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2012年12月20日 イイね!

投票率の凋落と車の販売台数減少の微妙な相関関係

先に結論から書いちゃうと

泡沫ばっかで、どれ選んだら良いかワカンねーよ

ってことです。




入院中、あまりに暇な時間を過ごす事になるであろう事をあらかじめ予想していましたから何冊かの本を購入しておきました。残念ながら入院先に併設の本屋が無いので。で今回持ち込んだ本の中に城内君の「政治家の裏事情」なる本があったわけです。

で、目に止まった文章の中に「選挙区外からの応援が多い」というものがありました。おそらく同じく浜松の選挙区である(らしい)片山さつきにしてもそうだろうと思いますが、名前と顔が一致している議員が全国各地に於いてあまりにも少なくって、自分の所の選挙区の議員なんぞ選挙民にとっても「誰だか判りゃあしね‐よ」状態なのが本当のところなんじゃあなかろうか?実際。

で今回の民主党政権みたいに、たまたま大臣なんかになっちゃったりすると「誰これ?」状態になっていきなりボロがほじくり出され、それが全国に喧伝されまくって無能の烙印が捺される、というパターンになるわけです。モナ男とかさ。おい沼津、恥ずかしいぞ?
だって恥ずかしながら私自身、仙石やら輿石なんて今まで意識した事すらなかったし、田中真紀子は既に無能であるが故の役職解雇経験「2度あることは3度ある」のニートである事は知ってはいましたが、旦那も負けず劣らずの馬鹿なんだなあというのは今回初めて知り得た情報だったわけです。


で、いざ選挙となると「誰を選んだら良いのか判らない」なんて事になってしまう。
結局1票の格差云々は大事な問題ではありますが本質的な問題ではなくって、実は大問題なのが「選ぶ議員の数そのものが多すぎて」真贋取り混ぜたごっちゃ煮になっていることが大問題なわけです。で、それが行き着くとタイゾーの様な大ばか者だって混じっちゃう。本来そういう贋物をふるいに掛けるための装置でしょ?選挙って。


積極的に投票してもらう為には、多彩な選択肢を選挙民に対して用意しすぎる方式は決してプラスには働きません。各地の圧力団体にとっては頭数が多い方が各個の支持者を担ぎ出しやすくなるでしょう。票田なんていう言い方もあるくらいですからね。でも、果たして選挙とはどちらを向いて行われるものなのかは再考の余地があるかと思います。

結局自動車保険にしたところで3つも5つも試算プランを作ったところで結論はでません。せいぜいが2つまでです。もちろん、そこから若干のバリエーション展開は有り得ますが、そこでベラベラとメリットを喋った所で伝わる内容はせいぜい1つか2つまでが限界です。


では、いざ選挙となった時、いきおい手っ取り早く数を揃えようとすれば結局、日頃から名前を売っている分かりやすい名前を掻き集めようとすることも止むを得ない流れとも言えます。イコール、タレント議員とか、2世議員ですとかね。
2世議員だってモチロン職業選択の自由を謳う憲法下の国家ですから否定はしません。ただ、後援会にとってのインスタントすぎる立候補や擁護は如何なものか?というだけです。だからせいぜい100~300kmは離れた地域とか全く無関係な圏外から立候補してね、という話になるわけです。重複はいかん。

参議院は意味が無い、とかいう声もありましたが、二院制という制度が無意味なのではなく、頭数ばかりが多すぎて制度がまともに機能しているとは思えない事が問題でしょう。「有象無象の贋物・本物のごった煮」×2でしかないのが現状でしょうから。


で、政治の話はとりあえず置いておいて。


どれを選んだらいいのか分からない」って話、どっかで聞いたことありませんか?そう、皆さん大好きであろう車選びの際、特に車に興味の無い輩がよく口にする言葉です。

近頃は体力が有り余っているメーカーばかりでもなくなってきていますから以前ほどではないにしても、それでもA社の発売した新製品が爆発的なヒットを飛ばしたともなれば、すかさずB社だって「俺も俺も」となるのは良くある話です。まあトヨタとかホンダでは良く聞く話ですよねえ。
もっともトヨタにとっては「対・他社」ばかりでなく自社の各販売網同士の競合話にも頭を悩まされているでしょうから頭痛の痛い話です。「ネッツにばかりああいう車を出すのはケシカラン。トヨペット店にもああいう車が欲しい」とか「ハイブリッド車をいつまでトヨタ店にばかり扱わせるのか?ウチにも寄越せ」とか。中にはいつの間にやら熱の冷めた兄弟車だって「これ、いつまで作るんだろ?」という事もあるでしょう。

