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h.shibataのブログ一覧

2011年03月31日 イイね!

クルマの色に関するあれこれ

ブルマウさんから頂いたコメントを見て思い出したのでちょっと。

私が新車セールスとしてディーラーに入社した当時(平成4年)は、既にバブルは弾けてはいましたが、それでも今を思えば十分に残り香のある時期ではありましたから、まだまだ黒系統の車が売れている時期でした。今がどうか?とは思いますが、一応当時は「景気のいい時には黒系統の色の車が売れる」と言われていたのです。

だからセルシオと言えば、やはりイメージカラーは黒。でもマークⅡは白(040のスーパーホワイト2とか049パール、22Kパールツートンとか。番号は当時の色番号です。うろ覚えの所もありますので間違っていたらごめんなさい。以下同。)ばっかりでしたけど。
当時、合同の企業展示会がよくありましたけど、日産などは黒のグロリアとかが展示車として来ていました。なんだか羨ましかったですねえ。こっちはおっさんセールスばかりなのに、あっちはおねえちゃんの営業が来てたりしてて、余計にきれいに見えた(もちろんお姉ちゃんが)ものです。

たまにセルシオもパールホワイトとかありましたけど、それが後になって白人気が復活してきたあたりで20系のセルシオにバトンタッチしました。あの時は随分下取金額に差が付いたものです。20万位違ったかな?色だけで。
意外に高かったのが赤茶系統の色が初代セルシオにもあったんですが、あれです。つまるところ下取の金額は需要と供給の関係がダイレクトにでてきますから、欲しい人はあっても、ダイヤモンドの原石のように目を皿のようにして探さないとあの色を下取に出す人が滅多にいませんでしたからね。特に初代のモデルチェンジの時は「新車じゃあ流石に高すぎて買えない」人が群がり出て来ましたし、「最終型を買ったんだ」と嘘を付く人も多かったですから。

あの頃の値動きをじっと見ていたのがオークションに出入りしている人たちでした。
つまり、20系へのモデルチェンジを気に一気に10セルシオが市場に出回りましたから、ここでの初相場が幾らまで行くのかで今後のセルシオの下取価格実績が形成されていきますからね。NTT株の初値みたいなモンです。これを元に30系へのバトンタッチ時の市場予測が立てられていったわけです。


さてお話を戻して、平成4年と言えばマークⅡのモデルチェンジがありました。まだまだ黒人気の高い時期でしたから、当時は黒系統のオプション色が設定されていました。そう、6N2のダークグリーンマイカです。5万位したかな?パール系のオプションカラーとしては046パールですね。ウォームグレーパールマイカという、大理石みたいな質感の色でした。個人的にはあんまり好きではなかったんですが。

10セルシオのときに202ブラックが登場したわけですが、あの時はあまりにも傷が目立つと言うことで、納車準備時専用のセーム皮が支給されたそうです。年配のセールスはこのときの6N2ダークグリーンにも同様のセーム皮が支給されるものかとアチコチに聞いて回っていましたが、流石にクリアーの硬度も多少ながら改善されていたのでしょう、特にそういう支給品はこのときにはありませんでした。

個人的には、この辺のダークグリーンが今でも好きですねえ。

これ以降で印象的なのは200系のエクシブの黒ですね。セルシオと同じく202。あれは大変でした。何がって納車準備が。風の強い時にやると、きれいにしたそばから砂ホコリが乗りますし、不用意に触れば手垢が付く。きちんと拭き上げないと、拭き跡が残る。だから、納車準備に異様に時間がかかるんです。
それはそれとして、印象に残るきれいな色もエクシブでしたね。レッドマイカメタリック(色番号忘れました)。朱色系統の赤でしたが、あれはボディの抑揚に映えて、とてもきれいな色でした。以前ご紹介したエピソードに登場したカリーナEDの赤も同じ色だった筈です。


平成7年とか8年の頃。ボディカラーにエポックな事がありました。

それはその頃、殆ど販売のされていなかった(設定のなかった)シルバーというボディカラーが復活したことです。199シルバーですね。たしかマイナーチェンジした90系マークⅡの発表に併せて設定が始まった色でしたが、途端に白になり代わって主流となってしまいました。パールですら駆逐してしまった色でもあります。
セールスの間で囁かれていたのは、かつてのシルバーは経年劣化による退色の問題があって、数年もするとすいぶんとしょぼくれた光沢になってしまったものが近年の技術開発のおかげである程度解決したのであろう、という話でした。だから復活した、という訳です。ホントかよ?
ただ、かつての白人気は私は知りませんが、このあまりにも「1色に偏る傾向」はなんというか、気味が悪いなあ、と。


