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2025年12月13日 イイね!

CT110-ジェネレーター発電電圧増加の工作

CT110は80年代設計の古いバイクで、6V発電で設計されています。
私のバイクはオーストラリアAG仕様ですが、12Vコンバートキットでレギュレーターとバッテリーを12Vのものに換えていて何とか動作しています。しかし、6V用ジェネレーターのため発電量が少なくストップランプやウィンカーがLEDであっても長い信号待ちで停車中に電圧が下がりウィンカーの動作が怪しくなっていきます。

そこでジェネレーターのコイル巻き替えを考え、まずは先人の知恵を・・・と検索しますが・・・やっている方はごくわずかでほとんど情報がありません。(いつものことですが)

では自分でやるしかありません。

・・・・とまずはオーストラリアAG仕様ジェネレーターコイルの手配。


調子に乗って分解したため中身の画像はありません。
巻線の固定は鉄板でクランプしていたため、外すのには火力強めの半田ごてと刃の丸まったニッパー、先細ペンチを駆使しました。

(1)純正ジェネレーター巻線の調査
下図の線種と寸法関係は間違っています。


4つのコアに対して、1つは点火(CDI)用の発電コイル、残り3つで灯火(AC)とバッテリーチャージ(DC)を割り振っています。
コア記号を上図の時計3時の位置のコアをA、右回り6時位置をB、9時位置をCとします。

         巻線径  巻数 巻き方向 
充電系 コアA   Φ1.0  166T  左
    コアC   Φ1.0   50T  左
-----------------------------------------------
              計216T

灯火系 コアB   Φ1.2   72T  右
    コアC   Φ1.2   71T  左
-----------------------------------------------
              計143T

灯火系の電圧はアイドル時はショボいが走れば十分出るので不満はなく、同じ巻数かわずかに多くします。
充電系は電圧2倍になるような巻き数で400T以上。

(2)コア巻き数検討
最大巻き数を計算します。
 コアボビンの長さLb:15mm
 ボビンのつばの幅Wf:11mm(縦・横のうち短い側)
なので計算していきます。
 (計算式は比較的簡単なので省略します)

1段すべて密巻きとすると1段あたりの巻き数は
 線径Φ0.8mm:16T
 線径Φ1.0mm:13T
 線径Φ1.2mm:11T
(巻き始めの線がボビンの端にあるのでその分巻数は減らしています)

重ねられる段数は
 線径Φ0.8mm:13段
 線径Φ1.0mm:11段
 線径Φ1.2mm: 9段

よって、1コア当たりの巻き数は
 線径Φ0.8mm:208T
 線径Φ1.0mm:143T
 線径Φ1.2mm:  99T
になります。

必要な巻き数は充電系:400T以上、灯火系:143Tなので
 充電系:Φ0.8mm 2コアに巻けるだけ巻く 巻線抵抗 約0.6Ω✖2コア
 灯火系:Φ1.0mm 1コアに巻けるだけ巻く 巻線抵抗 約0.4Ω

(3)巻き準備と巻き作業
巻線の種類は耐熱性を考えてAIW(ポリアミドイミド)線を使用します。
コイルの発熱は、コイルの抵抗✖電流の2乗で発熱(約20W程度を想定)するので、油温120℃想定にUEW(ウレタン)耐熱温度は130℃で余裕ほぼなし、PEW(ポリエステル)は150℃でやや厳しいかも、AIW(ポリアミドイミド)は230℃で余裕ありかもです。
油温想定が高すぎると思うかもしれません。実績は外気温40℃オーバーで渋滞にハマってもポンプ出力での油温は85~90℃くらい。速度ほぼ0で高負荷で回す状況もあるかもしれないので、空冷で一般的に想定される油温を想定します。

コイル巻きは最初手で持って巻いていましたが、握力が削られるので、巻き治具を作ることにしました。


L字型のステーを50mm幅になるように対向して、先のほうに30mmゴム足を程よい高さに切ったものをつけて、コアを挟んでいます。
手持ちのチャックとワンウェイノブにつけてくるくる回します。
巻きあがりはこんな感じです。