かつては「各販売店には独自色を出してもらう為、いつまでも併売車ばかりではダメだ。これからは専売車を増やす」なんて意向も何処へやら。メーカー独自のキャラを立てる意味で釣り目のヘッドライトを以ってして「これからはこれで行きます」なんてアナウンスもあったよねえ。
それが今では何処に行っても併売車ばかりだし、いつの間にやら止めた車種もある反面、いつの間にやら兄弟車が増えたりOEMもあったり。販売者の立場からすると「誰に売るんだ」的なキャミとかさあ。はっきり言って迷惑でした。


もちろん、たまたまのニッチ商品が「え?」という売れ行きを示すことだってあるわけですけど、それを狙って隙間の隙間狙い商品ばかり増えてしまった現在、私ですら「どの車がどう」という事をはっきりと区別出来きれる状況ではありません。
村議会議員から始まり上は国会議員に至るまで、いったいどれだけ政治家絡みが居るんだ?という事と同様、あまりにもバリエーションが豊か過ぎる(贅沢ではありますが)現状は、根本である

購買意欲そのものを逆に萎えさせる状況

になっていないとメーカーは言い切れるのか?

しかも数ばかりが多いという事は、それだけに1台1台に込められる情熱も薄れるのが当然でもありますから、薄味であったり泡沫モデルになりやすいだろうし、瞬間が売れたとしても、それは本当に瞬間だけだった結果が近頃頓に多いのをどう言い訳するつもりなんでしょうねえ、と。
販売台数を維持したいのが本音なのか、それとも販売ルートを維持するのが本流になってしまっているのか私には分かりかねますが、少なくとも同じ水の撒き方をしているだけでは同じところに水は溜まるだけです。

かつて初代ヴィッツの発売を境に当時のトヨタオート店をネッツと強制的に名称変更させて水の流れを変え、商品構成も大幅に変えてきたことは随分販売現場の雰囲気を変えたものです。
おそらくメーカーとしてはレクサスも同様の効果を生む事を期待したのでしょう。けれど残念ながらレクサス店は一般的には「スキンチェンジをして車の値段を上げただけ」としか受け取られていないのも事実でしょうし、どうせやるのなら何故プランニューの車を順次1台1台投入していく、という手法をとろうとしなかったのかが不思議でなりません。まあ結論を急ぎすぎた、という事なんでしょう。




という事で長くなってしまいましたので強引に結論。


質は数では補えない



今怖いのは増えすぎた自民のバブル議員の質ですね。

ってことで今回のお話を締めたいと思います。
Posted at 2012/12/20 14:53:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2012年12月18日 イイね!

人はこういう風にして騙されていくんだなあ、と

以前何度かブログの中に登場してきた「悩ましい存在」だったエリシオン君ですが、先日とうとうドナドナされてしまいエスティマ君と選手交代されてしまいました。

で、そのエリシオン君は新車でご購入いただいた時からの付き合いですから、まあそれこそ「あれとこれと」と指折り数えて不具合や修理箇所をいくつも思い浮かべることができます。で、エスティマに代替される事になった時、その場の流れで私がそのエリシオンを引き受ける事になったわけですが、あまりもの不具合箇所の多さに直販で穴を埋める事はさすがに躊躇しました。このためお客さんには正直に

「私が何とか我慢のできる再販可能なレベルにまで修理を施して売るとなると正直2~30万の修復費用は掛かるだろうなあ、と思われます。となるとこの車の再販価格は少なくとも10万円の利益を出そうと思った時点で3~40万の表示価格になってしまう。そこに諸経費がプラスの総支払金額です。少なくとも見て直ぐ分かる部分として8年落ちの走行距離17万キロ超ともなればそこに50万もの請求金額を出す勇気は私にはありません。ですので申し訳ありませんがこの車は解体業者に持っていきます。」


