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2009年11月16日 イイね!

電気 電気 電気

二酸化炭素による温室効果というのは間違いのないところなんでしょうけど、イコール温暖化という事に関してはホントかよ?と思っているへそ曲がりです。

ただ、今も爆発的に増えつつある中国、ロシア、インドなどのクルマの台数は確実に石油資源を減らしつつあるのは事実でしょう。
ただ、クルマにとってガソリン(もしくはディーゼル)という石油系燃料は持ち運びに楽で、エネルギー密度も高く、しかも残量まで分かりやすく何かと好都合な特性を色々と兼ね備えた唯一無二のエネルギー源です。
またクルマに限らず、そのほかの産業機器にとっても何かと都合のよいエネルギー源であり、これを消費しつくしてしまうことを指を咥えて見過ごす訳にはいかないのも事実。

実際、最近は電気電気といっているわけですが、果たして本当に電気は次世代のエネルギー源として頼れるタマなのかどうか?

いくら電気といったって、その大本だって現在は石油なわけです。つまり火力発電。じゃあ、その火力発電の発電効率は?といえば30~40%といった所のようです。それを送電線で送って途中5%くらいロスをして、やっと各家庭や工場まで電気が来ているというわけです。
そこから、深夜電力なりを使ってバッテリーに電気を貯めて、そこでやっとクルマの動力源として頑張ってもらう訳ですが、果たしてバッテリーとやらに突っ込んだ電気は全て放電できるのか?と言われれば、そんな事はないでしょう。
で、さらに今度はモーターの動力変換効率はどの程度?という話にもなる訳です。

だったら素直にガソリンを燃やす方が良くないか?

ちなみにガソリンエンジンで20~30%、ディーゼルで28~34%という所が現在の熱効率だそうです。

ペットボトルはリサイクルするよりも燃やして燃料とするほうが遥かにエネルギー効率も良いし、消費する原油量も(もちろん二酸化炭素発生量も)少なくて済む、というのはもはや公然の秘密だと思います。途中で手間をかけた分だけ、その分エネルギーも使うわけですから。
もちろん省資源の観点からすれば、「ペットボトルの生産数を減らせばいいだけ」なんですけどね。リサイクルを考えるよりも。

それと同じで、少なくとも現状では電気自動車とはいえ「石油様の手のひらの上で踊らせてもらっているだけ」で、そこから先の一歩はいつまででも踏み出せずにいる事に変わりはありません。
原子力にしたって、ウランの生成や原子力発電そのものの設備の建設や維持、使用済み核燃料の廃棄の手間や環境への負荷など、どれだけのエネルギーや手間がかかるかを考えると迂闊に手を出すべきじゃなかったと思うんですがねえ。



それよりもクルマを軽くすることを考え、エンジンやミッションの更なる効率化を考えたほうが早道でしょう。
現実的な実用スペックとしては車重1.5トン未満、エンジン排気量は1気筒あたり500ccまで、ピストン数はいいところ6気筒までが上限じゃあないですか?さらに加えるなら5№サイズの寸法といった所でしょう。あの辺まで寸法が有ればいいクルマになります。

それこそ炭素税が云々を言うのであれば、実用以上のスペックを選んでいる人に負担してもらうことを考えた方が「贅沢税」や「環境負荷税」の考え方にも沿うものだと思うんですけどね。

どうもね。各界のオマンマの事が絡んだ複雑な思惑の中で事が動いているので、今まで贅沢してきた人はこれからも贅沢はしたいし、苦労してきた衆はこれ以上の苦労はしたくないし、というところで論点はズレたまま修正が効かなくなっているような気はします。
Posted at 2009/11/16 14:59:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2009年11月16日 イイね!

二輪車の安全

二輪車の安全この写真は、私の秋・冬用のバイク用ジャケットです。近頃は取得しやすくなったので持っている方も多い大型自動二輪の免許ですが、それでも車の免許に比べれば遥かに少ないでしょうから、これを見せられても御存じない方のほうが多いでしょう。
買ってから3~4年ほどにはなりますが、恐らく今でも最高峰レベルの製品です。ゴールドウィンの「Euro」というモデルですね。肘パッド、肩パッド、脊椎パッドを標準装備し、全面をゴアテックスで覆った安全性と耐候性、快適性を追求したモデル。
当時でも8万ほどしましたが、私用のサイズともなると流石にバイク屋さんにも在庫がありませんでした、というよりこのモデル自体が置いてなかった気がします。仕方がないので他の廉価モデルでサイズ確認をし、やはり上限サイズでないと許容範囲にならないということが確認できたので、試着をしたい旨を店員さんに申し出ました。
すると非常に言いにくそうな顔をしながら言われたのは...。

