話の、核心部を冒頭にて。
(今回の、)電気代値上げ論拠
◆福島第1原発事故
◆原発停止(ついこの間までは、柏崎刈羽が、稼働していたので…)
財務基盤が急激に悪化、
そして、
13年4月以降の話:
◆柏崎刈羽原発再稼働。
目的:
燃料費圧縮。
--------------------------------------------------------
(前回のつづき)
取り敢えず、
東京電力管内に限定して(※)、
(※「電力事情の悪化」という懸念事項・原発再稼働問題が残っているのは、関西電力管内ですね。その件に関して(←主として、精神論)は、後日、改めて書くつもりです)
「電力事情の悪化」という懸念事項・「問題事項」を除けると、整理されて、よく見えてくるものです。
「今は生き残ること。
そうでなければ、その先のことなんて考えられないから。」
「1社でも多く生き残り、1人でも多く雇用が守られてほしい。」
そう・・・、
端的には、
ウチは「電気」を仕入れて
商売しているようなもんだからな。
/ヽ /ヽ
':' ゙''" `':,
ミ -ω- ;, ∧,,∧
:; . っ ,つ (・ω・`)
`:; ,;' o )
`( /'"`∪ ..しー-J
↑
↑
この社長さんのトコのような会社を救いたい、
という場合、
この場合において、
その一手段として 電気 が関係する場合、
関係する論点は何なのか?
必要な手段は何なのか?
電気代を、下げること。
それ以外の話にはなりえません。
少なくとも、東電管内では。
で…[電気代を、下げる]ということにおいて、
原発を、福一事故前のレヴェルに再稼働させる、
それで、電気代は安くなるのか?
といえば、答えはNo.
今まで通りの水準なだけ。
別に、安くはならない。
つまりコレは、
第一義的には、制度会計の問題。
(ここから、今回の内容)
取り敢えず、
現在の、
電力料金をめぐる論理(@東日本(主として、東電管内。東北電力も似ている?))をみてみましょう^^;
<東電>家庭向け10.28%値上げ…総合事業計画
毎日新聞 5月9日(水)2時31分配信
政府は9日、東京電力と原子力損害賠償支援機構が4月に共同申請した東電の「総合特別事業計画」を認定する。東電は計画認定を経て、週内にも家庭向け電気料金の7月値上げを枝野幸男経済産業相に申請するが、焦点の値上げ幅は平均10.28%となった。
東電が料金制度改正を伴う本格値上げに踏み切るのは、石油危機後の80年以来32年ぶり。値上げ後の1キロワット時当たりの家庭向け料金は平均2.40円上がり、25.74円になる。東電は今後10年間で3兆3650億円のコスト削減に取り組むが、福島第1原発事故や原発停止で財務基盤が急激に悪化、4月の企業向けに続き家庭向けの値上げは不可避と判断した。東電の次期社長に8日内定した広瀬直己常務(59)は記者会見で「値上げしないといけない理由、合理化努力の両方をしっかり説明し理解いただかなければならない」と述べた。
東電は、値上げによる家計への影響を抑えるため、新たな料金体系を導入する。電気使用量の少ない家庭の値上げ幅を10%以下に抑え、低所得世帯に配慮。夏の昼間(午後1~4時)を割高にする一方、夜間は安い料金にするプランを導入し、節電への協力を促す。
10.28%の値上げ幅は、経産省有識者会議の議論を踏まえ、電気料金への算入対象を絞り込み計算し直した。柏崎刈羽原発(新潟県)を13年4月から再稼働し、燃料費を圧縮することも前提とした。
参入対象の見直し結果は、企業向け料金にも適用される。現状で平均16.7%の値上げ幅は4月以降にさかのぼって16.39%に圧縮される。既に支払った分との差額は、今後の電気料金から差し引くなどして精算する。
家庭向け料金の値上げには枝野経産相の認可が必要。枝野経産相は「慎重に審査する」と述べており、値上げ幅は圧縮される可能性もある。また柏崎刈羽原発の再稼働が計画通り進まない場合、更なる値上げもあり得る。【宮島寛、小倉祥徳】