と申し上げました。だって、50万出させてまで何ぼなんでも17万キロ超の兇状持ちの個体を選ばせるほど私も馬鹿じゃあない。そこまで出すなら幾らでも他の個体が選べます。車の状態を良くご存知のオーナーさんもそれをご承知いただいて私もそういう処分をしたんですが............。


あろう事かそのエリシオン君。
もう少しで終了になるヤフオクに出品されています。もちろん出品者は私ではありません。入札金額はこれを書いている時点で291,000円。

フレームナンバーの下4桁の数字も一致しますし詳細写真にちょこっと写っているナンバーも浜○の文字らしきナンバーだし、登録番号の頭の数字も最後の数字もその個体と一致します。




いやあ、俺

ああいう商売をする仲間には到底なれんわ。


しかも質問欄に「即決価格」に関する質問がされていますが、なんとまあ臆面も無く総額50万なんてイケシャアシャアと答えてます。売れりゃあ何でもいいんかい?だから中古屋って信用なくすんだってーの。

ちなみに私に出来る事ささやかな抵抗と警告として違反商品の申告だけはしておきましたが、そんなん見ていねーだろーなあ。



これはご忠告です。ヤフオクなんて一握りの良心的な出品物が無いとは言いませんが、これまでも何度か書いてきた様にまともな出品車ってホントーに少ないです。いや、何度か痛い目を私自身が実際に見ているし、現に今回の出品に関しても「おいおい」状態です。まともな中古車が欲しかったら普通のお店に少々高めの金額が付いている車を買うほうが何ぼかマシです。もちろん、それを承知の上で買う、というやり方も無いわけではないんですが。
もちろんタイミングの問題でタマタマ良い出モノがないわけではありませんが、やはり良いモンはある程度の銭を出さなければ買えないことは改めて肝に銘じておくべきでしょう。それでもヤフオクは素人さんの値付けがチト高すぎるような感が拭えませんが。
たしかに業者レベルの査定は一般の人にとって気になるレベルで無いところにまでチェックを入れていましたし、正直行き過ぎとも思っています。でも「こんなん素人に分かるレベルじゃあない」と人を舐めくさった状態のクルマをさも上物のように言い包むやり方は同業者として許せません。

あ、そうそう。一応そのオークションのページをご参考までに。
ただ、あくまでここに書いている話は憶測と傍証の塊に過ぎなかったかもしれないことも念のため書いておきます。名誉棄損だって言われても困るし。でも当時の車検証のコピーはまだ持っているのでフレームナンバーの照会は可能なんですが。
ttp://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u44514547


私の覚えている範囲の当時のエリシオンの状態です。

車両の詳細写真は微妙に画素が荒く、アラが隠れるような写真となっています。説明文で言うほど外装の状態はよろしくなく、鉄粉の被害もありボディ表面はけっこうガサガサでした。エアロもあちこち割れて割れや欠けがあります。
タイヤだけは丸坊主でしたので流石に換えられています。スタッドレスにですが。
前後のガラスを交換していますが、特にフロントに関しては天井からの水漏れがありましたのでフロントピラーの内装カバーには雨染みの跡がくっきり残っていました。でも詳細写真にはそこは写っていません。
ナビ画面の横には時計があるのですが、バックライトの調子がよろしくないようで時刻は見えたり見えなかったり。DVDも当初は見れたはずですが引取時には作動していませんでした。
車速感応ドアロックは作動不良で、走行時に前触れも無くガシャガシャと作動します。パワーウインドウもたまに挙動不審です。
パワースライドドアの、特に運転席後ろ側の作動が気まぐれで何度やってもドアが閉じなくなります。
スマートキーをつけてあったのですが、新車納車後半年ほどで作動しなくなりました。
リアクーラーの送風が止まっています。
ペット同乗歴なしとなっていますが、それは無いと思います。ただそれ以前に全オーナーの乗り方が非常におおらかというか無頓着というか。室内はかなり汚れていました。詳細写真でもシートの汚れが取りきれていないことが伺えるものとなっています。
無事故車と表記されていますが、リアフェンダーの修復歴がありますのでれっきとした事故車扱いとなる車です。
過走行やオイル管理の悪い車に良く見られる現象ですが、オイル食いが非常に早いです。半年弱でオイルは空になります。私が預かってきたときにも既にスティックの先にちょこっとオイルが付くかどうか、というレベルでした。