「このモデルは、高価すぎて売れていません。メーカーもそのことは承知しているので、そもそもの製造数が極端に少ないんです。しかもこのサイズとなりますと恐らく年間20着も作るかどうかでしょう。
でも、なおかつこのモデルの良さを理解して『これを』と仰るような方は、非常に少数です。しかもこのサイズですと、ある程度若い年齢層の方用ということになりますが、御年配の方ならともかく、若い方で、バイク専用のジャケットだけにそこまでの金額を出そうという方はまずいません。ほぼ首都圏に限定されます。だからまず地方では出ない商品です。
在庫は確認させていただきますが、もし有ったとして商品を手配させていただいたとしても、サイズが全くダメだ、という事でもなければ基本的には、そのままお買い上げいただくことになってしまいますが......。」

基本的に私の買い物は「予算の届く範囲内であれば、後で買い換える必要のない、なるべく最高の実用性を備えた製品を買っておいて、それを長く使う」方針です。もちろん全方位でそんな事をやっていてはすぐにお金が底をついてしまいますから、優先順位は当然ありますが。ベンツCを買ったのも「最高の実用性」を確認したかったからです。

という事でこれを買いました。ただ、このことを自慢したい訳ではなく、書きたかったのは、流石に大型二輪に乗ろうとする人は、それなりに重装備をしている人も多いのですが、それ以外だと全く安全意識というものが乏しい人が多すぎる、という事です。まあ、クルマに乗っている人もそうなんですけどね。

乗っているバイクも珍しいので、同じバイクに乗っている人を見たことはありませんが、同様に、これを着ている人にも出合った事がありません。別にこれを着なくちゃダメと言うつもりはありませんが、いくらなんでもこの時期にもなって「手袋すらしないというのは如何なものか?」と首をひねってしまいます。昨日はハーレー乗ってるおっちゃんも手袋してませんでしたしね。

手というか、指に障害があるということが日常生活においてどれだけ不自由なものか。それが利き腕でない方の小指であったとしたって不自由な目を見るのですから、それが利き腕の人差し指とか親指あたりを欠損したとしたら目も当てられません。
私の場合、夏用・冬用共に手のこぶし部分に硬質パッドが入り、手首の外側に衝撃吸収パッドの入った物を使います。

長袖ジャケットは最低限必ず着ます。肌を露出するものはNGです。特に関節部分。夏にTシャツだけ、というのもそれはそれでカッコイイのも分からなくもないですが、転んだ時に焼けたアスファルトで皮膚を擦られるのは想像したくありません。また、日差しを遮ることも重要です。
基本、自然というものは人間にとって厳しいものです。守られた空間から眺めるから「やさしい」と感じるだけで。

ワリとおざなりなのは靴ですね。やはり夏なんかだと「草履履き」なんてのもいますしね。

ヘルメットの着用は、たしかにうるさいです。ですが、怪我をしたくなかったら良い物を選んできちんと被るべきです。基本はやはりフルフェイス。私個人はアライヘルメットの「RX-7 RR タイプⅣ」を使っています。まあ、スーパーカブであれを被れというつもりは無いですけど。流石にあまりにも似合わなすぎる.....。

巷には「なんちゃってヘルメット」が氾濫していますが、ないよりはマシとはいえ、あんなヘルメットは意味を成していないと思っています。それこそいっその事、ヘルメットの着用は個人の自由で良いので、その代わりヘルメットを被らずに怪我をした場合、保険適用はせず(もちろん相手方の賠償責任分も適用しない)、自由診療のみとするくらいの自己責任で良いんじゃないかとすら思っています。被ってさえいれば良い、ではねえ。そこまで面倒を見なきゃあいけない必要も無いでしょう。免許持っているって事はいい大人なんだし。



最後に。
冒頭の、「Euro」にこだわっている私の様子を見ていた店員さんから一つ聞かれたことがあります。

「お客さん、もしかしたら事故した事あるんですか?」

もちろんありますとも。今でもきっちり傷跡残ってるし、右手首にチタンボルト入ったままです。だからこそ言うんです。飛び出してきた子供を避けてすっころんで、そのまま脳震盪で記憶をなくし救急車で搬送・即入院。意識が戻って体の状態を説明された後、にこやかに医者に言われましたよ。「柴田さん、全治6週間です。」ってね。

後遺症がないとは言いませんが、言われなくちゃあ気が付かない程度には回復しました。ありがたいことです。

怪我するのは一瞬です。治るまでには時間がかかりますが。

くれぐれもお気をつけください。経験者からのアドバイスです。
Posted at 2009/11/16 11:55:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2009年11月14日 イイね!