巻き数見積もりに近い巻き数が巻けました。
コアAの後半で手が疲れたので密巻きにならずにデタラメに巻くことになりました。
 充電系:413T 1.5Ω 9.2mH
 灯火系:161T 0.6Ω 3.0mH
 CDI系:変更無 210Ω 1.2H

充電系で常時使うのはブレーキランプとウィンカーと充電で数A程度なので、巻線抵抗が多少あっても平気かな?と思います。
灯火系はヘッドライトとテールランプなので5Aくらい使います。
共にレギュレーターはコイルに負担が少ない開放形が良いように思えます。部品探しをする必要がありますね。

あとは半田付けと巻線固定ニス(代替品)仕上げです。
小分けのニスは取り扱いがなくなったようなので、シリコン系の透明ニスを試しに吹きましたが、それは表面の被覆用のようで巻線固定はできませんでした。仕方がないので耐熱のカプトンテープを数回巻いて固定することにしました。






Posted at 2025/12/13 20:54:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2025年09月28日 イイね!

ホイール組み立て(後輪 その3)

まだリアホイールやっています。

何を悩んでいるかというと、オフセットについてです。
ハブ軸の中央と車体の中央が微妙に、約1mmズレているんですね。ハブの中央にリムをセットすると、車体の左側に寄っていて、左側のチェーンステーやシートステーとのクリアランスが明らかに狭くなっています。これはフレーム製作したときからあるクセなのでしょう。
タイヤのヒゲ(IRCのゴムタイヤなのでヒゲあります)が当たって微妙な音が出ますし、わずかながら抵抗が生じ、塗装も痛みます。

後輪は既にハブ穴中心からリムが右にズレているオチョコ組みですが、さらにリムを1mm右にずらす必要があります。左側のスポーク張力が下がる方向になります。幸い私のリムはオフセット有りなので影響は少ない方だと思います。

さて、調整後の張力は
タイヤ組込後で
 後輪(右):93 kgf → 100 kgf
 後輪(左):62 kgf → 56 kgf

左側は結構下がりました。左のスポークの太さは細く(ダブルバテッド等)、組み方を左右変え(左:6本組、右:4本組)にした方がいいかもしれませんね。
縦横捩じりの剛性バランスもあるので変えないと思いますが、実験だけならやるかも。

また、HOSHIエアロスターブライト#14スポークの張力と伸びの関係を測定してみました。
マイクロメーターで測定したわけではないのでかなりの誤差を含んでいて参考程度ですね。


首の部分の変形は150kgf、200kgfそれぞれかかったものとの間には明らかに差がありました。海外製の高価なスポークのように首が太くないので、限度はそのあたりかな。無理なことはしないのが良いと思いました。


Posted at 2025/09/28 22:23:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | スポーツ
2025年09月17日 イイね!

ホイール組み立て(後輪 その2)

後輪のスポークテンションが落ち着かなくてしばらく調整していますが、落ち着きどころが見えてきました。
スポークの組み方は6本組(3クロス)といわれるものです。

ホイール単体
 前輪:100 kgf
 後輪(右):122 kgf
 後輪(左):79 kgf

タイヤ組込後(空気圧で圧縮されるのでリム外径が縮み張力が減る)
 前輪:85 kgf
 後輪(右):93 kgf
 後輪(左):62 kgf

このくらいの値でなければ、張りすぎてはスポークの曲げ部分やリムのニップル座面が伸びて張力減少が大きくなるし、張りが少なければ剛性感がなくグラグラするしセンターもズレ易くなります。
張力が少ないとスポーク折損のリスクが高くなるというのは過去の自転車産業振興会の研究報告書で明らかになっているため下げられないことを考えると、このスポークではこのあたりしかないかな、と思っています。

右側の組み方(6本組→4本組)によって左の張力を若干上げられるようですが、数%くらいときいています。

スポークの中央部分の断面積が小さく伸縮しやすいものなら、振動や揺さぶりがあってもスポーク曲げ部分やリムにかかる張力が(弾性域で使っている限り)現在のスポークよりも少なくなるかもしれません。

・・・とは思いますが、入手性と価格で選んだ部品なのでこのまま使うほかありません。

最後は愚痴っぽくなりましたがこんなところです。
走りは軽く今のところ不満はありません。
Posted at 2025/09/17 11:51:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | 日記
2025年09月07日 イイね!

