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2009年10月26日 イイね!

久しぶりにロードスターネタでも。

久しぶりにロードスターネタでも。そういえばの御無沙汰ロードスターネタ。

買ってきてから気になっていたのが各部のゴム、プラそれと小傷でした。とりあえず黒い所は黒く見せる、という目標のもと交換いたしました。

まず、すぐに目に付いたのはドアの窓ガラスの根元にある黒いガーニッシュです。プレスした金属板の上にゴムがコーティングされているような感じなのですが、長年の経年劣化によってそのゴムはひび割れ、つやを失い、いかにも古いです、と言わんばかりの雰囲気を倍増させていました。
まずはこれを取っ払います。すると汚いの汚くないの。このままこすると思いっきり傷になりそうだったのでチョロチョロと水をかけながら砂を流し、汚れを落とした後に磨いてあげました。その後に新品のガーニッシュパーツを入れてあげたのですが、これが映えるの映えないのったらありません。

よくナイキのスニーカーで使われる色の取り合わせに「黄色と黒」のコンビネーションがあります。あれって映える取り合わせなんですよね。実は何足か持ってますけど。

お次はワイパー付近です。ワイパーは錆を取って塗りなおし、ワイパーの根元の黒いガーニッシュは、プラの風化が激しいのでこれも交換してしまいました。
出来ればフロントウインドウガラスのフチのゴムも交換してしまいたかったのですが、どうもあれだけというのは至難の業に思えたので、これは断念。
ただ、その代わりにAピラー周りのウエザーストリップは後々の為に交換しておきました。

さて、次の黒い所と言ったら.................。そうです、サイドシルです。

いつかは、いつかは、と思ってまいりましたが、ずーっとその思いは果たせずにおりました。ところがある時転機はいつも突然にやってきます。
今年の夏の事です。ある時、兄貴から電話がかかってきました。

兄「あのさー。ユーノス貸してかしてくんない?」

私「んー。別に良いけど。」

兄「じゃあよろしくー。」

というわけで、ロードスターは拉致されていきました。で、その日の夜の事です。8時過ぎだったでしょうか。

兄「今帰ってきた。これから返しに行きたいけどいいか?」

私「まあ暗いから、明日そっちに取りに行くわ(兄貴の住んでいるところは同じ町内の実家で、私のうちから300メートルほどしか離れていないのです)」

兄「そうか。でさあ。言いにくいことなんだが、悪い。ぶつけちまったんだわ。スマン。」

私「あー...............、そう。どこ?」

兄「助手席側の下の黒い所を。スマン。縁石でぶつけちまった。」

私「ふーん。まあ、いいや。ワン公の散歩の折にでも見とくわ」

兄「本当にスマンかった。修理費は請求してくれな。全部出すから。」

私「はいよー。わかった。」

というわけで、片方のサイドシルの修理はともかく、片側の塗装代が自動的に降って湧いてきましたので、ここはチャンスとばかりに鈑金屋さんに直行しました。

「アニキに貸したら、サイドシル凹んで返ってきたんです。で、まあ修理費は出すからと言うので直してもらいたいんですけど、ついでに反対側も塗ってもらえませんか。せっかく塗ってもらっても片側だけ黒光りしてるんじゃあ、ちょいとみっともないので。もちろんその分もお支払いしますから。」


というわけで、反対側も眩しいばかりに黒光りして我がロードスターは凱旋を果たしました。修理代はナイショの金額に収めていただきました。ありがとうございます。


実を言うと、ロードスターは他にも塗装をやり直してもらったところがあります。それは、Aピラー・サイドステップ(スカッフプレートがはまっている所)・ドアミラーです。

Aピラーは恐らくハードトップを外した付けたの際につけてしまったのでしょう。何箇所か深い傷があり、また、黄色自体も禿げて下地の白が透けている所もあったりしたので、塗りなおしてもらいました。