整備屋さんの憂鬱

足あとを辿っていった中で、「このままクルマに触り続けていられるだろうか」という意味合いの言葉を見つけました。仕事を出している整備屋さんでも同様の言葉を聴いたことがあります。

前回のブログでも、ますますクルマは「メーカーとして触って欲しくない所は触らせないような設計になってきている」と書きました。
プリウスなどでも高電圧回線などにはオレンジ色の被覆を被せ、いかにも「触るなよ」という雰囲気を撒き散らしています。それ以前ではエアバック関連の配線に黄色の被覆を被せていました。やはりここも触って欲しくない配線なわけです。

例えばチューニング関連では、そのベース車両が最新でもR34やS2000あたりで止まってしまっています。ヘタすりゃ10年前の製品です。これ以降、直噴エンジンが幅を利かせてきたこともありますが、クルマそのものが触れる・いじれるクルマではなくなってきています。

例えば直噴ガソリンエンジン。
以前のように「燃料を大量に噴けば良い」様な大雑把なエンジンではありません。燃料噴射装置は直接ピストンの中にまで入り込んでいて、その噴射圧力も150気圧とかそれくらいの圧力です。噴射角度や噴射圧力も厳密に計算され、ピストン頭頂部に作られた窪みでガソリンの霧が渦を巻き、着火点から火炎が広がりキレイに燃え広がるように考えられています。
燃費を良くするためにエンジンをかけた直後でもギアチェンジが出来るように(普通はATFにも適正作動油温というものがあるので、ある程度油温が上がるまではATのギアチェンジには制限がかけられている)、エンジンスタート直後はまず優先的にATFを暖めてATへの負担を軽減するといった制御までしています。

いまのGT-Rはアルミブロックエンジンですが、普通のエンジンならピストンシリンダーの所にだけ鋳鉄製の筒が嵌め込まれています。耐摩耗性向上の為です。GT-Rではこんなことはしません。ピストンシリンダーの内壁にプラズマコーティングと呼ばれる加工を施し、そこにうすーく鉄をコーティングして同様の効果を持たせています。
こうすることにより軽量化ももちろんですが、エンジンブロックの冷却性能も高められている訳です。こうすることにより、より高い燃焼温度(つまり高出力化)を目指すことが出来る訳です。
ここには「そんな造りではオーバーホールできないじゃないか」などという低レベルな(失礼)言葉は通用しません。作業レベルのまばらな整備現場で弄られるよりは、作業品質の管理が行き届いた工場の生産段階・設計段階で対処できる限りのことに対して手を尽くしてあるというわけです。

失礼な言い方ではありますが、そうした後加工は「お呼びでない世界」なんですよね。あそこまで考慮しつくされている車は。だから、エキスパートショップ以外で整備されたクルマは保証対象外ともしているわけです。
批判も多いのはわかりますが、無造作にいじられた所為で、その製品寿命を全うできなかったクルマも数多い訳ですし、現実に私もそういうクルマを見ていますので、そうしたメーカーの姿勢も分からなくもありません。まさに走る凶器(狂気)な訳ですから。


さて、時代はハイブリットです。電気制御の塊です。迂闊な近寄り方では「テスターを当てて」車にお伺いをたててご機嫌伺いをする以上のことはできません。それ以上にメーカーが整備工場を信用しきっていないので、触れる部分は極力少なくしてもいます。

回生ブレーキと呼ばれる部品があります。クルマの運動エネルギーを電気磁石の軸に伝えて、そこにコイルを近づけることにより発電のエネルギー源とし、減速をさせつつバッテリーに電気エネルギーを回収させようとする装置です。普通のブレーキならば運動エネルギーを熱エネルギーに変換するだけですが、プリウスでは電気エネルギーにも変換させる訳です。
このため通常のブレーキよりもプリウスのブレーキは装置にかかる負担が減っています。で、あろう事かプリウスはブレーキ部品の一部にプラスチックが使われているようです。
これでも強度は充分だということなんだそうですが、ホントかよ?



クルマを好き勝手にいじり壊す時代は終わりつつあるのかもしれません。恐らくこれから必要なのは「クルマをよりよい状態に持っていくためにはどうあるべきか」を前提にした維持管理なのかな?という気がしています。あくまでも機械である以上は、どうしたってメンテナンスは必要なんですから。

ただ、意識や意欲の低い不勉強な整備業者は取り残されるでしょう。

また、今の船舶のようにクルマは完全に趣味のもの、という位置に追い込まれるのかもしれません。「昔、クルマは個人所有が主だった」なんて昔話で語られる世界は嫌な話ですけどね。
Posted at 2009/11/14 16:38:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2009年11月14日 イイね!

