喜喜のブログ一覧

又偉大なミュージシャンがこの世を去ってしまいました。



今日入った訃報はJAZZ　ピアニストのハンクジョーンズです。

９０歳をゆうに超えた現在でも世界各国で演奏し続け、
CDをリリースしまくっておりました。

今年の２月にもブルーノートで公演をしたようですが、
僕は都合がつかず行けなかった事が心残りでなりません。



彼を初めて聴いたのは（彼と意識して）
２年ほど前の友人のお宅でです。

画像のCDを3WAYホーン+SWというシステムで
聴かせていただき、
以来FUNになりました。

昨年のブルーノート公演にはその友人達と
ステージ直下でかぶり付いておりました。

なのでハンクの事は１回の公演と２枚のCD分しか分かりませんが、
それでも彼がいかに偉大なミュージシャンであるかは
良く分かっているつもりです。

公演を観て感じた事は、
とにかく品格のある美しいステージだったという事でしょうか。

孫ほど違うドラマーとベーシストを従え、
３人ともブラックスーツで望むステージは、
まるで剣道の試合前のような凛とした
緊張感に包まれておりました。

ただ、演奏が始まるやその緊張は
緩やかなSWINGのグルーブへと変り、
時折見せるユーモアで観衆を弾き付けて行きます。

共演者の能力を最大限に引き出しつつ、
品格のあるステージを創って行く・・・・

その見事な振る舞いに感動した事は
今でも頭に鮮明に焼きついています。

「JAZZとは僕の生き方なのだ」

と言わんばかりの立ち振る舞いは
キット忘れる事は無いでしょう！

さようなら　ハンクジョーンズ！
そしてありがとう！