まあそれはそれとして、トヨタは秘かにパールホワイトの色改良もしていました。057パールです。マークⅡの100系で採用された色ですね。かなり黄色味の強いと言うか、金色系というか。でもこれはあんまりヒットした、という印象はないなあ。199シルバーにかなり圧されていたという印象が強いです。それよりもすっきりとした051パールあたりにした方が似合っていたのでは?とかね。実際、これ以降、こういう色系統のパールが使われていませんし。

110系マークⅡ(マークⅡ最終型)では、065 ホワイトパールクリスタルシャインという色が使われていましたが、これは卵の殻のような透けるわけでもないけど、不透明色というほどでもない、白いパールホワイトでしたね。
今時のパールは、もっと透き通った感じの、副反射で青紫の発色のあるパールが印象深いですね。レクサスでよく使われているようです。


さて、もう一方の雄であるシルバーですが。
199シルバー全盛の時代から、何とか次に続く色をという事で、トヨタも秘かにいろんなシルバーを試しています。例えばコロナに使っていた、透明感のないシルバーの1A0。D-4のコロナのイメージが強いですねえ、あれは。個人的には、マイナー後に使われていた1C1パールが好きです。051パールみたいな色合いです。でもあれを「クリスタルシルバー」と言い張っていたんですよね。何故か。

で、しばらく199シルバー全盛期が続いたんですが、その後非常に割合が増えたのが1C0シルバーメタリックです。多分極初期の採用車はプログレじゃあなかったかな、と記憶しています。ただね。個人的には「これをシルバーと言い張るのか?」というところでものすごく腑に落ちないまま数多くの1C0車を納めてきました。だってこれシルバーじゃあないもん。色合いからすると若草色の混じったベージュと呼ぶのが相応しい色合いでしょ?

当時はトヨタ自身がの自らのイメージを払拭しようという、比較的意欲的なモデルが数多く発表されていた時代です。おそらくそのこともあってか、不思議な中間色が多かった時代で、実際プログレなどでは正直、変な色ばかりが採用されていました。卵の黄身みたいなパールもありましたねえ。

もし私がプログレを買おうとしたなら、私的には当時のラインナップでは選ぶ色は無いと思っていました。それもあってか、お客さんも無難な色を、という要望が多く、どうも積極的な選択とは考えにくいのですが「シルバーを」とお答えになった方が少なくありませんでした。
おそらくそれを察してか、マイナーチェンジを受けたプログレには奇天烈な色が消えうせ、オーソドックスなダークグリーンとホワイトパールが加わりました。その時は、ちょっとほっとしたものです。

でも、なかなか1C0って消えなかったなあ。まあ、汚れが目立たないという意味では評判は良かったですが。

パールと言うことで思い出しましたが、当時のハイラックスサーフのパールも首を傾げました。あの肌色みたいなパールです。どうせなら、すっきりと白を設定してくれないかなあ、とか思ったものです。

コンパクトカーではその後もしばらく199シルバーの全盛期は続きました。私の乗っているイストも当初199シルバーが設定されていましたが、しばらくして1A7だったかな?たしかそんな色番号のシルバーに切り替わりました。199に比べると、ちょっと不透明色の色合いが強いシルバーです。やはり退色を気にして切り替えられたのかなあ?


色の世界は世代交代が激しいようで、もちろん流行を作り出す為の、新しい色合いを作り出す研究にも余念がありません。また、製造工程の問題で、塗料の性質として熱硬化性の塗料であることに変わりはない様ですが、近年は環境負荷を考慮し、揮発性溶剤の使用が抑えられ、スプレーガンの洗浄に水が使えるように、水性の塗料に切り替えられているようです。
水性でありながら、製造品質を落とさず、使い勝手は変わらないように、更に耐久性を今まで以上に保証し、商品性を高める為にも発色よく、傷が付きにくく、などなど。塗料・色に対する要求は膨大です。ただ、文句を言うだけの私みたいな人間は、その裏事情を目に、耳にすることが殆どありませんから、言うだけなら楽なもんです。



願わくば、そんな私を見放すことなく、クルマにはこれからも色や形で引き続き幻惑していって欲しいものです。
Posted at 2011/03/31 15:57:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年03月30日 イイね!