ざらっと思いつく程度でもこれだけあります。果たしてどの程度直してあるのかは知る由も在りません。



自動車評論家の福野さんが著書の中で「車買うなら人を見て買え」というような意味の事を仰っていますが正直、至言だと思います。これは自分でやっていて本当にそう思います。もちろん私が合格ラインに至っているか否かはお客さんたちの判断を待つしかないのですが、それはそれとして販売車の値付けもお人柄ですけど、状態だって販売者のお人柄に大きく左右されます。
だって、良心的な人なら商品車とするべき足切りの線もそれなりのラインになりますからねえ。もっともあんまり馬鹿正直な事を考えると商売として成り立たなくなることも往々にしてありますから人が良いのも要注意ではあるのですが。

何処までを商売とするか、何処までを割りきりのラインとするかは悩ましい所ではあるのですが、車を買うんなら最低限、現物を見てからのほうが良いと思います。で、決断はその場ではなく数日置いて気を静めてから。これが基本ですかねえ。

もちろん商品としてのまとまりはまた別の問題ではあるとしても、車の状態そのもので失敗したくないのならば、結局は新車買うのが一番無難なのは間違い無い話しなんですがね。


12月20日 追記
実は、このブログをアップ後にヤフーよりこんなメールが舞い込んで来ました。

以下、メールの一部引用です。

1. オークション情報
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あなたが違反商品として申告したオークション「u44514547」は取り消されました。

このオークションの商品詳細ページにアクセスしてください。

 http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u44514547

ご協力いただき、ありがとうございました。

2. さらに詳しい情報
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

出品者の操作にてオークションが途中で取り消されました。

引用おしまい。


という事で一安心していたのですが、もちろんこんなことでメゲるような肝っ玉の小さな奴などハナから懲りるとは思っていませんでした。じょい@さんから頂いたコメントのご返答でも日を空けた再出品の可能性を指摘しておきましたが、今日たまたまエリシオンのヤフオクページを見たところ........ありましたねえ。やっぱり。しかも今度は即決価格付きです。

という事で、もしこの車が気になっているよう方があるとしたら文中の不具合箇所に関するご質問をしても良いかもしれません。ちなみにDVDプレーヤー付いていた筈だよなあ、とか書いておいたら今度の出品では「DVD付き」と表記が代わっているのに気が付きました。
どうせなら他の相違点も列記しておくとサイドマッドガードも確か片方だけはついていた筈だったよなあ、とか純正アルミはどこいったの?とか、これ確か寒冷地仕様車だったよなあ、とか。他にもスペアタイヤも外した覚えはないけどなぜかスペアは無しになってるねえ、とか。相変わらずスマートキーは動かなかったのか、キー本体は付けておいた筈なんですが、ここは相変わらず「無し」になってますねえ。

あと、今回の出品ページで気が付いたところでは以下の説明文が増えています。

引用ここから

外観内装及び車両状態についての感じ方や
表現には個人差が御座います。

お写真にて多くを掲載する事を心掛けておりますが、
お写真の映り方や説明文にて全てをお伝えする事は困難です。

また見落とす場合や個々の感じ方の違い、
主観的にコメントが偏る場合が御座いますので
ご了承お願いいたします。

私共はお客様に満足して頂ける
商品提供をもっとうに心がけていますので
不安に思うこと、気になること
些細な事でも、お気軽にコメント下さい。
現車確認時に試乗も大歓迎です。