サワルナ きけん

サワルナ きけん人には誰しも、触れて欲しくないところがあるものです。髪の毛がタブーであったり、オ○ンチンであったり、女性などはどこを触ればいいのか迷ってしまいます。

同様かどうかはともかく、クルマもメーカーとしては触って欲しくない所があります。ただ、いくら可愛い子供であったとしても一旦世に出てしまった以上、正直なにをされても関与の及ぶところではなくなってしまい、見るも無残な形となって帰ってくる例も少なくありません。
ユーザーとしては恐らくクルマにとって良かれ、と思ってやっていることであるにしても、実はクルマにとっては一線を越えた、触ってはいけないところに手を付けていることも少なくないものです。

基本的に、あんまりやりたくないのがクルマの配線に手をつけることです。ハーネスと呼ばれる組配線の事ですね。

今では少なくなりましたが、かつてのナビゲーションのテレビアンテナはクルマの後方に付くことが多く、そのためにアンテナ配線を後ろに持っていかざるを得ませんでした。このため、あちこちのカバーを外し、カーペットをめくり、シートを外してアンテナ線を引き回したものです。
それから、メーターを外してスピードセンサーの信号線を分岐させ、シガレットからアクセサリー電源を、ハザードから(時計から)常時電源を分岐させ、サイドブレーキから、パーキング信号を拾う(滅多に私はやりませんが)作業をするわけです。ま、別にオーディオ関連の配線から電源関連は拾ってもいいんですが。

でも、何が嫌といって、異音が出やすくなったり、トランクに水が入るであったり、パネルが浮いてくるだの、どうもうまく機械が動かないだのと、何もしなければ何事もなかったはずのクルマに、いろいろとトラブルを抱え込む原因をわざわざ持ち込んでいるようなものだからあんまりやりたくないわけです。
元々そんなものを後からつけることを想定していなかったのですから、当のクルマにとっては当たり前といえば当たり前なんですがね。

このため、極力配線をいじられたくないメーカーは、ある時から「スピードセンサー信号」と「パーキング信号」の配線をセットにして、「ナビゲーションをつけるなら必ず外すであろう」箇所の、内装の化粧パネルの固定ピンすら外し易い様に(モデルの途中で)設計変更し、そのすぐ裏にひっそりと上記の信号線たちを配置しておく、なんてことまでし始めました。
また、あらかじめリアガラスにテレビアンテナの線を入れ込んでおく、なんてオプション(もちろんメーカーオプション)もありました。オーディオパネルを外してみたらアンテナ線も信号線も全部のコネクターがそこにあった時には感動したものです。もちろん自分で選んでおいたので当たり前のことなんですが。

恐らくよほどその手の作業が原因のクレームが多かったのでしょう。トランクに水は溜まると言われて診てみたら、アンテナ線の引き回しが稚拙で水が浸入していたなんて事は珍しくありませんでしたからねえ。ディーラーに依頼した所で、大して作業レベルに差はありませんし。つまり少なからずトラブルや作業ミスはあった(続発した)という事です。
いまやテレビアンテナもフロントガラスにぺちょっと貼るだけのものが多いですから楽になったものです。



ここのところ多いのが、やたらと親切というかお節介な点検サービスです。前にも採り上げた「バッテリーの電圧が....」とか「水抜き材いかがですか?」とかね。

80過ぎのおじいちゃんから「柴田君、どうも車の調子が良くないんだけど」と言われて見に行ったら、たしかにエンジンがボソボソいってる。ちょっと借りてみてあちこち診てみたら、ガソリンの給油口にこれでもかとばかりに「水抜き剤入れました」のシールがべたべた貼ってあるじゃあないですか。しかもそれほど距離を走らないクルマなのに。
ガソリンじゃないもので「走れ」と言われてもエンジンだって嫌なものです。半年に3回ぐらい入れられてたかなあ、確か。その足で下手人の所にいって怒鳴り込みましたもんね。「なんてことしやがる」って。


交換機材が普及したこともあるのでしょうけど、ここのところ目に付くのが「ATF換えませんか?」です。
以前自動後退に勤めていたというお姉ちゃんが、新車で買ったムーブを目の前にして「そろそろATF換えなくちゃ.....」とつぶやくので目が点になったことがあります。どうもあそこでは2万キロ程度でATFは交換するものだと吹き込んでいるようです。

冗談じゃあありません。

あそこはメーカーにとっても触られたくない箇所の一つです。だからワザと交換しにくいような設計をしています。点検スティックすらなくしてしまったクルマもある(新型クラウンとか)くらいです。クルマによってははっきりと「無交換です」と書いてあるものもあります(ウチのCがそうです)。

