2020年09月14日
ここ数年、事故の続いている方がいます。
結局、娘と奥さんに説き伏せられて先日「物忘れ外来」を受診しアルツハイマーの初期という診断をされ「運転はもうしないでくれ」とお医者さんに申し伝えられた、との事。そこまで言われれば運転免許を諦めるしかないので「どうしたら良いですか?」という相談の電話が掛かってきました。
ちょうど自損事故が連続する直前に自動車保険を3年長期の契約にされていたので次回の満期まで保険料の値上がりについては知らん顔できるのですが、ただ次回の更新時にはかなりのペナルティが保険料に跳ね返ってくるので、その事だけは承知していて欲しい、という念押しは数回に亘ってしていました。ただ流石に昨年末の事故の時には奥様から「免許の更新を考え直して欲しい」という話を夫婦間ではしているという話を伺っていたので、免許の更新時期と今乗られているクルマの車検時期、孫が学校の卒業時期に合わせ、この車を欲しいというかも?という話を考え合わせ、「では2020年末を目処に決断をされたら如何ですか?」とアドバイスをしたのが今年の6月。で、冒頭の話に繋がります。
長らくお付き合い頂いた方ですから、こちらとしても「今までありがとうございました」だけでは何か冷たい。
せっかく頼られたのなら出来る限りの便宜を、と思い先ず今日は免許返納・運転履歴証明書発行手続のための警察署への送迎と、保険の解約・自動車売却の事前準備として名義変更書類の手配と印鑑証明取得の為のサービスセンターへの送迎をさせて頂きました。免許を返してしまえば当然帰りの足が即、無くなってしまいます。それくらいしてあげても罰は当たらないと思います。
明日、車を引き揚げに伺った後、奥様の自転車を一緒に見に行きます。旦那さんの機動力がアテに出来なくなった以上、自力でカバーできる範囲の機動力は確保せねばなりません。車を手放すという事は、こういうものも準備せねばいけない事態になる訳ですが、近頃は自転車を買うにしても街の自転車屋さんが近くに存在しないのが当たり前になっている事を今さらながらに実感しています。自転車屋さんもセーフティネットの一つだったんだなあ。
誰もが通る路であろう事ながら、ついつい目を逸らしてしまうというか見なくても良い現実は目に入らないのが現実でもあります。これを一つのきっかけとして、これからの事も少しは真面目に自らにも起こりうる事として勉強させて頂きながら考えたいと思います。
Posted at 2020/09/14 21:44:33 | |
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2020年09月13日
今、平成16年式初代・最終型ヴィッツのケロヨンは入院中です。原因はどうもボディのヤレの様です。これが表面化してきました。
ボディのヤレといってもドアが落ちたとかいう分かりやすいものではなく、致命的な不具合という程のものではないのですが、昨年テールレンズに水が浸入して水槽になっていることに気が付きました。
まあ単純に、パッキンの劣化か?と判断してテールレンズ新品をAssyで発注し丸ごと交換し済んだと思っていた話だったのですが、それで治ると思っていた浸水被害が一向に収まっていないのに気が付いたのが今年の長雨の時期でした。あれ?と気が付いたらテールレンズには並々と水平線が現れておりキラキラと輝いているではあーりませんか。がっくり。
どうしようかなと思いつつ放っといたのですが、さすがに新コロの影響が出始めたか、はたまた他の影響か、少々仕事が薄くなってきたと感じ始めた7月頃。もういっそ、ケロヨン止めて代車を減らそうかな?とも考えました。ハイエースも現在遊んでいますから、それこそロードスター・オーリス・ケロヨンまとめて3台一括で処分して、アイの他に軽を一台買い足して軽2台・ハイエース1台体制にしようか?とも真面目に考えたのです。まあ、これはまた別の話。
で、ケロヨンですが夏休み明けに1台、鈑金屋さんに仕事を依頼したときに話を出したら「見てあげるから持ってきな」と言われ、修理の上がった車と引き替えに板金工場へ入庫。そうしたら冒頭の「ボディのヤレによる浸水被害」かも?という話になった、というわけです。