引用終わり。

私の文章を見ているのか居ないのか知る由もありませんが、逃げる余地はきちんと残してますねえ。という事で今回も違反商品の申告入れておきましょうか。



実は昨日みんカラよりメッセージが届いていまして、なんだ?と思い、見てみるとなんと昔なつかし「KRオート」の被害者の方からの情報提供依頼の文章でした。流石に入院前の事となると細かい所はスッカリ忘れていたんですが資料だけはきちんと取っておいてあったのでそれを元にご返事を出しておきました。
ちなみに暫く前もヤフオクで性懲りも無いKRオートの出品ページに当たったことがありました。おそらくはまだまだ新たな被害者を作り出していることと思われます。

これはこのページを閲覧された方々へのお願いなんですが、できれば気が付いた時で構いませんのでKRオートの出品ページに行き当たった方は違反申告を入れていただければ幸いです。出来れば詰まらない所で被害者を作るようなことは極力防止したいので。
悪質業者はなるべく早いうちに撲滅しておいた方が他の人の為になります。よろしくご協力をお願いいたします。

Posted at 2012/12/18 21:27:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2012年12月16日 イイね!

技術の対価

新日鉄の電磁鋼板に関する訴訟の記事を見ました。

その中で目に留まったのが「あまりにも低すぎる発明の対価」という部分です。それをみて思い出したのが青色LEDの発明を巡る所属企業と当の研究者との訴訟問題です。

たしかに研究者本人からすれば、その発明の対価が単純に給料にどの程度反映したのかという部分が一番分かりやすいところでしょうし、技術者を遇する事が薄いという新日鉄の企業姿勢にも批判されるべき所はあるのでしょう。多分。


ただ当の雇用者としての企業からすれば、商品開発に関しては「ある程度のモノを形にまで持っていってくれるんだよねえ?」ということは織り込み済みの話での雇用ではなかったのかな、と。もちろん電磁鋼板や青色LEDなどは企業にとっても研究者本人にとっても場外ホームラン級の発明だったとしても、本来そういうものを求められたからこそ就職もでき生活の安定だってあったわけなんじゃあないのかな、と。

となると莫大な成功報酬を求められた企業側としては、そこに至るまでに費やした研究者本人の人件費なりといった身分保障や、研究環境の整備費用や維持費用といった諸々の初期投資はどうしてくれる?という話であるでしょうし、仮にアイディアが実を結び、実用化の目処がついたとしても今度はそれを売れる商品とするための製品化の為のハードルだって低くない事も少なくない。

となると、いくらそれで会社は大儲け出来たとしても、じゃあ「それは俺のおかげなんだから幾ら寄越せ」というのもなんだかシンプルすぎて乱暴な話なんじゃあないかな、と。それが営業方面の実績であったとすれば程度はあるにしても分からない話でもないんですが。

そんなに「技術者に対する報いが薄い」会社であると思うんなら、新日鉄自身をそうでない会社に会社にしていくための努力をする、という方向もある筈でしょう。


もちろん退職するのは本人の自由なわけですけど「培ったノウハウは全て俺のもの」と、欲しがる企業に対して既に実になっているノウハウを売り渡すのと、海の物とも山の物とも知れないものに対して初期投資をしてもらうのとでは出発地点が違いすぎるのではないのかなあ、と首を傾げます。
もっとも全てが個人開発の技術であるならば文句を言う筋合いもないですが。



もっぱら他人事の世界としてこの事を採り上げているんですが、書き進めているうちに「じゃあ自分はどうなんだ?」という事も考えてしまいました。
例えば私の保険や車関係のお客さんたちはトヨペット当時にお付き合いのあった方々が中心となっています。もちろんそこからご紹介などで広がっていったルートもあるわけですけれども、あくまで中心はそこです。

そこから今に至る営業内容の核になっているのは、それでも一応初期投資をしてくれたトヨペット在籍時に培われた経験であったりノウハウであるのは間違いない。

じゃあ、それを基にして保険会社に雇われたり自分で事業を始めたりしているというのは、小粒ではあるにしてもトヨペットに損害を与えているのも事実なんだろうなあ、と。
という事は、トヨペットにとって私の事業規模が目に余る程度でないから特に問題視されているわけでもない、というだけであって、トヨペットに目くじら立てられれば訴えられても文句が言えないのかもしんない。