サイドステップは、ステンレスのスカッフプレートを取り外したところ、フチがボディと直接当たってしまっており、表面に錆が入ってしまっていたところもあったため、穴が開く前に処置をしてもらうことにしたのです。

お椀はですね。ここはプラ製なのですが、やはり黄色は顔料が弱いのでしょう。表面が粉を吹いたような状態になってしまっていました。
ここだけつや消し状態ですと、やはり古ぼけた印象が強くなってしまいます。このため、ここも一緒に塗ってもらったのです。


その前に、色々と細かい所をやりましたが、この鈑金作業を以って、とりあえずのお掃除はひと段落といたしました。
で、キレイになった(ついでに磨いてもらったので)ロードスターを見せびらかしに業者の工場前に乗りつけたところひょんな経緯から「ガラスコート」をすることになってしまい、またまた散財してしまうことになったのです。

あーあ。お金って貯まらないものですねえ。
Posted at 2009/10/26 19:40:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2009年10月26日 イイね!

メンテナンスフリーの密閉型バッテリー

メンテナンスフリーの密閉型バッテリー○ルコのバッテリーと言えば、密閉型のメンテナンスフリーのバッテリーの有名どこです。ただ「メンテナンスフリー」といっても蒸留水の補充をしなくてもいい、というか出来ないので、中の水の比重が計れません。

このこともあってか、普通のものなら電圧を測って「ああ、そろそろ電圧が落ちてきているから」と体力減衰の兆候を見つつ交換時期を測ることも出来るのですが、どうもこいつの場合は「いきなり即死」状態になるようです。
電圧低下による交換時期の予測が出来なくって、死ぬ直前まではちゃんと電圧が出ているのだとか。その代わりポックリ逝ってしまう。このため、交換時期は交換サイクルで見ていくしかないのだそうです。


何でこんなことを書くのかというと、多いんですよ。ディーラーとかガソリンスタンドでのデ○コの扱いが。恐らく仕切りが安いから、という理由なんでしょうけど。

で、気がつくと次々とメンテナンスフリーのバッテリーに換えられてしまっている。見ると「うわあ、やられた」って思っちゃいます。よりによって、という感じで。

こんなことを言ってもなんなんですけど、普段からバッテリーの水の具合を見ている方なんていないですよ、まず。という事は「メンテナンスフリー」というのは整備業者に対しての「触らないでね」であり、ユーザーにとっての「メンテナンスフリーで、楽で、安心」では無いと思います。

それよりも「さっさと交換させてもらいまっせ」ということであり、ガソリンスタンドなんかで「バッテリーが弱っているようですけど.....」というのは組み込み式のインジゲーターがそういう色を表示していたらしい、という以上のことではないんですよね。電圧での予測ができないんだから。

使い切っているのかどうか分からないバッテリーを次々と交換していく、というのは「エコ」の観点からも望ましくないと思うんですがね。
どうも密閉型に使われた鉛は再生がし難いということもある、と聞いていますし。



昨日あった方なのですが、この方は「車は好きだけど、自分でエンジンルームの覗くようなことはしない」タイプです。こういう方にデル○は売っちゃあイカンだろうって思うのですがね。だって、事前のケアのしようがないじゃあないですか。時期が来ているようだら換える、なんて勿体無いことも言いたくないし。

ただ、前回の交換時期をみて、さっさと交換しておかないと、そういう事態(エンジンがかからない)になってからレスキューを呼んで余計な出費を強いることにもなってしまう。


昨日の方は「46B24L」のバッテリーでした。バッテリーをジャンプしてエンジンをかけ、まずはお客さんには帰宅してもらいました。私は自動後退に「普通の」バッテリーを買いに行き、それを持って、改めてお客さんの自宅まで行きバッテリーを交換してきたのですが。

一時バッテリーの金額も下がったのですが、また上がったのか、14000円弱しましたね。あのバッテリー。高っ。あんなにしたっけか?
あらかじめ交換という事にしておけば、もう少し安く持っていくことも出来たのに。