1回プリウス買ってみようかな......

あんまり乗り気ではないのですが、どうも近頃のガソリン代高騰を見るにつけ、移動ルートとか、予定の組み上げをついつい考えてしまいます。


元々普段の行動範囲がソコソコ広いので、なんだかんだいって距離は伸してしまいます。


そうすると思い出すのが、かつて乗っていたセルボ君です。あいつは良かったなあ。満タン法ではありましたがコンスタントにリッター20キロを叩き出してくれていましたし。このレベルまで来れば、流石にガソリン代が気にならなくなってきますからね。

と言うことで、あの位まで実燃費の引っ張れる車は?という選択をしてみると。

フィットも実燃費で20キロの声を聞くらしいですけど、あんまり好きじゃあ無いんですよね。今の型は。初代フィットは潔さがあって好きなんですが、今のフィットはヴィッツの変遷と同じく、初代がどんどんヘナチョコになっていくのと歩を同じくしているようにしか感じません。


ただ、流石に今時セルボ君を普段の足にするとみすぼらしい事この上ないので。


じゃあ、燃費のいい奴というと、ゴルフのディーゼルとかも考えたんですけどね。ゴルフ3のCLiでしたか。本当はTDiがいいんですけど見かけないんで。サクシードディーゼルもあれから見ないし、あっても高いし。じゃあ、まあいっその事2代目プリウスあたりで考えてみてもいいかな、とか。まあ、今まで散々悪口書いていて、こういう選択をするのも何なんですけどね。


初代はちょっと乗っていたことがあって、感動した車です。これがハイブリッドという奴か、という感じで。2代目は、満を持してトヨタが市場にすり合わせてきた車でしたから、まあそういう意味では手抜きはあんまりないだろうな、という印象は持っています。
また、これ以降はトヨタの慢心が透けて見えることも多いですから、まあ、このあたりが時期的にギリギリ真面目な時期かなあ、とか。




あの頃のシルバーという色だけは嫌いなので、シルバー以外の色でちょっと考えてみようかなあ。考えるだけなら安いものですしね。


そういえばプリウスEXなんていうモデルもありました。でも、もう少しお買い得感があってもいいような気もしましたね。
Posted at 2011/03/30 12:47:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年03月30日 イイね!

東北工業地帯

昨日、久しぶりにお客さんのところに顔を出してきました。休んでいた間の状況変化であったりとか、お仕事の具合であったりとか。チョット意外でもあったのですが、理由を考えれば至極当たり前のことではあるんですけど、今、非常に忙しいのだそうです。



数年前、まだマークⅡが現役時代の頃の話です。既にトヨタではマークⅡの生産を岩手で行っていました。それ以前ではトヨタ九州で作っていた筈でしたし、ボンネットを開けるとトヨタマークの下に「KYUSYU」の文字が入っているシールが貼り付けてあったものです。これを見て「ああ九州製なんだな」と。

ところがある時期から、今までの完成車の配送にかかっていた日数が、以前に比べ2~3日程度伸びた時がありました。私的にはそろそろ入ってくるよな、というリードタイムを元に次の予定(納車)も考えていましたから、そこから2~3日ずれるという事は週末が絡んでくる事も珍しくありません。そうすると1週間向こうに行ってしまう、という事もあるわけです。
さらに馬鹿な話ですが、静岡トヨペットの新車センター(清水にある、新車を一括して受け取り、配送までを受け持つストックヤード)では、車が入ってきてから注文書にあるディーラーオプションを発注するという、のんびりしたことを日常の業務サイクルにしていました。このため、クルマはあるけどナビがないとか、フロアマットが欠品中で納車できない、などという子供のような言い訳で「配送できません」と言ってくるのがいつもの事でした。そうすると更にそこから2~3日遅れる事も無きにしも非ずで。