もちろん独立を図ったのは私一人じゃないんだけれど、まあそんな事を言われる事は無いにしても、両者が上手く折り合う着地点としては結局、私がトヨペットの外局として柴田事業所みたいな形で「干渉せず・干渉されず」という独立採算の営業事務所みたいな立場を採るのが一番落ち着くんだろうなあ。



で、そんな事を考えてみると件の元新日鉄社員なんかも「私はもうアソコとは関係ありません」って公言して商売をするのを新日鉄が黙認していたというか傍観していたのが問題の根っこの一つかな、と。
技術流出や販売経路の離脱を懸念するのならば、退職者や独立社員には再雇用などというごまかし的な飼い殺し策ではなく、双方にとって張り合いのある、きちんとした対等の場を与えて双方にとって上手く生かすというマネジメントを何でもっと熟考しなかったのか、と不思議でなりません。


2ちゃんねるの書き込みでも他に韓国系の浄水技術だかの会社にヘッドハンティングされてるんだけど、なんていうのも見かけました。
結局つまるところ求められるものは、もちろん報酬もあるのでしょうけれども当人たちにとっては「やりがい」や「生きがい」であって、疎外される事なく張り合いを持って現役で居続けたいという「気分」なんじゃあないのかな。社内で「管理者」になることがイコール「幸せか」と聞かれれば必ずしもそうばかりではないのはみんな知っている事でしょう。
重大な発明が必ずしも本人の幸せに直結していないのかもしれない、という事は不幸だよなあ、と思ってしまいます。
Posted at 2012/12/16 16:28:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2012年12月02日 イイね!

無線って何気にすごい

ここのところ身の回りの事をごそごそとやっております。
古くなった電気スイッチをパイロットランプつきの新型に換えて夜の視認性を上げてみたりコンセントを接点カバー付きの新型に換えてみたり、色々と。ただしこの手の電気配線関連の作業はあくまで資格保持者の仕事なのであくまでも自己責任の範疇の仕事です。

で、その他ついでついでの作業として車のオイルを換えてみたり、なんか暗くなってきたっぽいアイのハロゲンバルブを換えてみたり。アイの場合、バルブ交換をしようとするとヘッドライトユニットを外さなきゃいけないようで、片側づつバンパーを剥いでの作業となりますからワリとめんどくさい作業となります。
今現在はもうお嫁入りをしてしまいましたが、30エスティマのヘッドライトを曇りの少ない中古品に入れ替えてみたりもしました。ちなみにエスティマのヘッドライトのバルブなしASSYで50,000円強だそうです。安い中古品なら1万円行きませんから選択の余地は無いですね。もっとも中古品も劣化度合いはモノによりけりですから、そちらの選択には気を使いますが。


そんな中での近頃最大のトピックは新型スピーカーの導入でしょうか。
もちろん私の場合は車載スピーカーとか純正スピーカーの入替用スピーカーユニットの話ではなく家庭用の据え置き型スピーカーのお話です。新品の舶来のものとしては初めてイギリスのスピーカーメーカーKEFのトールボーイタイプQ900なんて物を買ってしまいました。

もっともまだ開梱もしていないんですが。

それはそれとして、一方でリビング用のテレビをこれまた液晶テレビなんてものに買い換えてもしまいました。どうせならシンプルタイプにしようかと思いまして三菱のダイアトーンスピーカー搭載テレビなんてものにしてしまったものですから今までの居間用のスピーカーが不用になってしまい、その余波であちこちの整理も同時並行で進めていかなくては、という事態にもなってしまいました。



そんなこんなで手持ちのオーディオ環境の整理もしているのですが、色々やっていると何だか物足りなくなってくるのが事務所の音環境です。もっとも事務所とはいっても休みの日でも仕事の日でも結局はなんだかんだでここで暇つぶしをしているわけですから「遊び部屋兼事務所」と言う方が実態に近いかもしれません。

