オールドインター

少しづつ遅れる様になっていた普段使っている時計（オメガ スピードマスター）が　とうとう実用にはならないほど、誤差が出る様になってしまいました。
先回メンテナンスしたのは確か7年ほど前ですので、そろそろオーバーホール要って事だと思います。今回メンテナンスに出せば、オーバーホールは4回目となり、メンテ代が既に本体価格を超えてしまう事になります。。。
今回はどこにメンテナンス出そう？、等と考え　なかなか行動に移せないので、書斎の引き出しから　祖父の形見である古いIWCを引っ張り出してみました。

祖父から引き継いだ時、一度オーバーホールに出したのですが、時々止まってしまう現象が起き、折角「修理したのに。。」とがっかりして机の引き出しにしまったままの時計でした。ところが何年も放置し、使い始めると全く問題なし。ちゃんと計測はしてないけど、日差-30秒ぐらい。

引き継いだ時、スイスのIWC本社に問い合わせたところによると「IWC Yacht Club」というモデルでReference 811A、1968年1月生産(工場出荷)との事(74年以降の物はRef.1811)。キャリバーはIWC内製の8541。ネットで調べるとペラトン式とかいう独自の自動巻き機構だそうです。
時計のデザインそのものは個人的にぱっとしないなぁ、なんて思いますが、筆記体で書かれている社名の部分はお気に入り。

製造されてから半世紀近い腕時計が　こうして毎日の実用に耐えうるというのも不思議な感じ。クルマだったら、なかなか そうもいきませんよね。

そう考えると、暫く使ってみようかと思い、イタリアンレザーのベルトを奢ってやりました。