で、それはそれとして新車登録だけはなんとしてでも月内に(車の世界では「契約=登録」なので、何台登録できたかが実際の契約台数実績となります)と、月末にいち早く登録だけはしてしまう(実際にクルマが生産される1日2日前になると「仮フレーム」と言われる、あらかじめメーカーが振り当てた「この車台ナンバーで生産する予定ですよ」という車台番号が知らされ、クルマはまだメーカーを出ていないけど、新車登録だけは出来てしまう、という現象が起きます)事が横行していました。多分この辺の慣習は今でも変わらないと思います。

つまり、乗ってもいないのに、自動車税だけはキッチリ払っている、という現象です。まあ、お客さんサイドでは殆ど気が付かれていないと思いますけど。つまり、登録は前の月に済ませてあるけど、クルマは来ないし、部品は揃っていないし、と理由が積み重なり、実際に納車されるのは登録後2~3週間後とか。
私はそんなことをさせませんでしたが、中には1ヶ月跨いで納車なんていうひどい営業もいました(実話)ねえ。ガス欠とか、バッテリー上がり経験車なんてものあったなあ(これも実話)。



まあ、そうしたお話はともかくとして。人件費と工場用地の安さを求めて、生産拠点がかなり以前からバラけている、というお話です。浜松の背広屋さんで、実際の仕立ては九州の下請けに出している、というところもありますしね。
もちろん中国に生産拠点を移転している、という事もありますが、中央(太平洋ベルト地帯といっても良いかもしれません)の工業生産額が横ばい、もしくは減少しているのは、東北や九州がそれになり代わって工業地帯として成長してきている事もあるわけです。ここまで日本国中に交通網や通信網が整備されてくると、必ずしも生産拠点を一極集中させる必要がない、という事なんでしょう。
もっとも、トラックによる完成部品の配送コストそのものは下請けの部品メーカーに負担させるので、本体としては計算していない、という事もあるのかもしれません。



で、今回の地震によって東北工業地帯にダメージを負ってしまった。

で、その分の生産不足分が被災地でない地域の生産拠点に集中している。

原油価格の値上げもあって、今の内に、という駆け込み需要もある。




ただねえ。これからどうなるんだろう?という心配は耳にしましたねえ。
今、そのお客さんの所は一時的にいいかもしれないけど、これから先被災地域の復興もあり、原発の後始末の事もあり、電力供給能力は明らかに減り、原油は値上りし。大震災後、2週間仕事が止まっている所だってあるやに聞きます。
停電時の給料はどうする?なんて話もありました。基本、今回の地震に絡む休業は事業主の都合による休業ではないですから、一応払わなくてもいい、という解釈にはなるらしいです。

これを気に、産業構造の新陳代謝という方向に転べば、それはそれで良い方向に向うきっかけにもなるかも知れません。ただ、特に車に関してはそういう傾向が顕著でしたけど、以前から国内市場は見放されつつあったのも事実です。



悲観する必要はありませんが、傍観しているだけでは先が見えません。ではどうしよう?



とりあえず私に出来ることとして、入院から何とか復帰もできましたので、経済活動に復帰することにします。



そういえば、浜松祭り。
どうも、凧揚げだけでもという事で、有志の面々だけで、浜名湖ガーデンパークでやろうか、という話があるようです。昔は和地山公園でやっていたわけですし、またその程度の規模だった訳で。
また、近年批判されているのは夜のお祭りのお行儀の悪さですよね。無関係な人間が飲み食いにだけ参加している事とか、参加地域が広がりすぎたことによる統制のなさ、とか。

どうせ中止にするのなら、行政も加担したこれまでの観光化に冷や水を浴びせる意味でも、いっそのこと昔からやっていた地域と有志の面々だけで再出発させるのもアリだとは思います。それこそ、あの3日間のために1年間を費やす人だって少なからず存在しますしね。
Posted at 2011/03/30 12:11:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2011年03月28日 イイね!

