
この記事は、
放射線測定 ぶどう峠~十石峠~大上峠について書いています。
昨日付の記事の続きです。
今回の記事は、
<話題1>汚染がかなりハッキリ疑われるエリアの広広域除染(落ち葉集め・封じ込め系)!!
<話題2>↑コレは免れているものの、うっすらと汚染されてしまったエリアも多いので、(やはり)小学生への牛乳毎日摂取は停止せねばなせない!!
の2つの視点[峠レベルの局地的視点(一般的な広域視点)と国家レベルの超広域視点]からなります。
<話題1>汚染がかなりハッキリ疑われるエリアの広広域除染(落ち葉集め・封じ込め系)!!
こちらの図(=下の図)(モンテカルロさんのページより拝借。クリックすると拡大ウインドウが出ます)によると、

国道141号(図では「臼田バイパス」と記されている縦の道路)よりも右手・東側のところまでですから。
要するに、麦草峠のある山地よりも一つ手前・東側というか、このエリアではそこの山地のトコで止まっているっぽいんですね。
図では、
国道18号(中山道)のところの点は軽井沢近辺、
真岡街道(国道254号)では下仁田近辺。
それと、これはモンテカルロさんの図では出てないのですが
国道299号でいえば、十石峠。
(図では、「武州街道」の文字が下の方に出てます、そのラインです)
取り敢えず、そのラインまでらしいぞ、という推論が成り立つワケです。
という話をしました。
これは、モンテカルロさんの調査結果に依存しています。
http://uklifememo.blogspot.com/2011/10/blog-post_29.html
信州のセシウム汚染の度合い:立科への延長
とか、
http://uklifememo.blogspot.com/2011/11/blog-post_11.html
長野県の汚染地図:甲信越、北陸や中部地方(静岡、岐阜)も。
(モンテカルロさんのページについては、もともとは、chocovanillaさんの紹介に拠ります^^;)
ただ、
「みんカラ方面で、峠ごとに数値計測をやっている人はいるだろうか?」と薄々気になってはいたものの、
ついつい面倒で、検索を怠っておりました。
(見つかれば、モンテカルロさんのページ等とも突合して、より正確な情報構築が可能。本当はもっと早くにやっておくべきでしたが・・・(汗))
リンク先の方が、測ってました。
(本当はトラックバックしたかったのですが、トラックバックお断り設定のようになっている^^;)
Blueandsilverさん、
実に貴重な測定で、かなり網羅されている内容となっています。
「ぶどう峠までの測定値を上げておきます。
駐車場では最高0.24μsv/hを記録。
展望台では0.2~0.22位でしょうか。
十石峠は群馬側(国道299号線)からでは全面通行止めで行く事が出来ず、
長野側から残りの峠に入ったのですが全ての峠で0.2を越えました」
などなどおっしゃっていて、
やはり・・・そのレンジにあるようです。
しかも、「車から降りて測定ですともう少し上がると思います」と言っているので、車内での測定でそういう数値が出てくる、というのは・・・これは・・・ちょっと厳しいです。
どういったガイガーカウンタ―を用いているのかはわかりかねますが、
RADEXの場合は、如何なる測り方をしても、ちょっと、0.2を突破するっていうのは・・・そこが汚染されている、と考えるのが妥当なんですよ。
(「今回は0.3を越えるアラームは鳴りませんでしたが十石峠方面の線量は高そうですね」
https://minkara.carview.co.jp/userid/361786/blog/24493055/
という記述がみられるので、RADEXである可能性が高い)
要するにここで言いたいのは、
そこまでのエリアでは、こうしろ、と。
放射能、取り敢えず閉じ込めとかなきゃ話にならん、
ということです。
以前に私は、「ガイガーカウンタさえ不要だから、早く落ち葉集めろ」と書きましたが、まあ、大袈裟な言い方をすれば・・・ですけど、
もう、「やるべきエリア」はハッキリして来ているので、後は「原子力災害特別措置法(減災措置)」に基づいて、執行する!!というだけなのです。
