
今回のブログの内容は
かなりレアなネタで
たまたま BMW F44だけの特殊な例かも
納車以来 結構悩ましい事象が解決しました
A:最初に車の電源の話です
M235ixは車体はF44ですがNAVIやECUはGシリーズの初期版です
その為か IG電源が有りません、一般に車の電源は
①常時電源(バッテリー直結電源)
②AC電源(アクセサリー電源)
③IG電源(エンジン連動ON/OFF電源)
等が通常ありますが M235ix には③IG電源が無く、それもドアアンロックするだけで車全体にAC電源+12Vが流れます、スリープモード中にドアを開けるだけでも+12Vが流れます
当然ACCアダプターにも常時電源並みに+12Vが流れています、ヒューズも①常時電源か②AC電源で ③IG電源のヒューズは有りません
※G20やG29 古くは F30,F31,F32などには IG電源は有るようです
B: ③IG電源が無いと何に困るか
通常 ドラレコやレーダー探知機はどの電源に接続されているのでしょう、予想では②AC電源を利用されていると思います?
AC電源を使用すると M235ixの場合はドアロックをした場合でもスリープモード(約6分間)なるまで作動したままです、
(駐車モードなどの場合は常時電源を使用されると思いますが)
・スリープモードに入るまでの時間のチェック
C:M235ixで実際に困る状況は
①ドラレコ、レーダー探知機にドアを開けるたびにスリープするまで6分間作動を続けるのは我慢
②ブースト、RPM、速度、水温・・・等々が表示可能なメーターが エンジン停止でCAN信号が無くなり AC電源だけになるとエラーメッセージが繰り返されます
近年のメーターはCANが無くなると電源もOFFになる機種も有るようですが 12年前 製造の手持ちのメーターにその機能が有りません
・CANが無くなった時のエラー画像
D:エンジン連動電源の調査、検討、製作、車載
エンジン連動のIG電源を利用する方法は無いかと徘徊していたら みんカラのお友達のブログなどを拝見して「これは使える」と思い 電子回路の匠「
かれんこパパ」さんに相談しました
快く賛同頂きプチオフ連続2回、現車の調査し翌日作品完成、テスト1発成功しました
・前日 DATAのチェック
・翌日 作品の完成で納品いただきました
・「 RPM ACC Relay Rev.1.1 」現場での動作確認も完璧です ( IG電源支援システム)

・概念図(かれんこパパさんblogより)
※追記1
・M235ix 実車で仮設で動作確認のLEDランプの試運転は問題なし
・M235ix の電源制御回路に追加組み込み動作確認を
??動かない??と思ったら DIYで小型加工済み差込みOBDⅡ端子のピンが無い
急遽 在庫の端子を加工し直し 無事正常動作しました
・ RAR IG電源支援システムの搭載後のマルチメーターの画面
・という訳で エラーも無くなり エンジン連動の電源ですっきり マルチメーターも ON/OFF 出来るようになりました、6分間バッテリーの省エネになり快適になりました、IG電源のある方には無用なカスタマイズですが(^^;
◆ 動作テスト
※追記2
今回製作して頂いた 「かれんこパパ」さんのblog
こちらに 技術的解説が有ります
※追記3
アイドリングストップを積極的に使われている方には エンジン停止中は当然 RARも停止しますので注意が必要です
かれんこパパさん レアな機能にも対応頂き大変感謝しています、有難う御座いました
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M235ix | クルマ
Posted at
2022/04/26 10:53:41