2019年07月23日
保険代理店だって金融営業のはしくれですから、反社会的勢力(以下、反社)との付き合いは保険契約の取扱も含めてコンプライアンス上、固く禁じられています。実際、数年前に反社の人間と承知の上で、そういう方々と付き合いがあった事が発覚した保険募集人は即刻、保険代理店事務所には出禁となり、募集人登録が取り消されました。話が事務所の募集人管理責任に飛び火をすれば契約取扱高の多寡に関わらず保険契約募集業務停止・代理店契約解除となりかねない事態ですから当然と言えば当然の話です。今に至るも当人の保険募集資格は解除・凍結されたままです。仮に復帰を当人が望んでも(望んでいるし、実際に申請もしているらしいですが)今後も保険業務に復帰出来る可能性は皆無でしょう。
募集人が全く知らずに反社と保険契約をしてしまった場合、募集人は厳重注意、保険契約は解除となります。疑わしい場合は保険代理店に業務停止命令が出ることもあるとか、ないとか。詳しいことは知りませんが、そういうリストも保険会社とかは持っている様なので、いずれはバレる、とは聞いています。まあ、そういう脅しを素直に受け取っている位の方が良いかとも思います。ウシジマくんのエピソードではありませんが、今はそれだけ反社に厳しい時代です。さて。
なぜか芸人宮迫・亮、他数名の反社会的勢力(以下、反社)との直営業と、金銭授受に関する虚偽回答の二転三転が発端であったはずの引退劇が、いつの間にやら吉本興業への非難にすり替わっている様です。それが個人的に不思議に思えてなりません。
報道内容からは、芸人は個人事業主であると受け取れます。で吉本興業と芸人との関係は元請・下請とか仕事斡旋者と斡旋先という関係だと理解しています。とすれば元請の吉本興業としては
反社と営業上の付き合いがある下請け業者には今後仕事は出さない・出せない
という流れになるのが当然だと思います。仕事したいのなら、それは構わないけど今後ウチの敷居は跨がないでね、というだけの話でしょう。飛び火をすれば吉本興業の今後の営業にだって影響しかねない話です。もっとも反社に対する対応は年々厳しくなっているのも現実ですから、電波メディアへの露出はスポンサー的に不可能じゃなかろうか、とは思います。悪評を嫌う広告代理店にとっても避けたい話でしょう。仮に活動を継続をしたいとなれば、まあそれは個人のご自由にという話じゃないの?と。それと芸人達による吉本興業への反感はまた別かと。
吉本興業と芸人との関係は親子関係に近いとか、内縁の妻状態という話も漏れ伝わりますがそれはそれ、反社関連がバレて嘘ついて回避しようとした事とは別の話でしょう。絶縁されても仕方のない話じゃないの?と思います。まあ、そこに愛はないのかー、と何処かの国の様に大騒ぎする人もあるのかもしれませんが、結局おとな同士のお仕事の話。例えば、これを発端にして加藤浩次が独立しようがしまいが、それで営業が継続して成り立つと思えば、そうすれば良いし、やはり「寄らば大樹の陰」とか「臥薪嘗胆」と思えば今は忖度するしかない人もいるんじゃないのかな、と。
それが会社の方針に従う他は無いサラリーマンと、個人で決断した結果は自分で背負うのが当然の個人事業主の世界の違いであって、喪服着て、泣いて、愚痴を言った結果、許される流れになってるのには女々しい、というか違和感を感じざるを得ません。
Posted at 2019/07/23 12:30:11 | |
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2019年07月13日
これ基本ガンダムのプラモデルの話なので、クルマには全く関係ない話です。言うだけヤボな話という事は百も承知の上での話なので、興味のない方はこれ以上読まない方が良いでしょう程度の内容です。ごめんなさい。
ガンダムやジムなどのプラモデルで繊細にパネルラインやスリットが随所に施された完成品を見かけます。キレイに施されたディティールや塗装を見れば、あれだけ加工をするのはさぞかし大変だったろうなあと思います。でも個人的にはものすごく違和感があります。結論から書けば、ああいう繊細なパネルラインってのは多分入れ墨みたいなものなんだろうな、と感じています。表面的な飾り。絵柄がきれいな事は重要でしょうけど、そこに意味を見いだそうとしてはいけません。でも何で受け付けないのか?というお話。私はこう感じてる、というだけです。