ということで、ますます密閉型が嫌いになりました。




あ、そうそう。そういえばベンツってリアにバッテリーあるじゃないですか。

救援車として昨日はベンツで行ったんですが、あれで国産車にジャンプする時は、リアのバッテリーって便利って思いました。
結構渋滞している路上でバッテリーが上がっていたんですが、あそこでジャンプしようとするとフロントとフロントを近づけないとケーブルの長さが足りないですよね。そうしようとすると結構道を塞いじゃうんですが、ベンツみたいにリアにあるとお尻と頭をくっつければ良いんで、作業性が良かったです。

あと、土曜日にも救援車としてベンツでジャンプしに行ったんですが、何でベンツだとエンジンがかかったんだろう?と言われました。他の車でジャンプしてもかからなかったんだとか。だからもう諦めていたらしいんですよ。セルとかそっちもダメじゃないかって。
ベンツのバッテリーの容量の大きさは、救援車にも向いているんですかね?
Posted at 2009/10/26 11:48:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2009年10月25日 イイね!

事故処理 失敗例 一旦停止無視

事故処理 失敗例 一旦停止無視昨日は偉そうなことを言ってしまいました。ちょっとどこまで書くか悩んだのですが、あまりにも尻切れトンボになるのもなあという事で、ああいう書き方をしたんですが。


「どうだ、すごいだろう」と自慢するつもりの投稿ではないので、今回は失敗例を上げましょう。もちろん失敗例とは言ってもきちんと義務は果たした上で、でもお客さんの理解が得られなかった、という事なんですが。
ちなみに画像は別の事故の写真です。もうあの方とは縁が切れてしまいましたので、その時に画像は消してしまったものですから、その際に全部消してしまったんです。




今回の事故は、相手側が一旦停止無視。こちらは一旦停止の規制がなく交差点を直進中、という状態での接触です。
こういう状況の事故では、基本加害者8:被害者2という基本過失を中心に両者の前後の動き方によって振れる、という事になります。



事故の電話を受け現場に直行すると、珍しく旦那がいました(契約者はその奥さん)。このことも後に影響するのですが、まあこれはこれ。

事故状況を確認し、相手側の一旦停止無視に因る事故という事を確認。もちろん警察の現場検証も入っています。奥さんには、

「こういう状況の場合は翌日にムチ打ちの症状が出ることが多いので、様子を見て病院に行くようにしてください。ムチ打ちとは言いますが、特に初期は首が痛いとかではなく、気持ち悪くなったり吐き気がしたり、という症状がでます。それがムチ打ちの症状です。ある程度はお医者さんに通っていただくことになるでしょうから、なるべく近場のお医者さんに行くのが良いと思います。」とアドバイス。

で、旦那さんには
「基本的には8:2、という線でのお話になるかと思います。後は奥さんの運転状況とか相手の運転状況とかで若干の修正が入ることがありえます。こちら側にとっての一番うまい解決は相手9:こちらが0というところでしょうが、この辺は相手の出方にもよります。基本的には8:2あたりのお話からは入らせて戴くことになると思います。」

今から思えば、そこまで言わんでもよかったなあ、とは思います。ここが失敗その1。

たまにあるのですが、この「ゼロ裁定」は私のよく使う手です。1でも2でもこっちに過失が出れば相手側に支払い義務が生じます。このため「本当に悪いと思うんならそちらの求償を放棄してくれ」というのです。
これが通れば相手側にこちらの保険を使う必要はなくなります。こちらが被害者だった場合、多少は溜飲が下がりますよね?