◇総合特別事業計画のポイント
・家庭向けの電気料金を7月から10.28%値上げ
・4月からの企業向け値上げ幅(16.7%)は16.39%に抑制
・家計負担を軽減する新たな料金メニューを用意
・柏崎刈羽原発を13年4月から再稼働
・21年度までの10年間で3兆3650億円超のコスト削減
・取締役の過半を社外人材とする委員会設置会社に移行
・会長、社長直属のスタッフ部門創設
・燃料・火力部門を12年度下期、小売り部門と送配電部門を13年4月めどに社内分社化
・国が原子力損害賠償支援機構を通じて1兆円の公的資本を6月の株主総会後に注入。議決権の50%超(潜在的には3分の2超)を確保し実質国有化
【関連記事】
<東電値上げ>松原消費者相「厳正に対処」
<東電値上げ>消費者庁が審査…家庭向け10%、妥当性検証
<家庭電気料>月70~100円値上げか 再生エネ買い取り
<東京電力>再生へ「改革本部」…会長直属、6月設置写真付き記事
最終更新:5月9日(水)3時45分
取り敢えず、
いままでの[値上げ]の論拠は、
◆福島第1原発事故
◆原発停止(柏崎刈羽が、稼働していたので…)
財務基盤が急激に悪化、
財務基盤健全化のために、
⇒4月の企業向けの値上げ
⇒家庭向けの値上げ
[原発の稼働と、電気代]という論点からすると、
「電力事情の悪化」という懸念事項は、東京電力管内においては、解消されている
その上で、
弘(2型)さんがご懸念の経済的事項に対して、
関連性をもった話としては、
柏崎刈羽原発(新潟県)を13年4月から再稼働し、燃料費を圧縮することも前提とした。
(また柏崎刈羽原発の再稼働が計画通り進まない場合、更なる値上げもあり得る。)
という、この部分です。
13年4月以降、です。
現況の、
公開されている論理 を整理すると、
こんなカンジ。
今回の[値上げ]:ぶっちゃけ…「福一、大事故っちゃったから値上げ」。
値上げ論拠
◆福島第1原発事故
◆原発停止(ついこの間までは、柏崎刈羽が、稼働していたので…)
財務基盤が急激に悪化、
≒ぶっちゃけ…「福一、大事故っちゃったから値上げ」。
福二もオシャカ。
ついこの間までは、残りの、柏崎刈羽、運転してたのョ。
それでも値上げ。
ぶっちゃけ…「福一、大事故っちゃったから値上げ」。
(休止してた火力発電所を再稼働した、その費用が嵩んだ、というのはあるものの・・・でも、あの休止火力再稼働は、
福一、福二、両方がオシャカになった以上、東電にとっては、必要だったワケで。
さしずめ、「東日本大震災による、強制 脱・原発化?」)
そして、
13年4月以降の話:
◆柏崎刈羽原発再稼働。
目的:
燃料費圧縮。
---------------------------------------------------------------------------------
↑
何? 燃料費圧縮のため だと?
なんのことはない。
問題の最奥部?本質部分? は、
こういうこと↓か?
【高値天然ガス調達の愚かさ】日経の記事に見る当たり前の話【足元を見られるバカ】
で…、
「『燃料費』圧縮のために、柏崎刈羽原発再稼働」とは言っても、
こんな↓状態が存在していたら、柏崎刈羽原発再稼働は、「傷口えぐってるだけw」 って話になってまうから要注意。
以前の私のセリフですが
世界一の高い電気代を利用者に押し被せることによって成り立ってきただけ。
一言で言えば、
「世界一の高い電気代」は既に、
原発破綻処理代金+電力会社が利益を得るための金額
という状態となって、ユーザーに押しかぶされてきたのではないか?
と・・・、
いったん、このへんで、筆を置こう、と思うも。
ニュース記事には、
意外なヘッドラインが入っているではないか!!
<家庭電気料>月70~100円値上げか 再生エネ買い取り
↑
・・・ひょっとすると、
今後の、
電気代値上げ の「真犯人」は、
再生エネ買い取り になるかもしれませんョ?
(現時点では、あくまで、「家庭用」と書いてあるだけなのですけどね)