映画「逆襲のシャア」に登場するネオジオン側ベテランパイロット、レズン・シュナイダーは劇中で、こう言ってます。
「モビルスーツは白兵戦がメインだってのに」
そう。ガンダム世界では長距離での打ち合いや誘導兵器はアテにならない事になっています。ミノフスキー粒子によって電波攪乱・通信障害が引き起こされる為レーダーや無線通信が使えない世界だからです。だから富野監督の小説でもレーザー通信や「お肌の触れあい会話」と呼ばれる直接の接触通信が多用されています。
この約束事はちゃんと逆襲のシャアの劇中でも描写されていて、月にニューガンダムを受け取りに出向いているアムロに帰投命令出すのにレーザー通信を使っているシーンや、アクシズ爆破の為にプチモビルで内部に潜入したブライトが外で待機しているラー・カイラムと連絡を取り合うのに有線通信を示唆するシーンが出てきます。4番艦の爆発(アムロが破壊した)でアクシズ内部の岩盤が崩落してしまい、そのせいで「(通信)ワイヤーが切れちまった」という台詞ですね。
ミサイル攻撃や長距離砲が当たらないなら目視や光学識別に頼るしかありません。また、宇宙空間では空気遠近法が働きませんから遠くのモノでもディティールがはっきり見えます。レーダーによる距離の判別がミノフスキー粒子のせいで出来ない世界では宇宙服に身を包んで装した武装した宇宙歩兵もモビルスーツと同じ大きさに見えてしまう事も起こり得ます。これが巨大ロボットが存在していてもおかしくないガンダム世界のお約束事で、モビルスーツによる白兵戦や近距離での打ち合いがメインになる前提条件にもなっています。
ザクにとっても遠近感が掴めないのは同じです。だからザクの主武装はマシンガンです。但し120mmあるそうですから現在の戦車砲並み。何口径あるんだろう?ちなみに陸上自衛隊10式戦車の主砲は44口径120mmだそうです。
最初からモビルスーツ同士の戦闘を想定して開発されていた筈のガンダムは当然、近距離からの120mm砲の連射に耐える装甲を備えていて、「ライフルを全く受け付けません」という台詞も出てきます(ファーストガンダムTV版第1話)。後のギラ・ドーガは連邦のジェガンの装甲にも通用するビームマシンガンを標準装備しています。
TV版第1話でサイドセブンに潜入したジーン伍長はガンダムよりも先にガンキャノンやガンタンクを砲撃していますが、照準シーンにはロックオンしている様な描写はなく照準シンボルがモニターに出てくるだけです。また砲撃されて壊れているのはトレーラーだけでモビルスーツが壊れているような描かれ方はしていません。モビルスーツ本体はガンダムと同等の装甲なのでしょう。富野監督の手になる小説版ファースト・ガンダムには、アムロが装甲の厚いガンキャノンをガンダムより好ましく思っている描写があります。
そういえば連邦のモビルスーツにはザクマシンガンでは効果がないことを知ってから以降のジオン側新型モビルスーツにはマシンガン以上の効果を持つ武装が標準装備になっている様です。シャア自身も初戦でザク・マシンガンの効果に期待しなくなったのか主にヒートホークを使った近接戦闘か、バズーカに戦闘方法を切り換えています。ザク以降のモビルスーツではズゴックがメガ粒子砲、ドムはジャイアントバズ、ゲルググもビームライフルが主武装です。
TV版第1話にあるようにザクは通常3機で1チームの作戦行動を基本とし、戦艦用の武装として、そのうちの何機かがバズーカを携行していた様です。おそらく各機の役割分担は決めてあるのでしょう。先ず戦艦の銃座をマシンガンで潰して弾幕の薄い所を確保してから侵入。十分以上に近づいてから急所にバズーカを撃ち込む。黒い三連星MS-06Rのボックスアートは全てルウム戦役のシーンですが、3機中必ず1機はバズーガを携行しています。1/60・06Rボックスアートには背景に黒い3連星とは別の小隊が、やはり3機1チームで他の戦艦を攻撃している様子が描かれていますが、その中の1機はやはりバズーガを構えています。
話が戻ります。特にV作戦で開発された機体は対モビルスーツ戦を想定した装甲の筈ですから、強度を落としかねない装甲の継ぎ目は極力表面に出ないように作りますよね?多分。