被災地映像の不思議

被災地映像の不思議おそらく失礼な言い方・内容も出てくると思いますので、あらかじめごめんなさいと言っておきます。



被災地の映像を見いて不思議なのは、何で焚き火というか、篝火を焚かないんだろう?というか、何故全くその類いの映像を見ないんだろう、という事です。あれだけ見渡す限り瓦礫の山ばかりなのであれば、焚き付けに使う材料には事欠かないような気がするんですが。ガスが無いとは言いますけど、あれだけ木材が散乱しているのですから、逆にマキには不自由しないだろう、とか。しけって燃えにくいのかもしれませんが、いい加減乾いてないのかなあ、とか。

基本アウトドアって、カタカナで書くとかっこいいかもしれませんが、所詮避難訓練に毛が生えた程度のものです。ちなみに私の近所の浜名湖沿岸ではアサリの潮干狩りのついでにバーベキューをしている光景を目にしたりもしますが、それを見るたびに「そんなに避難訓練が面白いかなあ」と思ってしまいます。サバイバルな連中だなあ、とね。まあ、それはさておき。
一時あれほどアウトドアブームで沸いた世間様ですし、オートキャンプが大流行、なんて煽っていた雑誌もあったりしましたよねえ。その延長でこういうときこそ火を起こして暖をとるであるとか、煮炊きの熱源を確保するとかさ。
それこそ、夜の寒さで凍えてしまって、せっかく助かった人もその所為で亡くなってしまったとかいう記事も目にしました。だから油が足りない・ガスが足りない・補給物資が届かない、というお話に続いていたように思います。

じゃあ、何で火を起こさないんだろう?とりあえずは。

あそこまでボロボロになった元住宅の木材を、今回焚き付けに使ったところで誰に文句を言われることもないと思うのは傍観者ゆえのお気楽な観測でしょうか。それともただ単に見ないだけ?
もしかしたら、勝手に火を焚かれると火事の恐れもあるので危ない、と言われているのかも知れません。でも、もしそうならば、私なら「そこまで人を馬鹿にするな」と言ってるだろうなあ。「それ位できるわ」って。そこまで落ちぶれたつもりはないんですが。

人間は夜寝るのが普通になってしまいましたが、野生動物たちは夜に行動するといいます。これは1つには気温の低下する夜間にじっとしているのが却って体温低下を招いて危険、という事もあるのではと思うのです。で、昼間の気温が上昇している時に体を温める。見晴らしの利いている時の方が逃げやすいでしょうし。
これに倣って、気温の低下する夜間は篝火で体を温めつつ火の番をし、日中暖かくなってから体を休める、というサイクルだっていいじゃあないですか、と思うんですがね。

火が起こせれば、お湯だって作れます。煮炊きだって出来ます。お湯を使えば洗濯物だって汚れがよく落ちます。もちろん体の汚れだって落とせます。
なのに、テレビでは久しぶりに温かい食べ物を口にできた、とか。あれは食べ物がそもそも無かったのか、それともただ単に暖かいものを口にしてなかった、というだけの言葉なんでしょうか。もう少し工夫があってしかるべき、と思うのは不謹慎でしょうか。



ガソリンを給油してもらう為に長蛇の列を作っている映像を目にします。もちろん販売台数の多いミニバンをチラホラ見かけるんですが、もしかしたらあれを一人で使って行動してるんでしょうか?と、ふと思いました。そんな事無いですよね。もちろん乗り合わせて1台で行きますよね?貴重なガソリンでしょうから。被災地では特に。
もしくは、ああいう燃費の悪いクルマはガソリンタンクもでかいのが普通ですから、移動ガソリンタンクとして給油だけはしておいて、避難所に帰ってから、みんなで分け合うようにするとか。燃費のいいクルマに移し変えて、なるべく大事に使うようにするとか。
親族を探しに各避難所を回るガソリンが無い、といっている人もありました。でも、どうせなら各避難所を先ほど登場したミニバンとかで、みんなして乗り合わせて行くようにして、なるべくガソリンを使わずに済ます方法だってありますしね。自治体で乗り合わせの巡回車を出してみるとか?
ガソリンの使い方に文句をつけるつもりはありません。ただ、「少ない・足りない」のならば、節約の仕様だって考えてもいいのかなあ、と。個別にバラバラの行動をしていては、幾ら給油ルートが今後確保されていったとしても、常に足りないと言われるだろうなあ、と。

ちょっとそんなことを思ったわけです。実際、私も極力、単独の用事では動かないようにしています。もちろんガソリン価格が上がっているという事もありますけど、その分他地域への供給分にまわせられればいいかな、と。




よく避難所の場所として体育館が使われている光景が映ります。

もちろん、ある程度の広さがありますから大人数を収容しやすいと言うことはあるでしょう。でも、あそこで寝ることを考えると不思議なのが、天井の高いところは熱の拡散も早いですよね。という事は、寒い時は余計に寒くなりませんか?という事。
アルピニストの野口さんでしたか。「寝袋が欲しい」という、とある避難所の要請を受けて数百個の寝袋を被災地に届けたと言うニュースを見ましたが、おそらく他所の避難所だってそうだと思うんですよね。

