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猛走峠のブログ一覧

2012年10月27日 イイね!

失敗100選の考察について&出典

この記事は、

閉塞低気圧の「疑似眼」のお話とギャンブラー論


■よく引合に出される羊蹄丸船長の判断がありますが

そもそものギャンブルの場が違います。

函館…出航できず偏る、制御不能船の存在、遅延客満載
青森…むしろ空

■但し、「台風」と「目」の関係は誰しも知っていても
「閉塞低気圧」と「疑似眼」の関係はその頃殆どの人が知りません。
例:18号の疑似眼


■但し、冬の天気は「閉塞低気圧」と「疑似眼」が出現する訳で
「台風」という常識を取っ払えたかどうか、と言う問題が
(情報そのものを疑え!!!)洞爺丸の場合は問われた訳です。

洞爺丸船長はその事をどうしても飲み込めなかった。


■羊蹄丸船長は、「台風」の知識が無かったから
冬の天気図の関係で、疑似眼を(感覚的に)呑みこんだ



■洞爺丸船長は競馬でいえば、
オッズ(進路常識)や、調教(データ)を重要視した為、
パドック(疑似眼の感じ)を、読み切れなかった訳です。

背負っているのは乗客の命、
本当はギャンブル(早期出航)に勝てた筈なのに起きた偶然
後から出る「タラレバ」論、

まさしく「ギャンブル」がそこにはありました
そのように感じています。

しかし実際のギャンブルは、
ギャンブルと言う場の中で行われるものでなく
根回しによってルールを作って、行うものなんです。
気付けば洞爺丸船長には、
「生き残る選択肢は殆どなく」て
羊蹄丸船長には、「生き残る選択肢」しかなかった。
この不平等性こそが、ギャンブルの本当の怖さ、
魅力や魔力でもあると言う事を
述べておきたいと思います。












失敗100選と言うサイトが参考になりますでしょうか?
ウィキの出典元と言ってもいいでしょうね




について書いています。





昨日付のワタシの記事の文言:
「後出しな私達素人までが、


あの海難審判などと同じことをやる必要は、皆目無いワケで。



調べ上げた内容の列挙から、

歴史の真実だ と思うことを書きゃ―イイ ワケで。


海難審判の結論と同じことを書く必要なんか――どこにもないワケです。」



「なぜか、結論部を思考するトコでは、

思考停止になって、

海難審判の結論を引用して結んでいたりするんです。







後だしなんだから、

歴史の真実 をキッチリと書けよ!!



と思うワケで。


これが、

私が、

納得ゆかない・不愉快なことだったんです。


何というか―――

「後だしなんだから――― わかってやれよ―――――」


という――――ね。

そういうカンジです。」



これは、ちょこばさんに向けられたものではありません。



念頭に置いているのは、




失敗100選
http://www.sydrose.com/case100/209/

です。




だって・・・、




【知識化】
いくら優れた人間でもその判断を超えるような自然現象が生じることもある。少しでも危ないと感じたら、安全側に決断すべきである。本例の場合、仮に船長がそう決断し乗客を乗船させなくても、洞爺丸は強風を避けるために、湾内で投錨仮泊し、結局は船長もろとも沈没しただろう。しかし、そう決断することで乗客の命は助かったはずである。






本例の場合、仮に船長がそう決断し乗客を乗船させなくても、

洞爺丸は強風を避けるために、湾内で投錨仮泊し、


結局は船長もろとも沈没した



だろう。









湾内で投錨仮泊




根拠は?




この、失敗100選のページ内には書いてないんです。

でも、突如、

「洞爺丸は強風を避けるために、湾内で投錨仮泊し、
結局は船長もろとも沈没しただろう」
などと、

不気味なことを書き出すワケですよ。


失敗100選のページだけをみると、「不気味なこと」なんですけど、
他の考察もみると、「すごく自然なこと」ではあるんです。

要するに、
失敗100選書いた人は、他の考察もみまくってます。




それで・・・、

「洞爺丸は強風を避けるために、湾内で投錨仮泊し、
結局は船長もろとも沈没しただろう」


ほれ。本音が出てる。






失敗100選書いた人は、他の考察を、さんざんみまくって、


「洞爺丸は強風を避けるために、湾内で投錨仮泊し、
結局は船長もろとも沈没しただろう」

という結論・心証に至ったのだけれども、





結局、

台風のせいにしている、

台風の読み違え と捉えたことにしている、

台風の読み違えをして、出港させた ということにしている、


=出港させずに、函館港内にいれば沈没は免れた ということにしている


つまり、海難審判などの判断に揃えている ということ。





それで・・・よくよく読むと、

この・・・100選を書いた人は、

「本例の場合、仮に船長がそう決断し乗客を乗船させなくても

などと、




乗客を乗船させない などと、



この事例においては、

おおよそ、

不自然極まりない条件設定をしているんです。






それって・・・あんた・・・↓この構図が、感覚でわかってんじゃないの???