保険の加入状況は相手側は車両保険ありで、こちらは車両保険無しです。2~3年前クルマを代替されたので、その際にも、保険更改時にも、散々車両保険の付保を勧めましたが結局は付けられませんでした。ここが失敗その2。




車の修理についても旦那に尋ねました。どこで直しますか?と。まあそれはごく普通の答えだったのですが、ディーラーに持っていく、という答えでした。これが失敗その3です。

こういう事故(一旦停止無視)の場合、100:0裁定はありえません。どうしても過失は残ります。運転者の気持ちは別としてです。
そういう場合、修理費の残りの2割分程度は自分の車両保険を使うか自腹で何とかするか、の二通りになります。

ここで、私の協力工場での修理が可能なら、ある程度私の懐の中で修理金額を動かすことが出来ます。修理方法にしても然り、請求金額総額にしても然りです。
ただ、他の工場ともなるとその調整が効きません。持ってこられた工場側としては「ご馳走様です」とばかりに出来る限り請求金額を引っ張って利益を確保しようとするだけです。
その点ディーラーは、保険会社にとってもいいお客さんであることが多い(ディーラー自身が比較的規模の多い代理店であるということ)ので、ある程度請求金額が膨らむことがママ、あります。この点も後に禍根を残すことになりました。

今回の事故の場合、この2割分程度の修理費は、車両保険の御用意もないので、自腹が発生することは覚悟してください、とも言いました。仮に10万円くらいとすれば負担分は2万円となります、とも旦那さんには伝えました。

余計な話ではありますが、「お医者さんに通うことにはなると思います。で、この通院日数に応じて慰謝料が支払われますから、損失補てんという意味ではありませんけど、なるべく通うようにしてもらって、この修理金額の自腹分を取り戻してください。」とも言っておきました。




さて、結果的にはこの事故。9:0で決着は付きました。ただ、時間がえらくかかりました。半年ちょっとかかったかな。

失敗その1
「あくまで最大限の希望的観測である9:0裁定を口にしてしまったこと」ですが、これは言うべきではなかったですね。「基本過失8:2」で、あとは保険会社にお任せいただけますか?で抑えておくべきでした。
実際には被害者が「0過失」の8:0もなかなかない決着です。言い方は悪いですが、変に夢を見させてしまうべきではありませんでした。

失敗その2
過失割合そのものは「運転者のプライドの問題」です。ただ、車両保険に入っている・入っていないは、その場で「財布からお金が出て行く・出て行かない」という問題に直結します。なかなか招かれざるお客のせいで出費が嵩むのは嫌なものです。途中、修理を担当したディーラーが「修理金額が入らない」といって大騒ぎしていましたが、車両保険に入っていれば「仮払い」ということで、事故の決着が付いていなくても先に払ってくれます。

失敗その3
これはですね。相手の修理費は20万くらい、こちら側のクルマはいいとこ10万強。12万くらいの修理費だろうと見積もっていました。私としては。もちろんヤマ勘見積りです。ところがディーラーは修理金額20万円で請求してきたのです。すると自己負担金額1割として2万円。2割として4万円。
被害者感情としては「2万円も余分に出したくない」と引っ掛かるのは容易に想像のつくところです。しかもぶつけられた側で。

ここで言いたいのは2点です。一つは「ここまで請求金額がいかなければ数千円レベルの自己負担であったのに、保険事故だからといって内容を膨らませずぎ」という事。修理内容を聞きましたが「そこまでするの?」という内容でしたしね。
また、提携工場での修理であれば、ある程度の修理金額のコントロールもできるし、仮に揉めて、保険会社からの入金が遅くなったにしても、私のほうで工場には先払いしておくので、交渉を焦る必要もなかったのにと悔やまれます。まあ仕方がないけど。

あと、被害者が奥さんであった場合、表面はニコニコしていても、結構旦那を盾にして物を言われることがあるんですね。どちらに連絡を一本化したらいいのか、もっとはっきりさせておくべきでした。

結局いろいろなことが重なり、使えない代理店と評価されたのでしょう。今回を以ってこの方とは縁が切れました。経緯を一つ一つ書くと、ものすごく長くなるので今日はここまで。ゴタゴタの詳細はまたそのうちに。











Posted at 2009/10/25 12:57:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年10月24日 イイね!