メンテナンスハッチやら装甲の継ぎ目、放熱口風のディティールが表面を埋め尽くしている模型はたしかにカッコいいのですが、それはそれ。そのために装甲強度を落としてしまうのは自殺行為じゃなかろうか?と思うのです。点検口をそこかしこに設置するくらいなら、そもそも装甲ブロックを丸ごと外し易く作る事を優先する気がします。
もちろん生産性の都合もあるでしょうから、どこもかしこも丸ごとの装甲というわけではなく被弾性能を重視しつつ大きく2分割3分割に割って作ってある箇所くらいはあるとは思いますが。
という屁理屈で、装甲表面を埋め尽くすディティールは入れ墨なんだろうな、というお話でした。
ただ、これは連邦側のモビルスーツの話です。ジオン側、特にザクに関してはモビルスーツ同士の戦いをどこまで想定していたか?以下も妄想です。
ジオンとしては最初のブリテッシュ作戦によるコロニー落とし、それに続くルウム戦役でザクによる対艦戦で戦争終結に持ち込む事を目論んでいたでしょうから、ザクと同程度かそれ以上の兵器による攻撃は、特に戦争の初期段階では想定していなかったんじゃないかと思えます。となると表面ディティールに関しては、ザクならパネルラインが出るような設計でもおかしくないかもしれません。
その程度のザクが主戦力だったから、国力で劣るジオンがもっとも警戒したのが連邦の新型モビルスーツ開発だったのでしょう。だから一番臭い所(サイド7)の偵察にエースの赤い彗星を振り向けたし、エースであるシャアの成功を疑わなかったドズル中将は祝賀パーティーの準備すらしていた。もしかしたら今までも何度か新型モビルスーツの開発を事前に潰してきた前歴があったのかもしれません。
ところでGMはガンダムの量産型です。ガンダムの部品で使い回せる所は極力使い回した筈です。素材そのものや加工方法が高価になる部品は別として、単品なら高価でも量産品となると話は別です。GMが量産ラインに乗った事でガンダム自身の補給部品にも余程、余裕が出来た事でしょう。ただ、いくらコストを抑えたからといって、ああもバカスカ撃墜されるものなのかな?もちろんジムに限らずですが。
もちろんガンダムはアニメの世界の話ですからモビルスーツを損傷した時の損失など計算のしようもありませんが、参考までに『しんぶ〇赤旗』によるとステルス戦闘機F35は1機116億円、イージス艦こんごう1隻になるとwikiには1,223億円とあります。いいお値段しますなあ。安いとはとても思えない機体を、そう易々と損傷させるわけにはいかないのは当然です。シャアだってTV版第2話でザクを3機も失ったことをドズル中将に詫びています。ここでザクを失った事を言う前に先ず自分の手柄を先に報告している所がシャアの計算高い所です。
映画『トップガン』の冒頭でも機体を失いかねない飛行をした主人公マーベリックが艦長から「君は血税で作られた飛行機を失いかけた」(Amazon prime video『TOP GUN』14:00くらいの所の字幕より)と、こっぴどく怒鳴られていますがwikiによるとF14は一機3,800万ドル(1ドル110円として41.8億円)と書かれているくらいですから個人の勝手な判断で失う金額としては大きすぎる話です。結果はともかくとして。
安彦良和氏原作のアニメ版オリジンでは単機で戦艦を撃沈しまくるシャアが描かれています。アニメ版に限らずですが、オリジンはどこがオリジンじゃと思うくらいのヒドい改変が多く、独自設定満載過ぎて読むに耐えません。富野監督が構築したガンダム世界とは相容れない、なんちゃってガンダム過ぎる所が嫌いです。
Posted at 2019/07/14 17:56:56 | |
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2019年07月12日
あくまで個人的に計算してみた金額と見解である事をお断りしておきます。
パンフレットを見て、目に付いた点は以下の通りでした。
新車の3年リース
リース方式はフルメンテ(3年間の税金、保険料、メンテナンス料込み)
保険料は代車特約込み、免責5万円付の車両保険(多分、一般車両←未確認)付
距離上限は月間1,500km、3年間で54,000kmまでで超過分の精算あり
リース期間終了後のクルマは完全返却、ユーザー買取無し
車輌のキズに関しては「原状回復」とあるので、10万円位までの範囲のキズは大目にみるけど、それ以上については精算されるんだろうなあ、と思います。オークション評価的に4.5点レベルまでか?