パターン1:函館港内・桟橋(岸壁)でテケミ

予測される結果→係留索がぶっちぎれて、暴走事故が始まる(←ここまでは、ほぼ確実)
→結局、港外に出るハメになり、沈没した可能性大。





パターン2:函館港外・湾内(錨泊)でテケミ
史実→列車搭載船は全滅全没。洞爺丸もこれに含まれた。必ず沈没。





パターン3:青森行きを強行
停電がなく可動橋が上がっていたら無事に青森に到着していたであろうといわれている
(ウィキの記述にもある)





と、
そういう印象を受けざるを得なかったのです。



だから、
「なぜか、結論部を思考するトコでは、

思考停止になって、

海難審判の結論を引用して結んでいたりするんです」

などと書きました。






ま、
でも、失敗100選として単純化するには、
そうならざるをえない気はするんですけどね。





あと、

■ウィキの出典元は、

こんな↓カンジみたいです。重複を削って整理すると。

浅井栄資・巻島勉 『気象と海象』 天然社 1963年初版
日本の重大海難汽船洞爺丸遭難事件 国土交通省海難審判所
NHK社会部 『台風に備える』 日本放送出版協会 1972年
一色義子『デーン・リーパー』教会新報社、192-204ページ
http://db.eiren.org/contents/03000008310.html 映倫データベース『あゝ洞爺丸』
田中正吾『青函連絡船洞爺丸転覆の謎』 1998年7月、交通研究協会、ISBN 978-4425771028
上前淳一郎『洞爺丸はなぜ沈んだか』 1983年4月、文藝春秋、ISBN 978-4167248048



■失敗100選の出典元は、

【引用文献】畑村洋太郎編著、実際の設計研究会著:続々・実際の設計、日刊工業新聞社(1996)

とあるので、
ひょっとすると(いや…ひょっとすると、というより…たぶん…)、

「台風の読み違えをして、出港させた ということにしている、
=出港させずに、函館港内にいれば沈没は免れた ということにしている
つまり、海難審判などの判断に揃えている
「本例の場合、仮に船長がそう決断し乗客を乗船させなくても」などと、おおよそ、不自然極まりない条件設定をして、
それって・・・あんた・・・この構図が、感覚でわかってんじゃないの???

という・・・↑こういう状態なのは、畑村洋太郎さんなんではなかろうか???


(=失敗100選の筆者は、畑村氏の状況を引き写した
=おかしな部分まで、キッチリ踏襲している)

とも思ったりしている。


■はいじまさんの「二等桟敷席」
http://haijima-yuki.com/seikan/sajiki.htm
参考文献
「青函連絡船 栄光の航跡」 JR北海道
「鉄道連絡船100年の航跡」 古川達郎著
「青函連絡船」 坂本幸四郎著
「わが青春の青函連絡船」 坂本幸四郎著
「青函トンネル~夢と情熱の軌跡~」 黒沢典之著
「洞爺丸はなぜ沈んだか」 上前純一郎著
「青函連絡船洞爺丸転覆の謎」 田中正吾著
「暴風・台風びっくり小事典」 島田守家著
「不沈・タイタニック」 Daniel Allen Butler 著
(大地舜訳)
「関門とんねる物語」 田村喜子著
「プロジェクトX・挑戦者たち1 執念の逆転劇」 NHKプロジェクトX制作班





と、いうカンジのようです。






取り敢えず、

田中正吾『青函連絡船洞爺丸転覆の謎』 1998年7月、交通研究協会、ISBN 978-4425771028
上前淳一郎『洞爺丸はなぜ沈んだか』 1983年4月、文藝春秋、ISBN 978-4167248048

の影響は絶大、だと思われる。
Posted at 2012/10/27 04:55:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 欧亜車道は未開通。 | 日記

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