<話題2><話題1>のような汚染は免れているものの、うっすらと汚染されてしまったエリアも多いので、(やはり)小学生への牛乳毎日摂取は停止せねばなせない!!
あと、ここで話題転換(いや、広域的な話に視点をズラすだけで、同じ話なんですけど)
昨日の記事でもあった、
「この場所が、ガイガーやシンチで測れないような密度の、本当に超超微量のセシウムが降ったとしても、
・・・要するに「ヤツラ(牛さん)は、放射能濃縮装置」ですよ。
広―――いトコ全体の牧草(稲わらとかも)、全――――部喰わせるワケでしょう?
自分には、これだけカサのあるモノで(=密度が低下してしまうことがありうる)、
ガイガーやシンチで判断が出来る・牛乳がベクレるのを防ぐことが出来る、とは思えません。
(逆に、ガイガー鳴りまくりの、物凄い稲わらを牛に喰わせて、牛さん汚染されまくり><
のことまで生じているワケですが)」
「ダメだ。
小学校給食に牛乳はダメだ!!
(そうでないと、児童を護ることにはならない。なるだけ即時にやめなければならない!!)」
というのは、報道されている内容の言葉で、
平たく表現するなら、↓こういう話。
もう、「こうなっちゃってるんだから、・・・」。これって、全国で、牛乳を小学生に継続摂取させるというのは、危険な話であるから、停止にしなければならない」ということです。
参考記事
「初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散」2011.11.15
.土壌へのセシウム沈着量を計算した地図。単位は土壌1キログラム当たりのベクレル(米科学アカデミー紀要提供)
東京電力福島第1原発事故で放出された放射能が、日本列島各地に拡散している状況が明らかになった。名古屋大などの研究チームは福島第1原発から放出された放射性セシウムの全国分布を推定した地図を作成した。15日の米国科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。各自治体などが公表したデータに基づく推定とはいえ、実態に近い全国版の汚染マップが示されるのは事故後初めてだ。
地図は名古屋大の安成哲三教授、ノルウェー大気研究所などのチームが作った。3月20日から1カ月間に福島第1原発から放出されたセシウム137について、各地の自治体が計測した連日の降下量データをもとに大気中の拡散をシミュレーション。土壌への沈着量を推定した。
セシウムは北海道から中国地方にかけた広い範囲に沈着するが、西日本の汚染は少ない結果だ。研究チームは「中部地方の山岳地帯が西日本への汚染大気の拡散を防いだ」と分析している。
地図上の分布状況は、文部科学省が岩手県から岐阜県まで18都県で行った航空機モニタリングの実測値とほぼ合致している。そのため、専門家らは「汚染は、この地図通りに広がっている」とみている。
ただ、今回の解析には建屋の水素爆発などで大量の放射性物質が放出された3月中旬のデータは含まれていない。同チームでは、地図に示された状況は「実際の汚染の下限に近い」としている。現実はさらに深刻ということか。
初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散
要するに、
<話題1>
■ガイガーカウンタが0.2μsv/H越えちゃうような場所、汚染が疑われるエリアに関しては、水脈防護を含めて、これ↓をただちにやらねばならない!!
<話題2>
■上記<話題1>のようなハッキリとした汚染(の疑いが強いエリア)が免れているエリア…例えば、じゃあ、野辺山のこの↓牧場は汚染されてない、としますよ?

国道141号よりも東側(地図上・141の右手側。牧場は左手側)で<話題1>みたいな汚染は止まっているようだから。

でも、
日本全国、↓このありさまなんですよね。

昨日の記事で、
牛さん=「放射能濃縮装置」
と書きました。
小学校給食に牛乳はダメだ!!
(そうでないと、児童を護ることにはならない。なるだけ即時にやめなければならない!!)
と。