だったら、何で救援物資を入れてあったダンボールでもってダンボールハウスを作らないのかなあ、と。床に体操用のマットを敷いたりするとかして。もちろん、ダンボールを何枚も重ねてマットの代わりにしてもいいんですけど。体育館の床にビニールシート敷いて、その上に毛布を敷いただけじゃあ、そりゃあ寒いでしょ。床暖房入っているわけじゃあないだろうから。そりゃあ寝れないよなあ。

4人程度(四畳半程度?)が入れるようなダンボールハウスを体育館内にきちんと並べて作ってあげればプライバシーだって多少は確保できるだろうし、体温だって逃げないようにできるし、何より、誰がどこに居ますっていうのがすぐに判りますよね。

でも何故かそういう光景を目にしないんですよね。


昔ならば誰でも持って実践していたいたであろう生活の智恵というのがあると思うんですがねえ。少しでも避難生活を快適にする為にああしました、こうしてます、というのがどうも感じられないというか。実際の所どうなんでしょうかね。




もちろんこれらは現地にいる訳ではないからこそ言えてる事でもあるでしょうけど、どうなんでしょう?
不謹慎な発言と自分自身も思うところはいっぱいあります。でも、どうもそういう話をあまり目にしないので、ちょっと書かせていただきました。不愉快に思われる方もあろうとは思います。その点は平に御容赦くださいませ。
Posted at 2011/03/28 17:02:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2011年03月27日 イイね!

信用できない大本営発表

以前目にした文章の中に、「日本人は自分の勤めている会社の事を、単なる従業員であるにもかかわらず『私の会社』『うちの会社』と呼ぶ事が多い。これは変だ。その会社の社長なり経営陣が自ら設立した会社をそう呼ぶのは理解できるが、従業員はあくまで単なる雇われ人であり、勤め先は彼らの所有物ではない。」たしかこんな意味の文であったと思います。出典は憶えていません。
今この文章を思い浮かべ直して思うのは、額面どうりに言葉を翻訳して解釈すれば確かにその通りかも知れんけど「間違っている所もあり、当たっている所もあり」という所に落ち着くのかなあ、と思っています。

ただ、少なくとも私の見てきた限りにおいては、平均的サラリーマン像に落ち着く人ほど会社の組織そのものに自分を没入させてしまう割合が多いかもしれない、とも思います。誤解を恐れずにいえば「会社生活が人生そのものになってしまっている」という感じの人ですね。「組織の中に自分を溶け込ませることで安心できる人」といっても良いかもしれません。
私にとっては非常に不思議な存在ですけど、「テープレコーダーの如く、会社の言うことをそのまま反復して口にできる」人も、こういう性格の人が多いような気はします。この商品が良いんだ、といわれれば、そのまま無批判に「良いに決まっていると素直に思い込め、人にもそのように言える」と言うか、「お仕事なんだから、売らなくっちゃ」と、是も非もなく、思い込めるというか。建前に過ぎないんだけど、それがさも自分の本音であるかのように思えちゃう。まあ、ある意味羨ましくもありますが。

まあ、得てして商品そのものの是非を真剣に考えれば考えるほど売れなくなってしまうものでもあるんですけどね。


何でこんなことをツラツラと書いてきたかというと、近頃目にする原発に関するあれやこれやを見聞きしているからです。ああいう会見を見ていて思うのは


この人どこまで本気でそう思っているんだろう

って。出来ることならこの人の目の前まで行って「あんた本気でそう思ってる?」って聞いてみたいです。まあ、会社に「こう言え」って言われたことは判ったから、アンタ個人が思っていることをちょっぴり言ってみ?って。


近頃よく聞く風評被害ですが、基本これだと思うんですよね。大本営発表が信用できない。真実味に欠けている。自分の事だけはカヤの外に置いているようである。
だから疑心暗鬼に駆られ、じつはこうなんじゃなかろうか、とか、本当はああいうことみたいよ、とか。アグネス・チャンですら香港から支援しますって行って逃げちゃうくらい信用できない。信用する気にならない。

