ってみました。

近くの神社の階段に腰かけていただきました。
焼き立ての温かさが伝わり、非常に美味しいクロワッサンの生地。カラカラと崩れていくので、こぼさないで食べるのは大変。
このお店、メニューが次々変わるようなので、地元の方は嬉しいでしょうね。ネットで調べたら私の買ったパンはもう既にメニューからは消えていた・・
今はネットで見る事ができるメニューの焼きそばパンにソソラレル私なのでした。
軽く、お腹も満たされたので、そのまま北上を続けましょう。
日本海側に出て出会った青空はぐんぐんとその面積を増していき、北の短い夏を十分に味わうことができる天気となりました。
海沿いの道は素晴らしい景色。北上を始めて乙部町「館の岬」を一望できる場所へ。

そこで、地元の方と思しきおじいさん・・
「あんだ、北にいくのだか?雨で迂回路あるがら気つけでな」
乙部町の街中で一旦内陸部へ案内通りに道道460へ迂回、ワインディングもほどほどあって、楽しめる迂回路でした。
この国道229 追分ソーランライン、この辺は沢山の岬が現れ、名勝である鮪(シビ)の岬もすぐそこでした。
そして、ビジュアルもそのまんま「親子熊岩」
天気のいい海岸線は、とりわけ海の青さが美しい。なだらかな入り江のカーブを気持ちよくバンクさせて駆け抜けて行く。スピードを上げると風切り音も変化していく。かがんだヘルメットシールドの頂点は直射日光で光の花が咲いているようだ。
コーナーの緊張がほどけると今度は潮の匂いで満たされる。
島牧の道の駅を抜けると、寿都町の弁慶岬も近い。少し休憩をしておこう。
さあ、第二の目的地である岩内ももうすぐだ。改めて北に向け、アクセルを開けて行く。
「少しお腹も空いて来たな。朝はパンだったしな・・・昼食は普通の定食にしようっと」
ほどなく、岩内の道の駅に。駐車場わきの「海鮮屋」さんに入っておこう。

道の駅の周りには人気の食事処があるのだが、このお盆時期は目当てのお店があったとしても人に知られたお店は並ぶのは必至。私は避ける派。なので行き当たりばったりで空いてる店に入ってしまうのです。
元気なお姉さんがてきぱきと働いています。

この店の中ではリーズナブルなホッケ定食にしてみました。

北海道上陸初めてのホッケ。軽く干したものだ。
ご飯に、みそ汁と付け合わせ。大根おろしが多めなのも良かったな。
食事も終わり、バイクにも給油して、さて、目的地まで走ろうかと・・・
待てよ、ここ岩内と言えば、ニセコパノラマラインの日本海側の起点でもある。
ちょっと走ろうかと食指も動いたけれど、いやいや、道南地域で時間を潰して、雨のリスクを増やすのであれば、今日は無しで良いな。
過去、このninja、987、986、BMWでも駆け抜けた道だしね。
そのまま、国276を国5へ向けて走って行こう。
余市ICまではもう少し。そこからは高速を使って、道央道へ。
三笠まで、あっという間の移動である。高速道路は道内の取り締まりのメッカを走行することになるため、速度厳守で走って行かないとね。
余市ICをスタートした後志自動車道は小樽JCTで札樽自動車道へ合流、札幌ジャンクションからは道央自動車道へ。岩見沢SAを過ぎればすぐに三笠ICだ。
昨年、このインターの上り線、最新式移動オービス センシスMSSSでの取り締まりを目撃している。今回の道中、高速道路至る所の電光掲示板には「移動オービス取り締まり強化中」が点灯していたが、一回も見ることは無かったな。
三笠インターからは芦別方面、そして道道135へスイッチしていくことに。
天候も安定しているので、今日はキャンプだね。

以前も泊まったことのある「上富良野町日の出公園キャンプ場」に泊まることにしよう。
テントの設営後は買い出しに出かけ、ちょっとゆっくりしていたら、温泉まで歩くのが億劫になってしまったので、施設内のシャワーを借りることにした。
さっぱりしてすぐに晩酌に行こうと思ったからだ。
近くのスーパーで入手したのは、富良野の豚サガリと驚きはなんとあのジンギスカンで名を馳せた名門のながぬまの塩ホルモンとわ!初めて食べる事になるなー・・
そして、最近高騰感満載であまり食べることの無かった地元産「新玉ねぎ」を一緒に炒めることにした。

ホルモンと、ビール&レモンサワーは最強だった・・・
天気は安定しているし、風もなく涼しい夜。

バーナーで暖を取って静かな夜を楽しむ。

晩酌を続けながら、いつのまにか、テントに入ってしまっていたようだ・・・おやすみなさい。
その②に続く