今どきのクルマはパネルボンドで接着仕上げの箇所も増えているようですが、当時はまたまだスポット一本槍の時代です。で、指摘されてみればたしかにリアのスペアタイヤ収納部にも浸水していたらしき痕跡があったなあ、と。で、それは右だけじゃなく左にも。
一応パネルの継ぎ目にシーリング処理がなされてはいますが、寄る年波には勝てません。外側に見えているパネルの継ぎ目がひび割れている事には気が付いていましたが、外がそうなっていれば当然内側だってなっている可能性に気が付くべきでした。浸水被害を防ぐ為には当然、天井からぐるっとシーリングが施されていますから気が付いていないだけで結構アチコチから水が伝っている可能性は充分あります。
「SA型のRX-7にハイグリップタイヤを履かせたらボディがきしみ始め、リアフロアカーペットをめくったら細かいひび割れが大量に発生していた」という記事を目にしたことがあります。
それを目にしたオーナーさん。試しにアロンアルファをひび割れ箇所に流し込んでみた所、みるみる2本分が飲み込まれたようです。で乾燥・固着するまでしばし日数を置いて数日後。乗ってみたら非常に印象が良くなったとか、ならなかったとか。ただし、他の人が試してみて同じ結果が得られるかは保証の限りではない、とも念押しをされてます。
以前ケロヨンにレカロを載せてみて、載せ替え前は柔らかい、と感じた乗り心地のかなりの部分がシートの感触だった事に気が付かされたことがありました。当時は「全ての部品の組み合わせで今のクルマが成り立っている」事を痛感して直ぐに純正シートに戻したのですが、これは一方で衝撃吸収の為にボディにかなり負担を掛けている、という事でもあったわけです。そこには気が付きませんでした。
現在もまだケロヨンは入院中ですが、いくら表面上の綺麗さを維持していたとしても、やはりそろそろ引退時期を考えなくてはいけないのかもしれません。
ま、それはそれとして3台一括売却は今のところペンディング中です。結局クルマを買い換えるということは出費である事には違いはないので、慌てることはないか、と思い直しています。オーリスのエアコンは良く効いてくれるしね。
Posted at 2020/09/13 16:03:52 | |
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2020年09月13日
キャラが強すぎて普段のアシ車にするには勿体ないというか合わない、置いとく分には良いクルマ。通勤車としてはキャラが強すぎて気を遣うので、やっぱりオープンはセカンドカーで乗るべき贅沢な車。
クルマのまとまりとしては良いと思うけど、乗っていないワリにアチコチ壊れるのが足を引っ張る。そういうところもマツダ車だなあと思わせられるので、たまに嫌になる。真剣に手放そうかと思ったのも1度や2度ではない。純正ナビの出来も非道いし。
ただ、初代のロードスターの走りのイメージは良く受け継いでいて「今どきのロードスター」像をキチンと形にしていると思う。RHTの車重は1160kgあるが、2000ccの排気量からは余裕のあるトルクが提供されるので、その意味でも肩肘張らずに乗れるスポーツカー。RHT車の方が重量バランスが秀逸。NCの幌車も乗ったことあるけど、あっちはスポーツカーなんだ、って意地張り過ぎなキャラで乗ってて疲れる。
デザインに関しては偉大すぎた初代の呪縛に引きずられすぎて一番大人しくなってしまったのが残念。どうせならRX-8と同じ顔だった方が売れたんじゃないの?と個人的には思うけど、ロードスターなんだから、という自縄自縛の末のデザインだったんだろうなあ、とは思う。その点はNDがちょっと羨ましい。乗ったことないけど。もっとも乗ったら幻滅するかもしれないけど。
Posted at 2020/09/13 10:57:44 | | クルマレビュー
2020年09月11日
「お客様は神様です」などと実に綺麗な言葉がありますが、だからといって現実世界はギリシャ神話じゃないので購入者という立場に立ったからといって何をやっても許される甘い世界ではありません。販売者は、完全に、と言うわけにはいかないにせよ購入者の希望に出来うる限り沿った商品を提供し、購入者は販売者が受け入れた購入対価を期日までに支払う。あくまでも商売とは、そうした対等の取引です。