さて。

今までの事務所のメインオーディオはBOSEのウエーブラジオでした。別に普通に使っている分にはいう事は無い器械です。ただ、いかんせん共鳴菅の長さはかなりの長さを確保してはいるものの、口径は精々が5cm程度でしかありません。そうなるとやはり鳴りっぷりが少々寂しいのも事実です。2階にもオーディオ部屋じみた部屋はある(ここでKEFを使う予定)のですが、ここで困るのがオーディオソースをどうするか?という事です。
一番お手軽なのはCDをその都度入れ替えるやり方ですが、残念ながら私のうちにはCDプレーヤーが一基しかありません。いちいち部屋を移動する度にCDプレーヤーも同伴するのはちょっとねえ。となると白羽の矢が立ってくるのがiPodやiPad君たちです。あれを有線で繋げばいいじゃんか、というわけですね。

ただこの方法で困るのが、必ずしも音響機器が近くにあるわけではない、という事です。ボリューム調整なり選曲なりが手元では操作しきれず、結局そのたびに椅子から腰を浮かす羽目になるわけです。結局一回座ってしまえば座ったままでいたいというわがままなだけなんですが。




そんな事をつらつらと思いながらネットを徘徊していたりしてhttp://www.masarandkoro.com/Site/Mac_%26_iPod,_iPhone/entori/2012/3/25_pininaruAirPlay.html
おお、これは!?と思った解決策が今回ご紹介するAirMac Expressです。



私の場合は基本、手持ちの全てのCDをiTuneに読み込ませています。つまり聴きたくなった曲のほとんどはiTuneの中にはあるわけです。
で、AirMac ExpressはそのiTune内の音楽を手元のiPod touchとかiPadをリモコン代わりにして、無線でオーディオ機器に情報を送り、なおかつ操作も出来てしまうという代物です(wi-fi環境が必須条件)。映像まで管理したいという方向けにはAppleTVなんてものもあります。
実際本日商品が到着し先ほどから使っているのですが、設定というほどの設定も無く、それでいて先ほどまで有線でアンプと繋いでいたiPod touchで、全く配線無しで選曲から音量からと操作できるのは何だか感動です。
しかも有線でiPod touchを繋いでいたときには常に画面表示がON状態だったのが、無線になると画面表示も勝手にOFFになるので電池消費も少なくなります。

これならもう一台AirMac Expressを買ってくれば2階のオーディオルームの音源問題も解決してくれるでしょう。



何だか無線って有線と比べて感覚的に分かり難い面があるのは否めないのですが、使ってみると非常に便利です。ただ、無線に関心が無かった人と無線の事を話すと全く話が通じないことが多々ありますので少々注意が必要です。



あれこれオーディオをいじくっていて気が付いたのが、今まで居間で使っていたアンプ(ちなみにヤ○ハ製でスピーカーはオ○キョー製)の音質の低さです。最初は「まあ良いや」と特に考えもせずに居間から引き上げたアンプを事務所に設置して音出しをしたのですが、何だか全然大したことない。これならボーズのウエーブラジオとどっこいどっこいです。
仕方が無いので今のところ使う予定の無いダイアトーンスピーカーを2階から降ろそうか、とも考えましたが流石に重いスピーカーを持って上下するのはきつい。では次善の策として、ということで2階のアンプセットを1階で使ってみました。

これにはびっくり。アンプを換えるだけで随分音が変わるもんだなあ、と。実際スピーカーのヘタレ具合をかなり疑っていたんですが、とんでもない。アンプのしょぼさにスピーカーがかなり割りを喰っていた事が今になって判明いたしました。

となると、今度はアンプを何とかしておかないとKEFも全然鳴らないだろうなあ、と。




AirMac Expressを他の部屋用にとも考えている所ですが、それ以外にも2階用にプリアンプくらいは新調せねば、とまた悩み事が多くなってしまいました。
Posted at 2012/12/02 15:57:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2012年11月14日 イイね!