100:0の事故案件で考えること。

100:0の事故案件で考えること。実は夕方に、昨日コメントいただいたRYO@Gさんの事故についてのお話を書きかけたのですが、何故か操作ミスをして消してしまいました。

ということで書き直しです。


>内容は相手の車はトランク部分の損傷がひどく、修理代が65万円掛かります。100%私の過失ですので、保険で支払いますと告げたら、何と相手の車の相場が45万円以下なので、それまでしか支払いませんと言われました。

基本的には保険会社の言うとおりとなります。
修理見積金額を支払うのが通常なのですが、その車の残価と車の修理費を比べていずれか低い金額が支払いの上限金額となります。

ただ、その残価金額というのも、保険会社の言うことをそのまま聞いていては埒があきません。
そんなわけで私ならどうするか。RYO@Gさん側に付いた場合と相手側のカペラ側に付いた場合の両方で考えたいと思います。


まずRYO@Gさん側に付いた場合。

先ず申し上げるのは、保険とはそういうものだ、という御説明をします。あくまでも車の残存価値もしくは修理費用のいずれか安い方を支払え、というのが法的な賠償責任の範囲です。それに従って動くのが保険会社です。
人情としては分かりますし、多分にそうあるべきだとも一個人としては思っていますが、あくまで法的な判断に基づいた賠償範囲はそこまでなのです。いくら契約者からの要請があったとしても、そこは動かすことは出来ません。
事故というものは加害者であることもあれば被害者であることもありえます。被害者側であった場合には、逆に相手側に求償することは出来ないのです。
ではどうするのか、という際に用意しておく最後の砦になるのが車両保険です。それを相手側が用意していなかったのならば、それは相手側の保険加入時の御判断がそうであったと言わざるを得ません。

ただ、これで相手方が納得いくかどうかはわかりません。ただ、法的な賠償責任をこれ以上追求されるとことはありません。
今ならば対物超過特約を付ける事によって時価額+50万円までの範囲で、買い替えをするのではなく、修理をするなら、という条件付で保険での支払いが可能になりました。
ただ、昨日の投稿ではないですが、「こちら側が付けておく事で、同様に、それを相手方にも期待する、ということは出来ない」という事もあるのがつらい所です。それがこの特約の最大の弱点です。




さて。でもそのままでは収まりの付かないこともあるでしょう。
ただ、保険会社も「支払うべき理由」があるのならもちろん支払いに応じますが、彼らもあくまで会社員である以上、上司のハンコがもらえない条件で書類を作るわけには行きません。
そんなわけで、何とか45万円の枠を60万円の支払いに近づける方策を考えなくてはいけません。なんだか加害者側か被害者側で動くのか、という枠ではなくなってきますが気にすることなく先に進みましょう。どっちかというと被害者側であったときの動きではあります。



先ず保険会社の45万円、という数字。この根拠を探ります。
こんな時代で、ありがたいことにネットで中古車相場が調べられます。「Goo NET」という中古車情報誌のサイトがありますが、ここだと「何年式のクルマはこれは幾らで並んでいるか」が簡単に出てきます。ここでの中心価格帯と保険会社の言う金額の差を見ます。

あ、そうそう。基本的には100:0案件の場合、被害者側には代車が提供されますが、私の場合、お客さんには迂闊に代車の提供は受けさせないことにしています。その代わりにさっさと自前の代車をお客さんに提供します。
なぜかというと、最後の折衝の場面で、この代車費用を交渉の材料にせざるを得ない場合が往々にあるからです。

