ベンツ　C200　ユニフォミティマッチング　その1

メルセデスベンツ　C200です。100～120ｋｍ/ｈ時にシートが電動マッサージ機のように振動するために、ホイールバランスを4回、オンザカーバランスを1回実施したが直らずに、途方に暮れていた所、みんカラを見て来店されました。

ホイールはラグジーヘインズLH559　18インチ、タイヤはブリヂストンポテンザS001　225/40R18です。

ホイールも1Pでハブセントリックですし、タイヤもプレミアムグレードです。

フロントのユニフォミティが悪いとステアリングに振動が、リアが悪いと車全体が揺れたり、今回のようにシートが振れたりすることが多いです。
リアが怪しいのでとりあえず右リアのユニフォミティをGSP9700にて測定します。バランサーへの固定はもちろんフランジプレートとハブフィットコーンを使用します。
無負荷状態では奇麗に回転しています。

右リア測定結果です。重量バランスが結構狂っていますが、オンザカーバランスを実施していますのでこんな感じかもしれません。問題はRFVが100N出ています。

荷重を掛けた縦方向のランナウト（RFV）が100Nと、だめだめです。これだけ悪いと振動がでる可能性が高いです。

普通にバランサーに掛けて回転させても奇麗に回転しているので、これではいろんなお店でみてもお手上げなのが良く分かります。

残りの3本は20N～30NとRFVは良かったです。
オンザカーバランスを実施済みなので、重量バランスは狂っていますが、それにしても全体的にバランスウエイトの量が多いです。1本あたり100ｇ前後付いています。

3本は、今回は精密バランスだけで良いと判断して、1ｇ単位まで合わせて終了です。