そういえば「アネシス」ってグレードがあるじゃんか

懲りずにインプレッサを見ている柴田です。

思ったよりも印象が良かった初代1.5NAのC’z。期待していたほどではなかった2代目丸目モデルのI’s。もっとも当時のワゴンモデルはセダンモデルに比べ仕上がりに劣るようだ、との論評もあり、まだまだ丸目モデルには未練がある私です。

少々前になりますが丸目モデルの赤いWRXがある時目に留まり、けっこう真面目に購入を考えていたのですが実写検分の前に既に売却済みとなってしまっていました。あーあ。



さて、そんなことにもめげずに気が付くとインプの商品車を見ている私です。


ただ、インプを見ていて気になるのがその年式です。もちろん私が見ているのはノンターボモデルなんですが、でもターボモデルに全く未練が無いわけでもない。
でも、それはそれとして丸目モデルは平成12年から14年までのモデルですから、真面目に考えれば既に10年以上の前のモデルを前にしてああでもないこうでもないと考えているわけです。

考えるまでも無く、結局いつも中古車を買ってきた後は、ほぼ確実にタイヤを換えています。
まあ、商品車として並んでいる以上は前オーナーさんからの愛情も尽きている時期でもあるわけですから、稀にタイヤが交換直後である事も少なくもありませんけど、でもほとんどの場合タイヤはボロボロ、溝も無い事がほとんどです。仮にタイヤが交換されて間もないクルマであったとしても、これまたほとんどの場合、私の好きなミシュランタイヤがはまっていた例は.......今までに一度だけあっただけですね。商品車として買ってきた車も含めて。

話を戻すと10年以上の前の車、となればタイヤは、まあ、ともかくとしても、それ以前にゴムブッシュはどうよ?って話も出てくるわけです。初代ロードスターでは良く出てくる話ですが。


じゃあ、それを避けるために鳥目や涙目にしようか?と思ったことは...........ありませんでした。
たまたまではありましたが、私の入院した病院のリハビリの先生が鳥目のインプに乗っているようなんですね。で、その自慢話を聞かされた最後に「やたらと乗り心地が悪い」というお話を聞きました。
で、その先生。あまりの乗り心地の悪さに、流石にディーラーに行って相談したようなんですが、営業マンから返ってきた答えは「このモデルはラリーモデルなんです。元がそういうクルマなので乗り心地が悪いのが当たり前。やわらかい乗り心地をこのクルマにお求めになること自体がそもそも筋違い。」くらいのご返答だったようで。ひでー。だったら買う前に一言、言っとけよなあって思います。元ディーラーの営業マンとしては。

当時、初代モデルに較べて2代目丸目インプのあまりの出足の悪さに驚いた経営陣は、販売台数の回復を狙って随分「巷の声」なるものを集め、それを次期改良型への開発の参考にしたようです。ただ、それは言ってしまえばR33,R34の各GT-Rと同じ凋落の過程をなぞったというだけの話でもあるわけですが。
結局巷の声というのは底の浅いチューニングカーっぽい印象の上っ面を撫ぜただけのものに過ぎず、それを商品に反映させた所でレベルの低い改造車とさして違わない貧相な走りの車に成り下がっただけであれば、それはスバルの車を求める層が思い描くものとは真反対のクルマなワケですから売れる訳なかったはずだよなあ、と。


となると、涙目や鳥目は私の選択範囲には全く入ってこないモデルとなるわけです。



じゃあ、先代インプは?と聞かれれば。








正直全く印象が無いので何にも知りません。もちろん悪い車ではないようだ、という話は聞いているのですが、でもまだ販売価格が高いしねえ。
もし私がサラリーマンで定期収入が見込めるような身分ならば考えなくもないでしょうが、私のような自営業者程度では100~200万という博打はちょっとツライ。

ただ商品の常として、絶対数としての供給量が少ないものはプレミアムに繋がりやすいのですが、逆に人気薄であったり注目度が低かった商品は人気が無い故に値がボチボチと安いのが魅力的です。
もちろん4枚ドアのインプレッサと聞けばWRXセダンが真っ先に思い浮かびもしますけど、ちょっとね。あれは馬鹿値の方向に向くだろうなあ、と。


でもよくよく考えてみれば世間様的には注目度が低かったけどインプレッサには「アネシス」ってグレードだってあったよね。2.0モデルにも2WDがあるし、サイズ的にはW202のベンツCとさして違わないくらいのボディサイズ。うーん、これ良いかも。
Posted at 2012/11/14 13:34:58 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
どノーマル車が好きなので、派手なカッコにしたりとか、ボディへのお絵かきはしません。中味もそのままです。仕事が暇な時はクルマを磨こうかなあと思ったりもしますが、大...
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