修理見積の金額も、鈑金屋さん直で取る場合と、わざとディーラー見積りを使う場合と使い分けます。中には直接保険会社に持ち込んで、アジャスター(事故見積りの鑑定人)に見積りを作らせる場合もあります。
車の修理工賃は基本的に標準作業時間というのが各作業ごとに決められており、その作業時間はどの保険会社、どのメーカーも同様の数字を使っています。で、そこに時間工賃と呼ばれる「1時間単位の工賃」を乗じた金額を工賃としているのですが。これが、鈑金工場直の数字とディーラーの数字が違うんですね。浜松の場合、工場だと6000円台で、ディーラーだと8000円台なんです。このため見積り金額が安すぎる場合と高すぎる場合のケースバイケースで使い分けます。
今回のカペラの修理金額65万円がディーラー見積りならば、恐らく2割位は削れます。つまり52万円くらいまで。
幾らディーラーが見積もったとしても、基本的にはそこのディーラーの工場で作業する訳ではありません。必ずといって良いほど外注か、別の所にある自社工場に持ち込みます。で、そこで工賃仕切額3割、部品はディーラー側から持ち込み、なんていう条件で作業させる訳です。
この差額で保険会社との支払い金額を相殺させることも充分可能な線になります。

それともう一つ。ここで代車を使うわけです。1日仮に3000円だとしても掛ける修理日数分です。修理見積り金額65万円は、私の感覚でいうと3週間というよりも4週間前後の修理期間が見込まれる見積り内容です。という事は4週間で8万4千円の代車料金が発生しますから、充分差が埋まる可能性も出てくるわけです。

このくらいでしょうか。私が担当ならここまで考えます。
ただ、個人がここまでの動きを各方面に対して段取りを組むということは難しいと思います。
なので、車両保険を付けて、対物超過特約を付けて、後はすべてお任せします、というのが無難なやり方になるんですけどね。

私の動きが必ずしも良いと感じていただけるとも限りませんし。まあ御参考までに。
Posted at 2009/10/24 23:24:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2009年10月24日 イイね!

金のなる木

金のなる木どうも随分前から車は「金の成る木」だと思われているようです。もしくは「台風の目」とでもいったら良いでしょうか。
各方面から資源やエネルギーやお金を大量に吸い込み、その目から製品化した車やら広告資金やら人件費やらを盛大に吐き出し、吐き出されたものがまた更にあちこちで色んなものを巻き込んでいく。もちろん私もその中に便乗している1人ですので偉そうなことをいえた義理ではありませんが。

ただ一つ思うのは、確かに以前は経済の牽引車であり、金の成る木であり、依然総合産業と呼ばれるに足る巨大な経済規模をもつ産業なのではありますが、あまりにもそれに寄りかかりすぎているのではないか?という懸念です。

例えば保険ですが、今現在、損保会社における自動車保険の占めるウエートは6割以上のはずです。自賠責に始まり、個人の任意保険、法人の任意保険、10台以上の一括契約であるフリート契約や代行運転業者の為の保険、運送時の荷物の保険に、商品としての車の保険。はたまた整備のために預かっている時の為の賠償責任保険やら、車を回送中の時の保険などなど。それこそ保険業界にとってのクルマは台風の目であり、金の成る木です。よくここまで考え付くなあ、と感心するくらい。

ただ、今までは良く売れていた。意地の悪い言い方をすれば「何もせんでも世の中の雰囲気として、車は欲しくなる一番の消費財であり、それこそ万難を排してでも買い求めてきた」とも言えると思います。
で、そこに付け込んで、買うときにこらしょと税金を掛ける。保険は別に掛けてもらう。走るための道路整備は欲しいから、その設備にもお金を掛ける。走るためのガソリンは必須だから、これにも税金は掛ける。維持管理はしなくてはいけないので車検制度は作るが、ここにも税金徴収制度を一体化させる。整備費用ももちろん貰う。部品代もかかる。車が増えれば事故も多くなり、鈑金修理にも費用はかかる。そこに保険も絡む。人が乗っているクルマと差別化もしたいので改造費にもお金はかかる。人よりも早く走りたいので、追加整備費用や改修費にもお金はかかる。まあ挙げていけばきりはありません。まさに台風の目です。