で、一致団結して、とか言いながら管君。自民党の谷垣総裁に協力を依頼したということですが、あろうことかそのポスト名が「地震対策担当相」なんとか、そういう名前とくれば、「コイツ、全ての責任を俺におっ被せるつもりか?」と疑われても致し方のないところでしょう。
負け戦とわかってシンガリを勤めるバカもいません。まあここを上手く乗り切れたなら支持率最強の英雄になれるでしょうけどね。

で、嫌われたというか本心を見透かされたのかは知る由もありませんが、次に管君が始めたことが専門部署を作るだの、閣内の人員を強化するだの。結局は自分の言う事に「うんうん」と頷いてくれる所謂「イエスマン」を配置しているだけというね。臆病になっているんでしょうねえ。不安な状況に在ればあるほど人は、自分の話を聞いてくれる人が欲しくなるのが人情ってモンです。
でも、結局は自分が決断しなきゃ始まらないんですけどね。最高責任者なんだから。でも決断することが怖いので、決断も出来ず、人の意見ばかり聞いて回って、一人で悩んでいる。おそらく周りの人間に軒並み指を指されて批判されるような気分で、居ても立ってもいられない針のムシロ状態に思っている。それが今の状況ではないでしょうか。しかも周りの人間は地雷を踏まないように誰も表立って物を言いませんからね、今は。まあ鳩山君は別かもしれませんが。



かといってこんな状況で解散なんぞできる筈がありません。おそらくこういう人ほど、今の環境が変わることを病的に怖がるでしょうし、もちろん回りに人間にも「それだけは止めろ」と釘を刺されているでしょうし。


となれば、逃げ道は1つ。病気になって入院する。これでしょうね。多分。まあ、既に東京電力の社長に先を越されてしまったようですが。仲良く院内階段でもしてもらうのも良いかもしれません。


どうも日本という国は、日本語ひとつでどこででも会話が通じてきたお国柄の所為か、「阿吽の呼吸」で意思を伝えようとか、「雰囲気で察する」事を要求してくる風潮が強いというか。どうもきちんと相手を理解させようとする努力を怠る風潮があるような気がします。
この点、異民族との交流が日常茶飯事であった大陸の人間は、何とかして意志を伝えられなければ生死に関わることもあったでしょうから、意思を伝える・信用してもらう為のテクニックが上達しているような気はします。かっこいい事を恥ずかしげもなく言う所とかもさ。でも、こういうところは見習ってもいいんじゃあないかなあと思うんですけどね。
石原君がハイパーレスキュー隊の隊員に向かって涙して感謝の言葉を言ったというのも「上手いねえ。役者だねえ。」って思ったものです。あ、こういうことは言っちゃあいけないのか。感動の場面だしね。



昨日の夜は、同年の寄り合いがありました。あんまりこういうグダグダした席には加わりたくないんですが、せっかく会費も払っている以上、飲み食いがある機会には参加しておかないと回収もままなりません。で、まあ、こういう席にはいつもの事ながら、うるさいだけの賑やかしな奴も居るものです。
昨日もその手の奴で電気の配線工事をやっているのが来てました。そいつが言うには銅線が無いので仕事が出来ないとか何とか。声だけは大きいので、聞きたくなくても聞こえてきてしまいます。
でもまあ、そりゃあそうだろうなあ。被災地復興の事もあるし、とりあえず通信設備だけは確保しなきゃならんだろうし、生産開始を再開するクルマはプリウスのような銅線を大量に使うクルマからだから、メーカーは在庫確保に躍起になるだろうし。
ちなみに10円玉はほぼ純銅で作られ、その重さは4.5グラムとのことですが、近頃の銅の相場は1キロ750円との事。そこからすると素材としての10円玉は3.4円ほどの価値を有しているということか。うーん、あまり邪な事を考えてもあんまり旨みはなさそうだなあ。同様にアルミニウムと1円玉を見ると素材としての1円玉は0.21円の価値相当だなあ。そうするとまだ10円の方がマシか。いやいや思っただけなんですけどね。そういえば1万円札の造幣局からの引渡し価格が20円少々のようですねえ。あれを1万円で流通させようってんですからいい商売だなあ、日本銀行って所は。



話があちこちに行っちゃったので今日はこの辺でおしまい。
Posted at 2011/03/27 18:27:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
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