その前に。
保険もそうだしクルマ販売もそうなんですが、販売者の利益はあくまで成功報酬です。契約がまとまらない限り報酬は得られない。そういう仕組みです。
まあ見積作成に必要なパソコンやプリンター等の設備、証拠書類の取付経費、商品の周辺事情なども含めた情報料とかを含めた手間賃が別に貰えるのなら有難いことですが、基本そんなものが発生するという話は聞いたことがありません。大抵そういうモノは見積依頼者側の遣らずブッタクリ、というのがこの世界の慣例です。
まあそういった悲しい裏事情はともかくとして、先ずは契約意思があると覚しき方々からの「こんなのは、どうだろう」という問いの投げかけから販売者の動きは始まるのが常だろうと思います。でまあ、この問いかけが1箇所にではなく複数に亘る場合もあります。この複数への問いかけは、まあ喩えは悪いかもしれませんが、その気があったか無いかは別として、色目を使ったか否かは別にして、ぶっちゃけ二股を掛けていらっしゃる訳です。販売者側からすれば。
で、途中のスッタモンダは省略して最後にご契約なりご破断なり、という形に収まります。当然ご成婚ともなれば、その旨のご返事はされるわけですから、そっちはどうでもいい。どうでも良くないのは破談になった側です。
もちろん大人の世界のお話しですから、弁えている方はきちんと「今回はごめんね」と破談の旨を告げてこられます。もちろん金額の大きな破談の場合は販売者側の落胆も大きいですが、もう一方との分担契約にでもならない限り、そこはそれ致し方のない話です。ところが。
困ったことに、契約意思のある方(正確には『あった方』)は単に「破談」を言いたくない一心で知らんぷりを決め込む事が大変良くあります。
ダメならダメって言え、っつーのってホント思います。まあ今でも思わされることが多々あるんですが。正直コッチも仕事でやってる話ですから、さっさと言っといてもらえば傷も浅いというか期待せずに済む話なんですが、いつまでも結論を言ってこない人ってのは、もーね。どっちでも良いから
結論をハッキリ言ってくれ。そー思います。結論を言わないのはタチが悪い。大人なんですから、結論と理由を言ってくれれば、後ろ髪引かれることが無いとは言いませんが、そんな事は結論が出てしまった以上、言ったって仕方が無いことです。だからこそ相手の為にも結論はハッキリ言うべき。
中にはあんまり結論をハッキリ告げると嫌われるかも?という方もいらっしゃるかもしれませんが、そう思うなら最初から声を掛けなければ良いだけですし、もしくはハッキリと「アナタとは契約にならないかもしれないけど、ちょっと教えて」って聞けば過大なる期待を以て応えるという事もないでしょ?多分。
もしくはちょっと話を戻して相談料とか手間賃という名目で「ありがとね」って言ってちょっと包んで渡すとかさ。
いや、別にクレと言ってるわけじゃないですけどね。ただ潤滑油としては、そういうのもアリだとは思います。
話を戻しますが、販売者は誰だって良い人に見えるものです。そりゃあそうです。多かれ少なかれ買って貰えるかも?って期待が裏にありますから。でも結論を出してしまった後に、縁のなかった側には断り難いから返事をしない、というのはマナー違反です。話を掛けた側の責任として後始末もきちんとする。きちんとした後始末が好印象を残す秘訣です。
一番思い出深い断り方をした人があります。スカイラインGTS-4とマーク2のi-Fourの競合で最後はマーク2を買って頂いた方がありました。その方は契約のご署名後に「電話を貸して頂けますか?」と仰いましたので、電話線を伸ばせるだけ延ばして電話機を商談スペースまで持って行きました。そしておもむろに受話器を取り日産プリンスに電話を掛けられ、担当者を呼んで大声で開口一番
「今、静岡トヨペットの営業所でマーク2を契約しました。今回はご縁がなく、すみませんでした。また機会がありましたら、その時はよろしくお願い致します。」
いやー、あれくらい正々堂々としてもらえると、うれしいです。いやほんと。
Posted at 2020/09/11 18:35:09 | |
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