ホイール組み立て(後輪)

ホイール組み立て(後輪)後輪のリムとスポーク類、ハブの部品揃ったので組み立てていきます。

冒頭の写真は完成後の姿です。
後輪スポークの張り方はオーソドックスな6本組(3クロス)といわれるものです。
リムはTNI AL31W オフセットありです。
ハブはTradizione風(いわゆるパチもの、本物は未組)
スポークは星スポークの#14エアロスポーク
ニップルはオーソドックスな真鍮品です。
ピーク性能より入手性・価格・耐久性のセレクションです。


組み立て完了時の重量は


981gでした。
前輪769gと合わせて、1,750gと激軽ではないですがまずまずの軽さです。
完組ホイールと比べると300g以上軽く、スポークもエアロスポークで組んでいるので速度が上がった時の抵抗感は少ないと思います。(前輪を入れ替えただけでも結構な違いを感じられたので)

スポーク張力はタイヤ組込時で概ね以下のとおりです。
 前輪:86kgf
 後輪(ドライブ側) :113kgf
 後輪(非ドライブ側): 65kgf

後輪はセンター位置が出るように張った結果で意図してできたものではありません。もう少し張ってもよかったかもしれません。
張力については暫く走った後に再度調整しようと思います。

追記 2025.9.8

1回軽く25kmくらい走って最初は良かったんですが最後の方はダルい感じに変わっていきました。
初回はやはりスポークの首の据わり変化や伸びがあって緩みがちになりますね。
スポーク張力を再設定しました。
 前輪:86kgf
 後輪(ドライブ側) :124kgf
 後輪(非ドライブ側): 86kgf
何回か経過を観察して落ち着いたころ最終的な張力にしようと思います。
Posted at 2025/09/07 16:25:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | 日記
2025年08月31日 イイね!

ホイール組み立て

自転車はラレーCRFという完成車を2019年頃購入したのですが、元々ついていたホイールが気に食わないので、フルクラムのRacing3というアルミリムに履き替えていました。Racing3は軽量で漕ぎ出しが非常に軽いのですが、スポークの張力が非常に高くダイレクトに路面の状態をフレームに伝えてくれます。

元々のホイールはARAYAはAR-713というアルミリムに#14スポーク(2mm径)で32穴105ハブを組み込んでいます。リム自体は495gらしいのですが、ハブ105シリーズに#14のストレートスポークなのでこれが結構重たいのです。

写真はクイックリリースを除いた実測前輪重量で、965gあります。
 リム:約500g、ハブHB5800:約160g、残りスポーク類:310g

全体に加速が悪いのでお蔵入りしているのですが、Racing3は前述のように体によろしくないので、ホイールを手組みすることにしました。

きっかけは行きつけのヤード(Y!)にTradizione ZERO(28H)ハブ前後セットが出ていたので入手したことなのですが、次々にTNI AL22W ,AL31Wアルミリムとスポークを買い込みました。

とりあえずはフロントホイールから組んでいきます。
先ずは事前準備
 ・バイクのホイール振れ取り器を自転車のハブを挟めるように改造。
 ・スポークのテンションゲージ校正器の作成、実際に使うスポーク張力[kgf]とテンションゲージ読み値の対応表作成。ターゲットとする張力になる読み値を求めておきます。

実際に組むにはバイクのスポークホイールとは結構勝手が違うので悩みながら組みます。バイクと違ってリムが柔らかくグニャグニャと曲がっていくので振れ取りと張力のバランスを取りながら慎重に組むことになりました。



フロントホイールの組み立て後 実測重量

実測769gです。
結構軽くなりました。

動作確認のために仮に元々のホイールについていたタイヤとブチルチューブを組んで近くを走ってみましたが、結構軽い感じに仕上がっています。元々のホイールより走り出しは軽いと思いました。
チューブは軽い中華チューブを入手しようと思います。
Posted at 2025/08/31 17:18:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | 趣味

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