ATFはその劣化よりも、外部からゴミが侵入する事や変な添加剤の類いを入れられるとことのほうがよほど怖いものです。
ATFは冷却、洗浄、トルコンの作動油、油圧バルブの作動油などなどと、いわばオートマチックの機械全体がATFの中に浸かっているような状態の中で様々な機能を果たしています。つまり、ATFの性能もATを構成する部品の一つであり、そこに基準を満たしていない物など入れられても、期待した性能が発揮できるはずもありません。逆に機械が壊れることだって充分にありえます。

交換作業は機械が受け持つでしょうから、怖いのはその作業環境(少なくとも埃が侵入しないような気遣いがなされているかとか)と、次に入れられる製品です。
新しいATFだからといって安心は出来ません。うちのはワ○ーズだからと言われても耳は貸さない事です。いちいち純正の指定交換品を個別に揃えているわけにはいかないので、汎用品で済ませているだけなのですから。
できれば、きちんと取扱説明書でメーカーの指定交換品を確認してから、その通りのものか、もしくはメーカーの承認するその代替品を使うべきです。それだけATFは厳密なものなのですから。



特に最近は設計が厳密になってきていますので、あまり余計なことはしないほうがクルマにとってもいいものです。まあ、メーカーも自己防衛の事もあって、余計なことはさせない・出来ないような設計にしてきてもいますけど。
Posted at 2009/11/14 12:56:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2009年11月14日 イイね!

どうしたら分かり易くなるか?

保険ってどう説明したらわかりやすくなるんでしょうかねえ。私の場合は仕事で取り扱う所から始まったので理解していくしかなかった、というのが出発点なんですが。

皆さんのイメージにしっくり来るか否かはともかくとして、保険は「相互扶助のシステム」です。みんなでお金を出し合って一箇所に貯めておき、火急の用でまとまった資金が必要になった人が、必要な分をそこから供出してもらう、というものです。

骨組みとしては簡単なものなのです。

でも「誰がいくら払うか?」ということを考えると、なるべく平等な負担にしないと不公平です。大まかには

1.危険度は低く、支払われる金額も少ない
2.危険度は低いが、支払われる金額は大きい
3.危険度は高いが、支払い金額は少ない
4.危険度は高く、支払い金額も大きい

の4つのパターンが考えられます。それぞれが同じ保険料では不公平ですよね?ちなみにこれは生命保険でも損害保険でも同じですが、4のパターンは加入を断わられるか、加入できたとしても非常に多額の保険料を請求されるパターンとなるでしょう。

次に「どういう時にどれだけ支払うか」という事も決めなければいけません。保険の引受条件ですね。
「怪我をしたら1回につき1万円」ならわかりやすくていいのですが、怪我の程度も色々ですし、「100万円貰えないと困る」怪我もあるでしょう。
また、同じような危険度にある人が2人居たとして、同じ理由で一方は「10万円もらえれば良い」と言っても、片方は「50万じゃないと困る」となれば保険料が同じでは不公平ですよね?


こんな感じで「引き受ける時に予想される状態」と「支払う時の条件」という両方の天秤のバランスをうまくとらなくてはいけません。
そして、負担してもらう保険料が、それぞれの条件でなるべく公平になるように。支払われる保険金が「過大でもなく過小でもない」ようにうまくつりあいを取るよう保険料は計算され、保険の条件が決められている訳です。

ただ、どうやって計算しているかなんて私に聞かないで下さい。それがきちんと説明できていたら、多分今とは違う道を歩んでいたと思いますので。

でもまあ、よくもまあうまいこと収支が合っている(合わせている?)もんだとは思います。一応「大数の法則」と呼ばれる、まあ確率計算ですね。サイコロもいっぱい振ればなんとなく全ての目の出る確率が1/6に収斂していくように、数がまとまれば大まかな傾向の元にまとまっていく、という。

ただ、ここに人様の「故意」などという不確定要素が絡んでくると、偶然の事故の発生状況を予測した確率計算が狂ってくる元になります。だから「そういうのはダメよ!」としている訳です。

こうした前提の元、生命保険然り、自動車保険も同様、公平な保険料負担になるよう保険は作られているわけです。ただ、決して「完璧に、」というつもりはありませんけどね。

こんな書き方だったら多少は判り易いでしょうか?
Posted at 2009/11/14 00:58:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
どノーマル車が好きなので、派手なカッコにしたりとか、ボディへのお絵かきはしません。中味もそのままです。仕事が暇な時はクルマを磨こうかなあと思ったりもしますが、大...
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