気になるお値段ですがアクアのS、プレミアムパッケージ(ナビ、バックモニター、ETC他が付いてくる)のリース金額は月49,140円(税込み)とのことですから3年間で約177万円也、という金額になります。対して新車価格は約224万(諸経費込み、トヨタのサイトで試算)でした。以下の予想金額もアクアで計算しています。
この金額に含まれる自動車税はそもそもグリーン化特例が絡みますから3年トータルでも5万円程度でしょう。
メンテ料といわれても指定店舗への入庫が条件で、リース期間は初回車検前までの3年ですから、かかる金額は計算外の範囲じゃなかろうか?ま、掛けたとしても精々年間1万円くらい?3年で3万円位。面倒な故障が仮に発生したとしても、そもそも3年6万キロの範囲はメーカー保証の期間内ですから気にする話ではないかと思います。
任意保険料は新車割引付で、自動ブレーキ付割引も絡む話になります。ちなみに私の年齢でおとなの自動車保険での保険料は20等級の場合で42,610円でした。代車特約の保険料をプラス要素として考えても年間5万円弱くらいかな?となると3年間の合計保険料は15万円位。トヨタ的には大口割引を保険会社に強要させる案件(購入者の自前の任意保険は使えず、契約者はKINTO、被保険者が購入者になる)になるだろうなあ。
という事で、3年間の合計諸経費は23万円位かな、と。
ここまでの話をまとめると。
3年間の支出はKINTOの場合が税込み(消費税率の改定で少々金額が変わるのでしょうけど)約177万円。通常の新車購入の諸経費(税金、保険料、メンテ代)込みで約247万円。その差額は70万です。という事は、現在はという話にはなりますが新車値引きと3年後の売却価格の合計が70万を超える・超えないがお得ラインの仕切値だという事でしょう。
現在Gooでの3年落ちアクア店頭価格は130~140万円位が中央値のようです。となるとアクアの予想取引金額は100万前後かな、と思われます。
ちなみにトヨタのサイトには下取り参考価格情報などという項目もあって、ここで該当車種の買取価格を見ると93万円也、という冷酷な数字が出てきます。いやー親切だなあ。
つまり現状では仕切値の70万よりも3年落ちアクアの売却金額の方が高いので普通に新車をガンバって(ゴネて)値引きして買うのが吉と思われます。もっとも、仮に売却金額が90万だとするとKINTOと比べた新車購入のお得度は20万です。
買う側からすれば値引きがいっぱいあって下取り価格も高いのが理想ですが、販売者からすれば値引きは少ない方が良く、中古車販売でも適正利益が出せる仕入れ金額で下取りが出来るのが理想です。一般に新車値引きが少ない方が下取り価格も高い傾向が強いですから、今後はリース販売の動向も見つつ、新車値引きが縮小される可能性は強い様に思います。
で、下取り価格が高値安定傾向となればリース価格の残価率設定も上げられますからリース価格は下げられます。KINTOなら下取り車は全てトヨタに入ってきますから、ゆくゆくは中古車の供給量・価格もある程度まで管理出来るようになるかもしれません。トヨタに限らず現在はどこのメーカーも自社製中古車のオークション出品台数や輸出台数をかなり気にしていますから、リースという販売形態はこういう側面でも販売側にとってメリットのある売り方なんだろうな、と邪推します。
話がズレます。
首都圏のディーラーに限った話ではありませんが、トヨタのディーラー系中古車センターは近ごろ他県には売りませんという店舗が増えてきました。仮に売ったとしても隣接県まで、という所が多い様です。ディーラーの売上高の半分はサービスで残りの3割が新車、2割が中古車という比率というデータも目にする近ごろの状況です。となるとリースによる新車販売は、お客さんの購買行動パターンをディーラーに仕向ける方策の一つなのでしょう。ゆくゆくは延長保証もセットにした中古車のリース販売も視野に入っているでしょう。
販売側の課題としてトヨタディーラーではレクサス以外の全車種・全店舗展開(軽のピクシスシリーズも含めて)が控えていますから、どうやってお客さんを引き留めるかが今後の問題でしょう。販売側の問題がクリアーできたとして売り上げの半分を占めるサービスの受入体勢の問題もあります。熟練工もそうですが単純にメカの頭数不足の問題もあります。下手すると地場のモータースとディーラーの経営統合・協業なども今後は視野に入るのかもしれません。
Posted at 2019/07/12 15:51:48 | |
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