でもそこに安易に乗っかりすぎて、気がついてみたらクルマを買うたびに負債を大量に買い込むような羽目になるという事に気付き始めた、というのが新車が売れなくなってきた要因の一つじゃあないのかな、と。

もう一つの要因としては「車が好きだからメーカーに就職する」のではなく、「大企業・優良企業だから就職先の候補とする」という、「将来安泰な」就職先としての会社に成り下がってきているような気もします。
まあそれはそれで一つの見識ではあるとは思いますが、ただ、自動車って「欲望の商品」だと思うのです。欧州のメーカーたちのクルマを見るにつけ思うのは、彼らははっきりと「欲望の商品」の商品としてクルマを意識し、真剣に欲望を掻き立てられるものとして要素要素を詰めてきている。そう思います。

「DSGって燃費が良いんだって?」ではないでしょう。もちろん機械の高効率化は当然目指すべき指標ではありますが、変速時の駆動ロスを限りなくゼロに近づける事によって燃費にも貢献し、同時に「操作の快感」をも提供している。
TSIにしてもそうで、あれはアクセルワークに瞬時に対応するトルクをドライバーに提供することがシステムの身上です。そのことによる実燃費の向上も素晴らしいとは思いますが、やはりここにもドライバーを人間として捉え、「操作の快感」「移動の快感」を提供しているのだと思います。
きちんとそういう意味では「快楽を煽る為の要素を真剣に作りこんでいる」し、「消費者を飽きさせない手練手管を駆使し」ていますし、結果的に「強い商品力」となっていると思います。

以前、CG誌かなんかで「アウディ80とコロナの徹底比較」という記事があったのだそうです。一つ一つのパーツを比べ、仕上がりや品質、走りや乗り心地、静粛性などをこと細かく比較した、というものだったとか。その現物を読んだことはないので詳細は語れませんが、記事の結論としては「コロナの圧勝」だったそうです。どこを採ってみてもコロナが優れている。
ただ、最後にこう書かれていたのだとか。「それでもやっぱり買うならアウディがいい」。
恐らく単純に「舶来趣味」というだけでは内容に思うのです。最後の一線で欲望の商品だということをよく分かっているし、そういう造り込みがなされている。



もっと真剣に「金の成る木」であり続ける努力や情熱を注ぎ続けるべきと思います。商品性が、とかセールストークが、なんて言って、そのくせ自分では国内メーカー車を買おうとしない連中のチンケな広告戦略など聞くに値しないと思っています。
まだまだ国内にはクルマが好きな方々が数多くいらっしゃるでしょう。そんな方々の中には、「オレにも開発に一枚かませろ」という方も多いのでは?と思います。別にそれなら薄給でも構わない、という方も少なくないと思うのですがね。例えばタミヤのラジコン博士のように。


携帯電話が、とかゲームが、とかいう前に「素直にクルマを楽しめる環境であるか?」とか、マネジメントの面で言うなら、自身の生み出すクルマ達が果たして「欲望の商品になりきれているのか?」という事をもう一度考え直すべきでは、と思います。



少なくとも私は「LF-A程度じゃあ○ンコ勃たねえよ」って思います。すいません、下品な表現で。

大バーゲンセールであるのは重々承知はしていますし、赤字覚悟で一発花火を上げたい、という気持ちも分かります。
3750万円で、500台の生産ってことは、しめて187億5千万円の上がりってことです。でも、恐らくこの程度の生産規模では、試作車を大量に作るというやり方にならざるを得ないでしょう。1台試作車を作って、ヘタすりゃあ1億とか言う世界ですから、やはり大赤字だろうなあ。でも、そこまでするなら.......。



がんばれ、トヨタ。

期待はしているんですが。
Posted at 2009/10/24 12:31:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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