CVTオイル交換 156000km
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いきさつはブログの方に書いておきましたが、そんなこんなでCVTオイルを交換することになりました。ディーラーではこの作業を非常に渋って、なかなかやってくれないので、お友達のショップでお願いしてやってもらいました。
ただ、サービスマニュアルにはちゃんと交換手順が明記されているので、メーカー自体が想定しない作業ではないようです。
まず最初はリフトアップして、ドレンボルトからオイルを抜きます。全量で8リットルとなっていますが、トルコンの方にけっこうたくさんたまっているので、6割ぐらい抜けたらいいほうですよ、とのことでした。でも、あとでオイルパンを外して抜いた結果、最終的に6リットルのオイルが入ったので、結構よく抜けたほうだと思います。
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抜けたオイルはこんな色。まるでエンジンオイルです。エンジンオイルはカーボンが入るからこういう色になって当たり前ですが、これはいったい何の色なのでしょう?後から入れた新油は薄い緑色だったのですが、このオイルはベースが赤だったのではないか?という感じです。
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オイルパンも外します。この車は、オイルパンをはぐるのに他の部品をほとんど外す必要がないので、そこは美点です。オイルパンは大量のM6ネジで締まっていました。数えるの忘れたけど、20本近いのではないでしょうか?こんなにたくさんのネジで止めるのはよほど漏れに気を遣っているのかな?という気がしました。ベンツなんかは6本しかないんですよ、とのことで、交換前提のクルマと無交換前提のクルマとの違いかな?という話も出ていました。
また、セレナは車体のメンバーよりミッションのオイルパンが低い位置まで飛び出しているので、底を打った場合、ちょっとヤバいね、という話も出ました。実際、自分のクルマもオイルパンも端を何かで打って、フチが曲がっていました。
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外したオイルパンの中です。磁石が2コ入っていますが、やはりそれなりに鉄粉を吸いつけていました。ただ、「初めての交換だとしたら、こんなもんじゃないと思いますよ。これは一度交換してるかも。」とのことで、この汚れ具合はそんなにひどい方ではないらしいです。
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交換したストレーナーです。これは新品は全くの銀色の部品なのですが、汚れて真っ黒になっています。また、金網の部分には、よく見ると金属粉が少しついています。構造を見ると、やっぱりこれはクリーニングじゃなくて交換すべきだな、と思いました。
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新品のストレーナーを組み、オイルパンを取り付けます。この部分がきれいにクリーニングされることで、ちょっとでも不具合の発生を抑えられれば、と神様にお願いしたくなるような気持ち。(笑)
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オイル注入口は、意外にもすごく手前のわかりやすい位置にありました。自分で探したときは、近すぎてわからず、もっと奥の方ばかり見ていました。ここから最初に4リッター注入しましたが、ゲージに届かないので、そのあと1.5リッターほど追加。冷間時のロワレベルまで入れて、そのあとはエンジンを掛けながら少しずつ足して、レベルを確認していきます。油温50~80度の状態で、ゲージの温間時のマークのロワレベルより少し上に来るぐらいまで入れ、テスト走行後にさらに調整して、完成です。
クルマの状態をコンピューターから読み出して、油温その他のデータを調べながらの作業でしたが、その中でオイルの劣化カウンターみたいなデータもあるのだそうで、CVTオイルを交換したとき、それをリセットしなければならないとも言われました。その際、現在の劣化カウンターの数値を見ると、一度リセットされているので、この車やっぱり一度CVTオイル交換されてますね、とも言われました。
ディーラーは、そのことをわかっていながら「交換しましたか?」と尋ねていたのだと考えると、ちょっと意地悪、あるいは交換を避けようとする意図があったのかもしれないな、とちょっと思いました。
たまたま元日産ディーラーの整備士の方が遊びに(!)来られたおかげで、微に入り細に入りアドバイスをいただきながらの作業になったため、安心して整備していただくことができました。ラッキー!
交換の結果は、ブログの方に書いておきました。
新しく入れたオイルのNS-2は添加剤の入ったタイプで、消泡材なども入れる必要がないとのことでした。今のところ、この整備は大成功のようです。
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